NPO法人BIO de BIO (ビオ・デ・ビオ)  ~生物多様性のある循環の暮らしをめざして~

特定非営利活動法人BIO de BIO (ビオ・デ・ビオ)の活動レポートや情報をタイムリーに発信するためのブログです

BIOの茶摘み

2008年05月25日 | ★無農薬のお茶
2008年5月21日、22日

BIO de BIO の茶畑で、2日間、茶摘みをしました。
以前、堆肥入れや草取りをした、この畑です↓
http://blog.goo.ne.jp/biodebio/e/208d644e3168997b2e60e74742011790

作手高原は、茶摘みの季節が静岡よりだいぶ遅いです。
茶摘みは、相手が生き物だけに、
こちらの都合どおりに茶摘みの日を
設定することはできません。
このところの暖かさで急激に新芽が伸びたので、
急きょ、今日から茶摘み開始~!


置田夫妻、小川夫妻、若田夫妻、黒田一家の参加で茶摘み開始。
お茶は、紅茶などと違って、一日以内に摘んで(できるだけ短時間内に)、
摘んだ日じゅうに製茶しなければならないので、摘む時はみんな必死です。

当然ですが、完全に無農薬、無化学肥料です


見よ! この、見るからに美味しそうな茶の葉を!!



★お茶の基礎知識

お茶の葉は、摘んだ直後からどんどん発酵が進むので日本茶の場合、摘んだらすぐ、その日のうちに工場へ持ち込み、加工(蒸して揉む)しなければいけません。蒸す温度はどの行程においても36度以内。おそらくこの温度の低さが、紅茶や烏龍茶などの発酵茶に比べてフレッシュで、ビタミンCなどの栄養価が高いことのヒミツなのでしょう(茶の木としては品種以外大差はないはずなので)


↑発酵しないよう、摘んだはじから葉を広げておきます。

どんな小規模な工場でも、製茶をお願いするときの最低ロットは30kg(生葉での重量)なので、我が家は1日あたり最低30kg以上を目標に黙々と、無心で摘みまくります。
(30kgの生葉は、加工後、約1/5の、6kgほどになります)

製茶工場の仕事は夕方からなので、工場は徹夜で、朝まで機械がお茶を揉みつづけ、人間が微妙な温度管理をします(大変!) 製茶は温度管理が命。長年の経験と感とセンスがなければできないプロの仕事です。
一般的に市販されているお茶は、蒸して、揉んで、乾燥させたあと、「火入れ」をしますが、我が家のお茶は、火入れをしない"あら茶"といって、とてもフレッシュな味わいです。



★お茶は、手で摘むのが一番!

丁寧に手で摘むと、枝や硬い葉、枯れた葉がほとんど入らないので、
見た目も味も良いです。
あと、子どもや初心者が茶摘みに参加できるという点もメリットです。
1歳の子から、茶摘みに参加できます。
自分で摘んだお茶は、おいしいだけでなく、
飲むたびに "ありがたい"気分になります。


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