カラフル・クリーム Disraeli Gears
【歌・演奏】
クリーム/Cream
【リリース】
1967年11月2日
【録音】
1967年5月11日~5月15日 アトランティック・スタジオ(アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市)
【プロデューサー】
フェリックス・パパラルディ/Felix Pappalardi
【エンジニア】
トム・ダウド/Tom Dowd
【レーベル】
リアクション・レコード/Reaction Records (UK)
アトコ・レコード/Atco Records (US)
【収録曲】(☆シングル=①②)
side:A
☆① ストレンジ・ブリュー 2:46
Strange Brew(Eric Clapton, Felix Pappalardi, Gail Collins)
*1967年シングル・チャート UK17位
☆② サンシャイン・ラヴ 4:10
Sunshine of Your Love(Jack Bruce, Pete Brown, Eric Clapton)
*1968年シングル・チャート UK25位 US6位 カナダ3位
③ 苦しみの世界 3:03
World of Pain(Eric Clapton, Felix Pappalardi, Gail Collins)
④ 夜通し踊ろう 3:34
Dance the Night Away(Jack Bruce, Pete Brown)
⑤ ブルー・コンディション 3:29
Blue Condition(Ginger Baker)
side:B
⑥ 英雄ユリシーズ 2:46
Tales of Brave Ulysses(Eric Clapton, Martin Sharp)
⑦ スーラバー 2:32
SWLABR(Jack Bruce, Pete Brown)
⑧ 間違いそうだ 3:26
We're Going Wrong(Jack Bruce)
⑨ アウトサイド・ウーマン・ブルース 2:24
Outside Woman Blues(Blind Joe Reynolds)
⑩ テイク・イット・バック 3:05
Take It Back(Jack Bruce, Pete Brown)
⑪ マザーズ・ラメント 1:47
Mother's Lament(Traditional)
【録音メンバー】
☆クリーム
エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, 12st-guitar④, vovals①②③④⑨⑪)
ジャック・ブルース/Jack Bruce(bass①~⑩, piano⑤⑪, harmonica⑩, vocals②③④⑥⑦⑧⑩⑪)
ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums①~⑩, percussions①~⑩, vocals⑤⑪)
【チャート】
1968年週間アルバム・チャート イギリス5位 アメリカ(ビルボード)4位
オーストラリア1位 フィンランド1位 フランス2位 カナダ10位 ノルウェイ16位
1968年年間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)3位
【メ モ】
クリームのセカンド・アルバム。
ブルースをルーツとするクリームの音楽性は、この作品ではブルースを基盤としつつもサイケデリックな方向へシフトされている。
アルバム・タイトルは、競技用自転車についてクラプトンとベイカーが話していた時、ローディーのミック・ターナーが「ディレイラー・ギア」(変速機)を「ディズレーリ(19世紀のイギリスの首相ベンジャミン・ディズレーリ)・ギア」と言い間違えたことによる。これをふたりが面白って、アルバムのタイトルに採用した。
レコーディングは1967年5月にニューヨークで行われた。バンドは「Music in the 5th Dimension」での公演を終えてスタジオ入りし、3日半で録音を終えたが、バンドのビザは録音最終日が期限だったという。
①「ストレンジ・ブリュー」、③「苦しみの世界」で作者のひとりにクレジットされているゲイル・コリンズは、本作のプロデューサーであるフェリックス・パパラルディの妻。
サイケデリック調のアルバム・ジャケットはマーティン・シャープによる。彼はオーストラリア人の芸術家で、クラプトンが住んでいたロンドンのチェルシー地区の「ザ・フェアサントリー」の住人でもあった。シャープは、クリームの次作「クリームの素晴らしき世界」のジャケットも担当しているほか、⑥「英雄ユリシーズ」では歌詞も提供している。
アルバム用の写真は、ビートルズの写真で有名なボブ・ウィテカーが撮影した。
このアルバムはRIAA認定のゴールド・アルバムを獲得。1999年にはグラミーの殿堂入りした。またローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」2003年版で第114位にランクされている。
フレッシュ・クリーム Fresh Cream
【歌・演奏】
クリーム/Cream
【リリース】
1966年12月9日
【録音】
1966年7月~10月
イングランド ロンドン ライリック・スタジオ
イングランド ロンドン ライミューズ・スタジオ
【プロデューサー】
ロバート・スティグウッド/Robert Stigwood
【エンジニア】
ジョン・ティムパーリー/John Timperley
【レーベル】
リアクション・レコード/Reaction Records (UK)
アトコ・レコード/Atco Records (US)
【収録曲】(☆シングル=⑤)
side:A
① N.S.U. 2:43
N.S.U.(Jack Bruce)
② スリーピー・タイム 4:20
Sleepy Time(Jack Bruce, Janet Godfrey)
③ ドリーミング 1:58
Dreaming(Jack Bruce)
④ スウィート・ワイン 3:17
Sweet Wine(Ginger Baker, Janet Godfrey)
☆⑤ スプーンフル 6:30
Spoonful(Willie Dixon)
*1967年リリース
side:B
⑥ 猫とリス 3:03
Cat's Squirerel(Doctor Ross)
⑦ フォー・アンティル・レイト 2:07
Four Until Late(Robert Johnson)
⑧ ローリン・アンド・タンブリン 4:42
Rollin' and Tumblin'(Hambone Willie Newbern)
⑨ アイム・ソー・グラッド 3:57
I'm So Glad(Skip James)
⑩ いやな奴 5:11
Toad(Ginger Baker)
【録音メンバー】
☆クリーム
エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, vovals)
ジャック・ブルース/Jack Bruce(bass, harmonica, piano, vocals)
ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums, percussions, vocals)
【チャート】
1967年週間アルバム・チャート イギリス6位 アメリカ(ビルボード)39位
フィンランド4位 オーストラリア10位 フランス20位
1967年年間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)32位
【メ モ】
クリームのファースト・アルバム。
この作品が「のちのヘヴィ・メタル・ロックとジャム・ロックの誕生に大きく影響している」と評価する向きもある。
1966年12月9日、アルバムのステレオ・ヴァージョン、同モノラル・ヴァージョン、そしてシングル「アイ・フィール・フリー」(アメリカ盤に収録)が同時にリリースされた。1967年1月にはアメリカ盤がリリースされている。
このアルバムは、ローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」2012年版の第102位にランクされている。