再び都心のマンションです
引っ越しから一週間が経過
先週、 車が我が家に来て
生活が一気に便利になりました~
家の中の片づけも大方終わりました
かなり思い切った断捨離も決行しました
3回の引っ越しで
ずっと思いきれずに運び続けたものに
着物があります
着物好きだった母は私の嫁入り支度に
和ダンスを埋めるだけの着物を用意してくれました
訪問着、 紬、 小紋、 無地、 道行、
娘の時の振袖、 喪服…などなど。
北海道にいた頃は家が広かったので
晴天が続く時期には空き部屋で虫干しもしました
が、 ここ何年も着物を拡げることが出来ず
湿気除けと虫除けだけはまめに交換して
何とかしのいできましたが・・・
それらの着物はしつけもついたまま
一度も袖を通すことなく30年余りを
タンスの中で眠らされていたわけで・・・
そもそも一人で着物を着ることもできない
情けない日本人の私
私が死んだ後、 これらの着物はどうなるんだろう
持ち主さえ袖を通さないできたものを
子供たちが使うとは思えない
妹も同様にたくさんの着物を持っていました
彼女はマンションを購入した時に
思い切りよく着物は売ってしまいました
文字通り二束三文だったそうですが
着ないと分かっているものに
貴重なスペースを割くことができないのが
都心に住む多くの人たちの現実
その時の母の落胆は大きくて
とても私まで着物を処分はできませんでした
母が亡くなって3年
私の残存生命を考えると
どうしても縮小を考えざるを得ません
正直言って こういう『お宝』は重荷になります
でも二束三文は あんまりだろう。。。
ということで主だった着物と帯は
フランス・アメリカ・カナダの友達に差し上げることにしました
送料が半端じゃないだろうけど
日本の美しい文化を喜ぶ人たちがいるなら
二束三文よりはましだろうと思ってのこと。
彼女達ならバスローブにしたり
生地としてテーブルセンターにしたり
たっぷりと豊富で重厚な絹を楽しむことでしょう
柄がパッチワークに向きそうな着物3点と
一本の帯締めだけを手元に残すことにしました
こんなところで使っています
あは・・・
相変わらず地震に備えております
紐が長いので
結び目を解けば、 外さなくても
中の食器を出すことができます
普通のリボンなどとは比較にならないほど
耐久性がありそうですよ(笑)
過去の思い出に縛られると
断捨離はできない
けど過去に現在を支配されたくはないし
自分にとって何が大切で
何を最優先するかというプライオリティを
しっかり見据えて
これからは出来るだけシンプルに生きたいものです