薔薇の季節は1年中、と言ってもいいほど、薔薇はよく咲きます。ただたくさんの薔薇が1か月ほどの間に次から次へと咲くのは、5月だけです。
今、わが家の薔薇は、咲き終わった薔薇たちと、これから咲こうという蕾が付いています。これから咲くのは、ほんの少しの薔薇たちで、もう今までのように花のシャワーのようには咲きません。
花柄も切ってあげないと実になったりして、花の木のためにはよくありません。ただ私はこの頃、薔薇に使う時間が少なくて、花柄がいっぱいのちょっと乱れた庭になっています。
ハイブリッドティローズやシュラブ・ローズの中には、2番花が6月に咲くものがあり、シュラブローズは、夏から冬にかけても花を咲かせます。ハイブリッドティー・ローズは10月頃にまた秋の花を咲かせます。
そんな風に、その花の仕組みで、春から冬の初めまで、シュラブ・ローズは花を咲かせ、華やかに可憐に庭を彩ります。ハイブリッド・ティー・ローズは春と秋に美しい花を咲かせます。けれども、みんな一緒に咲くということはなく、それぞれの花の命の仕組みで咲かせるのだと思います。
つる薔薇やオールド・ローズなどはほとんどが1期咲きですが、春の季節には、ゴージャスに庭を彩ります。あまりにきれいに咲くので、その時にすべての力を使い果たしてしまうのかと思ったりします。
これからも少しずつですが、花が咲き、木が育っていき、薔薇の庭は変わっていきます。
春の花の最後になりますが、今咲いている花を紹介します。ハイブリッド・ティー・ローズのクリスチャン・ディオール。
イングリッシュ・ローズのジェーン・オースティン。
シュラブ・ローズのロウ・ブリッター。花と全体の写真です。ロウ・ブリッターは、わが家の薔薇の中では、遅咲きの薔薇です。
つる薔薇のボルティモア・ベルの花とはわせたもの。これも遅咲きです。花の名前を考えるたび、これは美しい女性の名前だと思います。それもちょっと妖艶な。花の雰囲気は、可憐なのですが。
つる薔薇のアンジェラは、5月中旬から、繰り返し咲きます。私が最初に植えたつる薔薇で、愛らしくクラシックで、とても好きな薔薇です。
一番上の薔薇は、春霞。これも白からピンクへと花色が変わり、とても可憐な花です。
こうして、薔薇の美しい季節は終わりました。薔薇は、1年の内、8か月くらい花が見られます。とても育てがいのある花ですね。
今朝は気分を変えるのに、ボルティモア ベルのことを調べました。
ボルチモア(Baltimore)の名前はメリーランド植民地の建設の立役者であるアイルランド貴族院議員の第2代ボルティモア男爵のシラス・カルバートに由来する。
アメリカで最も古い都市の1つで、1729年に誕生。
南北戦争の舞台にもなり、国歌や星条旗もこの地で生まれた。
そして、ボルティモア ベルは、
Rambler ランブラー/HSet ハイブリッド・セティゲラ
作出・発表 1943年
作出者 Feast, Samuel and John
作出国アメリカ
親子関係 Rosa setigera Michaux × Rosa gallica L.
後に様々なバラの祖先となったバラの一つだが今なお好まれる良さがある。名前は「ボルチモアの美女」という意味。
また、<Belle>は、
A belle is a beautiful woman, especially the most beautiful woman at a party or in a group.
語源辞典では、
「belle」は 美人、袖持ち女性、美しい女性。
「美しく着飾った女性、絶世の美女」という意味で、1620年代から使われています。フランス語のbelleから来ており、さらに古いフランス語のbele、ラテン語のbella、女性形で「美しい、公正」という意味のbellusから来ています。
<袖持ち女性>の意味が分かりませんが(笑)
作出者のSamuel and John Feastについても検索しました。
1943年というと、戦争中ですね。
このバラを作り出した2人の兄弟の暮らしはどんな感じだったのかな...と、ふと思いました。
いくつかのサイトには、本当にたくさんの薔薇の種類が出ていて、そこを見る度に驚きます。
私のクセで、ついいろいろ見て、書いてしまってごめんなさい。まだダルさが取れないので、しばらくは休んでいます。
温度差が大きい日があります。お互いに気をつけましょうね。
ボルティモア・ベルのこと、大変失礼しました。ちゃんとbelleの意味を調べないで、人の名前だと思っていたのです。薔薇の名前は人の名前が多いものですから。ボルティモアの美しいベルという女性、という薔薇だと思っていたのです。意味が分からない場合は調べてはきたのですが、belleが英語の単語とは知らなかったものだから、ちょっと恥ずかしいです。
私はあまり作者などには興味がなくて、名前と作出国くらいは知っておきたいですが、花自体の美しいものを選びたいと思ってきました。カタログの写真や本の写真などを頼りに選ぶのですが、やはり失敗は多かったです。ボルティモア・ベルも名前の感じや、花の写真で選んだのですが、花が小輪だったのがあまり好みではありませんでした。わが家のボルティモア・ベルはあまり元気に咲き誇るという感じではなかったので、小輪の薔薇がちらほらというのも寂しい感じです。でも、わが家にやってきた薔薇は皆私の友達のようなものです。それぞれみんな個性的で面白いです。
雨の季節がやってきますね。鬱陶しい日々に体調も崩れやすいですから、お体大切に。早くだるさが取れるといいですね。ではまた。