娘が宿泊療養施設に移って3日目
宿泊療養施設には
医療者が常駐しているので
それが安心材料となって
初日は寝不足を取り戻すかのように
ぐっすりと眠りました
娘も感染から4日目からは
家族への感染の不安から解放されたこともあり
ラインを送ってくるだけ回復傾向に向かいました
感染や死の恐怖から解放された私を
次に襲ってきたのは
何とも言えない虚無感でした
危機的状況にあっては
それまでの価値観が
根本から崩れる感じで
誰が何を言ってきても
殆ど何も感じられなかったのですが
一度 安心に転ずると
人って勝手なもので
(私だけかも知れないけど)
聞き流していた言葉が刺さり始めて
それは実は
安堵と共にやってきた気の緩みであり
疲れであり焦燥感が
私のうちに膨れ上がってきたからに違いなく
相手の何気ない一言に
激しく動揺し落ち込みました
自分のそういった負の気持ちの矛先が
娘に向くことだけは避けたくて
遊びに来た娘の友達に
心の中で
もう二度と来るなよ!って
毒づいてみたり・・・
友達だって悪気は全くなく
普段なら陽気な賑やかな人たちなだけなのに。
まぁ 酷い精神状態になりました
自分って
こんなに嫌な性格だったか?って思っては
また落ち込んでイライラし・・・
昨日の私なら
某国のプーさんの所へ飛んで行って
オマエ、いい加減にしろよ!って
首を絞めかねない程でした
それをしなかったのは
私が濃厚接触者で行動制限の元に居るからに過ぎず・・・
家族の一人が感染すると
残りの家族の日常が奪われます
仕事がリモートで出来る家族はともかく
孫は学校に行くことが出来ず
オンライン授業は黒板が遠すぎて見えず
私も人のいない時間帯に限っての
ワンコ散歩・・・
そしたら
マスクをしていても
良い香りがしてきて
見上げたら梅の花が咲いていました
こんな時でも
季節は廻る・・・
学校へ行けない孫の
家庭教師はディディエさん・・・
孫が赤ちゃんの頃からの仲良し
癒される光景でした