引っ越しの自分で運ぶ分が終わりました
北海道東部にある小さな町・弟子屈(てしかが)
そこに住む友人のもとに行ってきました
人口 9000人足らずの小さな町には
美しい湖が二つあります
その一つが この屈斜路湖
もう一つは今回は行けなかった摩周湖
その町の酪農家に嫁いだのがちょうど30年前です
当時 ニュージーランド酪農公社で秘書兼通訳をしていました
英語は分かるのだけど、 酪農事情が分からない
ならば酪農家に聞くのが一番
そうして出会った人のお嫁さんになったのです
その町の牧場に東京の娘が嫁ぐと言うのは
マスコミの関心を引き
NHK始め複数の新聞社の取材があり
鳴り物入りで嫁いだ私は
もうその時点で農家の嫁の異端児となりました
私より数年遅れて
語学が堪能でピアニストの彼女も
同じ町の反対側に引っ越してきました
彼女はご両親のお仕事をアシストしています
海外で学生時代を過ごしたという共通点があり
ほどなく私たちは知り合いました
彼女もまた 異端児の扱いを受けることに…
同じ町にいた頃は
人口こそ少ないものの広大な町のあっちとこっち
しかも私は生き物相手の年中無休
滅多に会う事はありませんでした
彼女は私がパリで始めたブログから見ていてくれて
ずっと私の夢を応援してくれていました
今回 引っ越さなければならない事態になり
すぐに救いの手を差し伸べてくれたのは彼女でした
荷物の置き場に困っているのなら
うちを使って下さい…と。
私を励まそうと
いつもの年より早く飾ったと言うクリスマスツリー
別の友人が貸してくれた大きなゲージ
マイロもディディエも暖かい場所で泊まれます
何が食べたい?
彼女のブログで見ていたビーフシチューをお願いしますと
図々しくもリクエスト
夕食です
どれも と・て・も 美味しくて
こんなに食べられないよ~と言いつつ
ペロッと平らげてしまいました
夕食の後は
源泉かけ流しの温泉に…
久しぶりにぐっすりと眠りました
贅沢な朝食のあと
彼女のミニコンサート
私は世界中のどんな有名なピアニストよりも
彼女の弾く Amazing Grace が一番好きです
そう
彼女とはこのブログのブックマークでリンクしている
『Amazing Grace 北の大地の田舎暮らし』の家主さんです
彼女の Mother と スタッフのみなさんの温かいおもてなしと
世界一の Amazing Grace に思わず号泣…
これは彼女のおうちから見える風景
アトサヌプリ(硫黄山)という山です
生まれも育ちも東京だけど
この町こそ ふるさとそのものだと
改めて実感してきました