今日の練習も、良い発見が見られた。
年が明けて、とある選手のディフェンス力が格段に上がっている。
やっていて楽しかったし、俺ももっと上手くなりたいと思えた。
これまで、カバーの意識が高くてすごいなと思うことはあれど、1線のディフェンスで小学生から圧を感じたことはない。
なんというか、プレーで対話ができることに幸せを感じている。
あんなに小さかった子が大きくなって、上手くなって、立ち向かってくれることに。
夏合宿で、彼女が言ってくれたことは、いつまでも忘れられないだろう。
「全国でも優秀な選手になること」
年明けのミーティングでも、中高で頑張る、もっと自主練をすると、先を見据えていた。
そして春、私が描いた世界にも近づいていると思う。
「この1年で、私より上手くなること」
この地域で見れば上手くても、広く目を向ければ無力で、所詮試合にも出られなかったのが私という存在。
だから、はやいうちに越えてほしい想いはあった。
それでも、これまで越えたなと思ったことは一度もない。
今日という日が初めてである。
彼女は、やはりかっこいい選手なのだ。
これからはスピードも使って、本気の戦いをしていきたい。