先月に続き,今月も船に乗った。
先月分の記事の中で,6〜7月は,毎日,海上濃霧警報が出るので,賭けみたいなものだ,と書いたが,そのとおり。
往路は,出航後1時間もせずに,濃い霧が薄くなり,何とか鳥見できたが,復路は,逆に,出航後1時間超から濃い霧が出て,以降,夕方まで何も見えず。
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今の時期の航路鳥見では,よくあることなので,少しでも鳥見できたことを,幸運と思わなければいけない。
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クロアシアホウドリとコアホウドリは,条件が悪く,先月のような写真が撮れなかったので,掲載を省略。
希少なアホウドリのみ,記録として,ここに掲載しておくこととする。
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5月25日に出会った個体と比較してみたが,全体の色合いや,斑の出方が,同じに見える。
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この広い海でこんなことあるのかな,とは思うが,先月出会った個体と同一個体であるように見える。
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前回は右舷側,今回は左舷側で観察。
観察した海域は,ほぼ同じ。
苫小牧に近い海域では,複数のオオドウゾクカモメ,また,ハイイロウミツバメの小さな群れを見ることができた。
こちらは,オオトウゾクカモメ。
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至近距離も飛んでくれたが,気づいたときには,後ろ姿。
トウゾクカモメは,遠くを飛んだのみ。
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ハイイロウミツバメは,遠くって,小さくって,このときも薄い霧がかかっていて,超トリミングして,レタッチしてもこんな感じ。
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数羽ずつの群れになって,飛んでいた。
また,おびただしい数の黒いミズナギドリの群れが,黒い粒々の帯になって,霧がかかる海上を,北上していくのも観察できた。
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霧の向こう側で,条件が悪かったが,なかなかの迫力だった。
写真は全然だったけど。
写真は全然だったけど。
ハシボソミズナギドリは,個別に,アップも撮影できたので,整理が終わったら,別の記事に掲載して,記録を残しておきたい。
さらに,先月見つけることができなかったフルマカモメも。
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フルマカモメは,白色型,暗色型,その中間型,とバラエティに富んだ羽色があるが,うち白色型には,しばらく出会っていない。白色型は,まれにしか見られず,たぶん,北の方に多い。
ちなみに,アホウドリって名前もひどい名前だが,フルマカモメってのも,日本語にすると「臭いカモメ」。これもひどい名前の付け方。
先月に比べると,オオミズナギドリは,北海道に近い海域でも多数観察できた。
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繁殖地は東北の島々にあり,北海道までは,あまり行かないイメージだったが,これも温暖化のせい ...?
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数年前から,以前,ほぼ獲れなかったブリが,北海道でも揚がり始めているし,鳥の動きも変わってきている可能性はある。
なお,濃い霧の中だったので,撮影はできなかったが,カマイルカが,船が作る波に乗って,ジャンプしながら元気に泳ぐ姿も確認できた。
カマイルカの季節も始まった。
(2024/06/15-16 アホウドリ,オオトウゾクカモメ,トウゾクカモメ,ハイイロウミツバメ,フルマカモメ)