Keep on smiling ... 明日も笑顔で

波乱万丈の歳月を経て
尚、落ち着けないシニアの日々

フランスへ…

2012-01-19 17:05:23 | 旅行

寒いです…

明日の予報は

まとまった降水量が欲しいところです

 

母が亡くなったらパリへ行こう…

何年も前からそう決めていました

そうでもしないと立ち直れないのでは…と思っていました

その事は母も知っていました

 

3月の末に母が亡くなり 

四十九日やら片づけやらを済ませて

数カ月ぶりに戻った嫁ぎ先で

私は居場所を失ってしまい二度目の離婚

結果として自分の家を出ることになり

長年の夢で

全財産を投じて建てた

仕事場兼自宅のアトリエから離れ…

ホントのところ

母の死を悼み、引きずる事さえできないほど

心身ともに混沌とした月日でした

 

さぁ この後どうやって生きていこう…

まだ引退するのは早すぎるのです

今から身体が続く限りが

最後のチャンスだと思うのです

食べていけるだけの仕事をして

細々と生きていくのも人生だけど

本当にやりたかった事に賭けてみるなら

もう残された時間は短い

 

父なら、 母なら何と言っただろう…

自分らしく生きろ

きっとそれを望んでいると思う

それは子供たちの望みでもあるのです

東京ー旭川を数往復し

最後の3カ月を一緒に暮らした娘は

早い時期から無理が多すぎる再婚だと言っていた

それだけに今一つ元気になりきれない母親を

ずっと心配しているようだ…

もう一度パリに行っておいでよ

この数カ月 娘夫婦からはそう言われていました

 

その大好きなパリにさえ心は動かなかったのだけど

 夢の結実であるアトリエから

一度完全に心を離さない限り次へは進めない

今は… 当分は、 あそこには住めないのだから…

 

大きな一歩を踏み出すことにしました

重い腰を上げて動き始めました

母がわたしたちに それぞれ

残してくれたものがあるのです

私にはパリに行くための資金

 

2007年

私はホテルリッツの製菓学校に留学しました

全てのコースを終えて

ボランジェリー(製パン)のクラスも

受講しようと思っていたのですが

パティシエの資格試験の週と

ボランジェリーの前半が被っていました

そのためにヴィエノワズリーという

デニッシュとかクロワッサンとかの

いわゆる上級クラスだけの受講となりました

本当に私が作りたいシンプルなパンを

習うには あと一週間の受講が必要なのです

   

 

問い合わせをしてみました

運よく次のボランジェリーには空席が残っていると…

今日 届いた入学許可の書類

   

動くためには

諸条件が揃わないと動けない

私が一番心配するのはマイロたちの事

それも子育て中で

仕事をしていない娘が面倒を見てくれると言う

すぐ近くのマンションにして良かった…

 

以前お世話になったモンマルトルの下宿屋さん

オーナーのフランソワーズにも連絡

フランス語でメール書くのに四苦八苦…

彼女からも 喜んで~の返信

   

 

航空券の手配に行きました

私が譲れないこだわり

その1

海外旅行であれば絶対に通路側

こう見えて気の小さな私は

トイレなどの度に

『済みません… Excuse me... Excusez-moi...』

が 出来ないのです…

マイペースにやりたいのです

その2

大幅な差がないのなら

是非ともエールフランスで…

エアフラは座席間のピッチが広い気がする

それに機内で自由にさせてくれる

っていうかフライトアテンダントさんたちも

かなり寛いでいる

さすがはフランスだ

(働かない国民との悪口もあるが…)

しかも機内食が美味しいと思う 

その上 機内からフランス気分になれる

   

                       懐かしいモンマルトルの丘

 

その二つの我儘が通るのなら

日にちや時間は問いません…

ということで

2月9日 成田発

3月7日 帰国

4週間の短期留学となります

   

 

う~~~ん、

この旅費を使わなければ

数か月の生活費になるんだけど…的な

セコイ考えもあり

今のぷータロー生活で

こんな贅沢をしても良いのかと後ろめたい…

   

けど

何に使ったのか分からないまま

折角の母の遺志が消えてしまうのは

何としても避けたい

元気になって帰国したら

何とかなるさ

何とかしなくっちゃ

Que sera, sera...

