フラワーポットや花壇の手入れ

　昨日からゴールデンウイークになってしまいました。例年とは様変わりとしか言いようがないですね。テレビでは休園中の水族館のトレーニング、動物園の動物の様子などが紹介されています。



　遊園地ではなかなか紹介できるようなものがありません。ベニーランドでは、フラワーポットや花壇の手入れをして、再開後にいい状態でお迎えできるようにしております。

　

エントランスの屋上テラス

　コロナウイルス対策のため５月１１日間で臨時休園ですが、エントランスの屋上テラスは開放しております。

　ご近所の散歩の方、お子さん連れが時々登って、園内を眺めていらっしゃいます。数人を超えるようなことはありませんので、密集の心配はないです。運動がてらちょっとお立ち寄りくださいね。

八木山動物公園・新看板

　お隣の仙台市八木山動物公園さんでは、ネーミングライツ事業により、４月から愛称として「八木山動物公園フジサキの杜」を使用することとなりました。地元百貨店藤崎さんによるもので、名称が後にきており、セルコホームさんに比べてずっといいです。



　看板も西門、東門とも新しくなっていますが、この時節柄セレモニーもなく、ひっそりと更新されたのは大変残念です。再開後はぜひお目を留めてくださいね。

臨時休園の折り返し

　今月１１日（土）より臨時休園して2週間、ちょうど折り返し点になりますが、先は長いですね。いつもならＧＷに向けて準備に追われる頃です。

　雇用調整助成金を申請するため、スタッフは自宅待機。対象外の園長たち2～3名で勤務しております。お客様、旅行代理店さん、取引先の問い合わせ、郵便や宅配便の授受もありますので。園長は園内の環境整備です。休園中に園内が荒れないように、花の世話、水やり、雑草取り、掃除に努めます。

幻のＧＷ「ペコちゃんランド」

　今年が不二家のペコちゃんが７０周年を記念して、ベニーランドと今シーズンコラボしようという企画が進行中でした。

　手始めにＧＷに「ペコちゃんランド」のネーミングでイベントを計画していたものの、さあこれから告知という所でこのコロナウイルス。やむなく中止となってしまいましたが、このリベンジは何とか夏と秋にと願うところです。

ゴーカートの歌

　実はゴーカートの歌があります。 1962年のイタリア映画「太陽の下の18才」挿入歌である「ゴーカート ツイスト」です。ベニーランド開園の６年前と年代ものですが、名前の通りツイストの軽快なリズム、哀愁を帯びたメロディーと良くできた曲です。日本でも翌年の木の実ナナさん、伊藤アイコさん、青山ミチさんのカヴァーが特に知られているようです。

　園長は、仙台市出身のミュージシャン稲垣潤一さんの２００４年リリースのＣＤで初めて知りました。稲垣さんは、「ドラマティック・レイン」「クリスマスキャロルの頃には」などのヒットでよく知られていますね。歌詞の一部を引用してみます。機会がありましたら、お聴きください。

　まわれ まわれ 赤いゴーカート　走れ走れ ボクのゴーカート　アクセル踏んで　さあ行こう
　スピード出して ゴー、ゴーカート　さあ踊ろうよツイスト　ゴーカート　ツイスト 　ゴーカート
　ツイスト&ツイスト　ゴーカート

観覧車の短歌

　前に歌人俵万智（たわら・まち）さんがベニーランドを詠んだ短歌（２００７年５月）を承知しました。その中でベニーの観覧車について、親子の情景として表現しています。「簡潔に」「単位」という語句が意外で印象に残ります。

　観覧車のぼりゆくなり簡潔に母と子という単位を乗せて

　福島県いわき市出身の若手歌人井上法子（いのうえ・のりこ）さんは、２０１６年６月に次のように詠んでいます。どこの観覧車を想ってのことかわかりませんが、情念がこもった作品が多いようで、現在の状況ではこの歌にもひかれますね。

　どんなにか疲れただろうたましいを支えつづけてその観覧車

まど・みちおさんの「ジェット・コースター」

　まど・みちおさんは、「ぞうさん」「やぎさん ゆうびん」「一ねんせいに なったら」「ふしぎなポケット」などの童謡で国民的な人気を得ただけでなく、数多くの詩を書き、1994年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞された方です。まどさんには「ジェット・コースター」という詩があります。お子さんの気持ちが伝わってくるようですね。

　みんな　びくびく／びくびく　びくびく／コースターがのぼる
　くだって　のぼって　またくだり／たんたん　たんたん／ぜんそくりょく

俵万智さん、ベニーランドを詠む

　暗めの話題でなく、「#おうちで遊園地」に沿った話題にしてみます。実は「サラダ記念日」などで有名な歌人俵万智（たわらまち）さんがベニーランドを詠んだことがあるのです。

　２００７年５月１３日の毎日新聞に、文化面「こころをうつす　短歌　俳句」に「五月の空」と題して五首掲載されました。俵さんは当時仙台在住で、東日本大震災直後までお住まいでした。今年とは全く違う１３年前のＧＷです。

　連休に来る遊園地　子を持てば典型を生きることの増えゆく

　観覧車のぼりゆくなり簡潔に母と子という単位を乗せて

　父親を兼ねたる我はゴーカートの運転をする葉桜の下

　仙台のほどよき規模を思うなりほどよく混めるベニーランドで

　写真にはおまえ一人が写りおり五月の空から生まれたように

　ベニーが短歌の素材になるなんて考えもしていませんでしたので、すごく感動しました。それにしてもゴーカートのハンドルを握る俵さん、まじかに見てみたかったです。

静かなる八木山

　今日は雨天ですが、昨日はシダレザクラとソメイヨシノが見頃です。時折散歩の方が前の桜をながめたり、スマートフォンで撮影されたりしているくらいでした。まさに「静かなる八木山」になっております。

　八木山動物公園さんとベニーランドがそろって臨時休園なのもありますが、東北工業大学さんの授業が始まっていないのが大きいです。平日は八木山動物公園駅と大学を多くの大学生が行き帰り通学しているのが、ぱったり途絶えています。大学生の皆さんも大変だと思います。早く「にぎやかな八木山」にもどって欲しいですね。