大つごもり

１２月７日、沖縄可否の会主催、定期朗読会に足を運んだ。会場はジュンク堂書店地下、７時からの開演、会の前代表 譜久山さんからの案内に応えたのだが、演者は朗読の第一人者 熊澤南水さん。沖縄での朗読は久しぶりということと、かつてラジオ朗読番組の制作で熊澤さんはもとより沖縄可否の会メンバーや主宰の三上左京さんと接したオジサンに配慮して声をかけてくれたのだ。客席は満席で可否の会現代表の宮城さつきさんが司会進行、南水さんによる樋口一葉の人となり説明があり、樋口一葉作「大つごもり」の朗読である。う？！分かりづらい文語体、しかも長い。事前に作品を読みこんでおくべきだったと反省しても後の祭り。作品は年末に近いということで「大つごもり」としたようで、樋口一葉作品や時代物に詳しく得意とする南水さんならではの舞台朗読でした。それにしても齢８０代に限らず、着物姿、お元気で良く通る声、凛とした姿勢に感動すら覚える。メンバーや南水さんとの再会が果たせて良かったと嘆息する夕べでありんした。