   

あと3週間でパリだ~

行くとなるとやはり嬉しい

パリのは何人か仲良しもいるし

シェフたちにも会えるな~

自分を取り戻してきます   

    シェフ ディディエ

そうです

ディディエの名はこの人にちなんだものです

顔が似ているのですよ(笑)

   

前回は4月から11月末までに

+7kg

今回は気をつけよう… 

イケメンギャルソンと甘いガトーに

… なんて言っている場合じゃない

フランス語、 フランス語…

 

 



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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (湖の麓より)
2012-01-19 19:48:07
良かったです

心からそう思います

きっと天国のご両親もそう思っているに違いありません

パリで楽しんできてください

いっぱい学んできてください

本当に嬉しいニュースでよかったです
返信する
Unknown (くりくり2)
2012-01-19 21:56:25
ず~っとフランスに住んじゃうのかと思って
嬉しい半面寂しいなぁ・・・と
読み進めていたら
短期留学だった!!わ~~~い!!
何だか とっても嬉しいよぉ~~~
マドレーヌさんの思いは思いつきじゃないし
帰って来てからの未来に眩しい光が見えます。
「ディディエちゃん」の名前の由来も聞きたかったんです。(顔似てる・・・)
なんてタイミングがいいんでしょう!
若人じゃない(?)私達の年齢であたらしい事に挑戦するって、簡単なことじゃないけど。。。
今までの辛い経験はそのまま忘れず取っておいて次に繋げるエネルギーにしてほしいです。
ご両親は娘を誇らしげに見ている気がします。
娘さんも優しい~そんなお子さんを育てたマドレーヌさん 凄いです!
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Bon voyage! (ゆら)
2012-01-19 21:56:47
Bon courage chere amie!
Je t'embrasse!
xxx
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ありがとう… (湖の麓さま)
2012-01-19 22:37:12
パリに長く住んでいた湖さんのお勧めの場所を教えてください。
私もけっこうウロウロしましたが、近寄りにくい場所もあったので…
何か買ってきてほしいものがあればお知らせください。
コリシモで送りますよ~
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夢は叶えるもの… (くりくり2さま)
2012-01-19 22:46:57
やはり心のどこかに仕事が出来る自分の家があるのに…という思い。
それを払しょくしないと幸せにはなれないから。
アトリエも失ったわけではないのだし
今は自分を磨いて次に何をしたいのか具体化しないと…
今度は美味しいフランスパンも作れる職人になりたいです。
パンはお菓子と違って日常的に食べるものだから勉強したかったです。

ディディエは前回フランスから戻ったその日に
マイロのフードを買いにペットショップに行ったらいたのです。
留学中にパリに遊びに来た娘もディディエ氏を知っていて
二人してパピーの前から離れられなくなりました。
何だか見た事のある顔…
ディディエシェフだって大笑い
お持ち帰りになってしまいました(笑)
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C'est ma vie. (ゆらちゃん)
2012-01-19 22:54:54
Merci beaucoup, mon amie.

Si seulement tu et Norichan etiez avec moi a Paris, je serai beaucoup plus heureuse...

Je n'abandonne pas ma vie
J'ai belle amies comme toi
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Unknown (湖の麓より)
2012-01-20 11:20:58
もし可能だったら

以前さくらんぼの種を取るすぐれものブログで書いていましたよね

あれってたしかフランスのだと思ったのですが

ほしいです

お願いします
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ステキ!! (アカネ)
2012-01-20 13:18:01
頑張る姿をみて、私も日々頑張れます。
デモ、パリはうらやましい~
フランソワーズに よろしく
Bon voyage
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お安いご用です~ (湖の麓さま)
2012-01-20 18:39:57
エティエンヌ マルセルにはきっと通うことになると思うから
買ってきますよ~
あれは優れものですから 

シェフたちとコミュニケーション取るためには
フランス語を勉強し直さないと…
かなり忘れております…
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行ってきます (アカネさま)
2012-01-20 18:44:04
ありがとう
人生 またやり直しになっちゃいました。
まずは自由に羽ばたいて甦ってきますね。
何かパリから持ち帰って欲しいものありますか?
今回は英語はご法度にしてフランス語も上達させたいものです
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