<円周率に関するデマ>
【2017.05.10】
最近は、半田ごてや工具を持つ手を休めて参考書やネットで電気の基礎を改めて勉強し直している。
上掲の写真は、エクセルを使って筆者が作成した正弦波のグラフである。
簡単に説明すると、黄色と青色の曲線の各時刻の値を足してグラフ上にプロットして行くと橙色の曲線になりますよと言う図である。
この曲線について詳しく研究するとなると、「円周率(π)」を使った計算式は避けて通れない。
そこで今回はサブタイトルの「円周率に関するデマ」について触れてみる事とした。
筆者が円周率について習ったのは、確か小学校の高学年の時で「3.14・・」で、この数値は割り切れないものだと教わった。
それ以来「3.14・・」の後に続く数字については、宇宙の果てまで数字が並ぶ光景しか思い浮かばない。
ところが、本日ネットで円周率について検索をしたところ、某大学(実在しない)の研究で円周率が、たったの10桁で割り切れたと言うインチキ記事を発見した。
忙しくネット検索している人などは、「え~っ・・・? 知らなかったのは私だけ?」と思ってしまい、面白そうな話だからと、他言する可能性が有る。
少し調べると、すぐにデマだと分かるのだが瞬間的に信じてしまう人もいるだろう。
冷静に考えてみれば今の今になって、たったの10桁で割り切れる筈もないが、「大学の研究結果」等と言われると大学の権威信者や学者信者はすぐに騙されるだろう。
このフェークニュースの内容を見ると、「従来の円周率の計算プログラムにミスが有った」等と、いかにも有りそうな話をして人を騙そうとしている。
情報過多の現代ではフェークニュースも溢れ、面白そうな話題で有ればあっという間に拡散するから質が悪い。
面白そうな話題や、儲かりそうな話題の裏には嘘が潜むと感づくしかないだろう。
情報過多は、軽薄な人間が増加した結果とも言えるのではないだろうか?
本稿続く・・