満開だったスパニッシュ・ビューティーは散り始めています。
それに代わって咲く薔薇は、ブレイリー・NO.2、ケニギン・フォン・デンマークなどのオールド・ローズ、
ジェーン・オースティン、ザ・ピルグリム、スイート・ジュリエット、などのイングリッシュ・ローズ、
そして、たった1種類だけが残っているハイブリッド・ティー・ローズのクリスチャン・ディオール、
つる薔薇は、アンジェラとつるコンパッションです。
今、庭には17本の薔薇があります。でも、元気なものは10本くらい。元気でないものは、花も少しだけしか咲きません。
昔、元気だったころ、庭に40本くらいの薔薇を育てていました。それはとても大変な日々でしたが、5月は、夢のような心弾み豊かな1か月でした。
今は、もう病気のせいもあり、体力も気力もなくなってしまい、できるだけ何もしないで、薔薇の咲いている日々を味わおうとしています。
薔薇は、花も美しく形も多様で、香りも庭をめぐり、立ち姿も自由で型にはまらないところが好きです。自分が誘引すると、その形のようになるのではありますが、でも、薔薇は自分の思うように動いていき、思った形とは違った姿を見せてくれます。
そして、薔薇の名前が面白いと思います。薔薇を作種した人が、名前を付けられるということを聞いたことがありますから、へえこれは奥さまの名前かしら、、ということがあります。自分の世界を表現する名前を付けることができるのは、とても素敵なことですね。
わが家に今ある薔薇の名前で、とても素敵なのは、「メイドンズブラッシュ」でしょうか。「乙女のはじらい」という意味だそうです。優しく淡いピンクのまさしく乙女のはじらいという言葉にぴったりの花です。わが家の庭で、私が今一番好きな薔薇です。
他にも、スパニッシュ・ビューティー、ボルティモア・ベルなどもきっと美しい女性のことだろうと、想像をしています。
今ある薔薇たちが、できるだけ長生きをして、私たち家族を楽しませてくれることを願いながら、5月の庭を眺めています。
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