Keep on smiling ... 明日も笑顔で

波乱万丈の歳月を経て
尚、落ち着けないシニアの日々

子供の学び

2021-02-12 05:06:21 | Ma Famille (家族)

Aloha~!

夜明け前の東京です

今日も晴れる予報

 

体調は

朝夕 ひとしきり咳き込みます

肺の痛さは改善しています

まだまだかな・・・

緊急事態宣言が明けるまでには

私も復帰したいです

 

娘とのワンコ散歩

うまうまタイム

 

 

 

      

 

私の実家は木工業を営んでいました

漆塗りの高級注文家具から

手品の道具まで

一般的には買えないものを

何でも作っていました

 

小学生の頃

毎年 作っていたのが救急箱でした

 

納期までの日数が少なく

それだけを作っていたわけではないので

猫の手も・・・いや、

子供の手も借りたい状態

 

 

そこで父からの提案

 

救急箱の蓋に紙やすりをかけて

ツルツルにしたら一個 5円

本体なら 10円

 

当時の子供事情として

20円を握りしめて駄菓子屋に行けば

友達の分のオヤツも買える時代

 

受けましたよ!

 

学校から帰るとチャッチャと宿題を済ませ

友達とは遊ばず

夕食までの時間、仕事に取り組む

 

そうして

働けば豊かになるというルールを

学んだ子供時代

 

 

年月が過ぎ

自分が親になり子育てしたのは牧場

四半世紀以上前の話です

 

当時の我が町の農家事情として

子供は家業を手伝うのは当たりまえ

3年生にもなると

そこそこ一人前に牛の世話ができるようになります

 

 

父: 働けば報酬

元夫: 家業は手伝って当然、無報酬

 

子供たちのモチベーションなど

ある筈もない・・・

 

叱りつけながら子供をこき使う元夫に対し

仕事は親の責任だと思う私

パワハラ夫だったから

逆らうと大変な目にあったので

酪農業の傍ら

英語の私塾をやっていた私は

そこからの収益を

こっそりと

子供たちに還元していました

実際 副業をするうえで

子供たちのヘルプは助かったので・・・

 

 

時を経て

子供たちが高校生になって

授業の一環の就業体験を経て

外でのバイトをするようになった時

初めて

外での子供たちの評価を知りました

 

うちの子供たちに限らず

当時の我が街では

農家の子供たちは重宝がられていました

 

どんなキツイ仕事も

途中で投げ出さずやり遂げるし

仕事の要領が良いということで。

 

 

そうでしょうとも!

年中無休で大きな動物を相手にする仕事を思うと

どんな仕事も楽に感じるし

報酬まで頂けるのですから。

 

 

今どきの最新設備の牧場なら

身体はきつくないでしょうが

その設備には億単位のお金が動くわけで

 

次世代にまで負債を負わせることはしない

進路(後継者)を親が決めることはしない

そこだけは

夫婦で同じ考え方だったので

設備投資をしない分

手作業が多かったのです。

 

 

元夫がそこまで考えて

子供たちを使っていたとは思えないけど

結果として

多くの事を子供たちは学びました

 

 

実家の話に戻って

 

父の考え方として

 

家業の手伝いは 報酬あり

家事の手伝いは 報酬なし

 

私に任されていたのは

鰹節を削る作業でした

これです

 

木工業だから

定期的に研がれた刃物は切れ味も良く

何度 指まで削って泣いたことか・・・

 

傷絆創膏など無い時代

包帯を巻いてもらって

それでもお役御免にはならず

 

痛い思いをしたくなかったら

慎重に集中してやりなさい…と。

 

ちなみに

今の我が家もお出汁は

鰹節を削るところから始まります

 

当時の私の年齢になった孫に

これを任せる胆力が

私にはありません

 

両親は

やはり只者ではなかった・・・(尊敬)

 

 

子供と仕事

 

子供の本分は勉強だから

そこに集中させる

 

学びの一環として

手伝いをさせる

 

働く=報酬の社会勉強

 

 

それぞれのご家庭の事情と考え方次第ですね

 

 

ご訪問 ありがとうございました

今日も健やかに過ごせますように・・・

 

A hui hou...