年末年始、卒論の最終確認やらもあるが、基本的に暇な毎日。
これといってやることもなく、過去のミニバスの試合を見たりもしている。
何度も見たい試合はやっぱりあるし、練習試合でも見返したりする。
ミニバスの活動は、年内最後が12月21日、年明け1発目は8日から。
休みとしては多い方だと思う。
練習試合で繋がりのあるチームは、12月30日まで活動しており、スケジュールが高校生並である。
週5.6日で活動もしていて、やっぱりそういうチームは強い。
じゃあ週3.4日の活動、年末年始も休みがしっかりあるこのチームで上手くならないかといえば、そんなことはないと思う。
「自分で練習ができる」という前提があって、1日でも多くボールを持って外に出るのなら、チームの活動がそれほど多くなかったとしても上手くなれる。
現高1の女子なんかはまさにそれ。
誰よりも兄のプレーを見ていたし、練習もしていた。
ミニバス時代の積み重ねが、全中出場や3×3の全国大会出場という夢のような舞台に立たせてくれたことに間違いはない。
まさに、1日でも多くボールを持って練習したから、この小さな世界から大きな舞台へと羽ばたくことができたのだ。
彼女のような存在を、このチームの後輩たちも鏡にしてほしい。
確かに、夢を掴むまでの道のりは遠く感じるだろう。
たった1日ボールを持って外に出ることだけで上手くはならない。
何百日と自分の背中を押して、きついことも受け入れて取り組まなければ、夢は叶わないだろう。
その厳しさがわからない人は、きっといないと思う。
それでもやる人には、自分を信じる力がある、ただそれだけ。
自分はやりきる、自分ならやれる
それがある子は、指導者の想像を越えるプレーを見せてくれる。
だから、自分に矢印を向けられる子であってほしい。
うまくなって、大成したいという夢が少しでもあるなら、自主練をするという行動に移るようになるような子に。
環境を選ぶ力も必要で、自分の目標に対してここでは達成できないと判断するなら、移籍という手段だってある。
バスケをするのにサポートしてくれる保護者がいるのなら、大切なのはどんな場所で練習するか、どれだけチームで活動しているかよりその子にどんな志があるかだ。