鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

男の背中

2025年01月06日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 カワラヒワのオス

 ♪ 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている~

 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 悲しみも ♪

 ゆらゆらゆら とまり木 ゆれて ・・・ ♪

 増井山は,技巧派の天才相撲取りで,超カッコイイ男だったけれど,さらに,歌も天才だった。

 この子も,増井山に見えてきた。カッコイイなぁ。

 亜種オオカワラヒワかな。

(2024/12/29  カワラヒワ)


謎の白鴨(はくおう)

2024年12月24日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 大沼に,また,白いカモがいた。

 以前も白いカモに出会っていたが,10月12日に出会った個体は,こういう感じ。


 
 次は,11月7日に出会った個体。

 
 今回,12月15日に出会った白いカモは,こちら。

 
 10月と11月の個体は,同一個体に見えるが,今回の個体は,すっきりときれいな色合いのオスで,10月・11月の個体とは,別個体に見える。 
 
 頭が焦げ茶一色になっており,胸は茶色。

 
 くちばしは,上くちばしの黒い斑がなく,他のオス同様,黄色一色だ。
 
 
 背中も,バフ色のマーブル模様はなく,すっきりと白一色。



 上尾筒,下尾筒,丸まった中央尾羽の色も黒に見える。

 
 この1月の間に換羽して,こういう姿になったのか,それとも,別の個体なのか。

 
 10月・11月と同じ色合いの個体が別にいれば,別個体とわかるが,あいにく,この日,この近くには見当たらず。
 
 次,ペアになっているメスを比較してみる。
 メスが同一個体であれば,同一個体である可能性が出てくる。

 


 くちばしの黒斑が違うので,違うな。
 
 と,すると・・・?
 
 とりあえず,謎は謎のままにしておこう。
 
(2024/12/15  マガモ)

アメリカコハクチョウをひとかじり

2024年12月22日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 大沼近くの田んぼに,亜種アメリカコハクチョウがいた。



 アメリカ大陸北部のアラスカなどで繁殖し,冬には,カリフォルニア半島などで越冬するから,アメリカコハクチョウ。
 
 目が青いとか,頭が金色とかはなく,亜種コハクチョウと違うのは,くちばしの黄色部分がとても小さいこと。



 亜種コハクチョウにも黄色部分が少ない個体がいて,紛らわしいが,亜種アメリカコハクチョウは,くちばしの付け根に,刷毛ではいたような黄色がわずかにあるだけ。




(在庫より  2004年12月  大沼)
 
 

(在庫より  2013年1月  大川小学校近く)
 


(在庫より  2008年11月  古川)
 
 亜種アメリカコハクチョウの黄色部分は,刷毛で刷いたように見えることが多い。
 
 黄色部分と黒色部との境界がはっきりしている個体は,亜種コハクチョウ,又は,亜種アメリカコハクチョウとの交雑の可能性を,まずは考えることにしている。


(在庫より  2024年1月  奥松島)
 
 亜種アメリカコハクチョウは,たいてい,亜種コハクチョウの群れに紛れ込んでいるが,以前,オオハクチョウの群れに紛れ込んでいたことがあり,ナキハクチョウかと思って,ぬか喜びしたことがある。



(在庫より  2018年10月  伊豆沼)

 ちなみに,ナキハクチョウは,くちばしに黄色部分が全くなく,アメリカコハクチョウとは比較にならないほど,出会うのがむずかしい鳥。




(在庫より  2006年2月  久慈)
 
 出たら新聞記事になるレベル。
 
 さて,このコハクチョウ,最初は,黄色部分が標準的なコハクチョウの群れの中にいたが,いなくなったと思ったらたら,黄色部分が小さいコハクチョウの群れに移動していた。



 黄色部分が小さいコハクチョウたちは,亜種アメリカコハクチョウとの交雑,または,その子孫と思われ,ここ大沼には,以前から,毎年来ている。
 
 大沼以外でも,そういうコハクチョウの群れは,結構,目にする。




(在庫より  2016年12月  大潟村)
 
 亜種コハクチョウは,ユーラシア大陸の極北地域で繁殖,亜種アメリカコハクチョウは,アメリカ大陸の極北地域で繁殖,と,ベーリング海峡を挟んで,繁殖地が異なっているが,どこかに接点があるのかもしれない。
 
(2024/12/08  アメリカコハクチョウ,コハクチョウ)
 
 
 
 

オスに見えないからって...

2024年12月12日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 朝,向こうから,ザ・ガードマンのように突き進んできたのは,7羽のミコアイサ。

 ぱっと見,オス1羽とメス6羽に見えるが,それホント?
 
 
 実は,パンダ模様の繁殖羽になる前のオスは,メスと酷似しており,私には,見分けがむずかしい。
 
 この中の2羽だが,大きさがずいぶん違う。
 


 奥の個体の方が,明らかに大きい。

 
 メス同士でも大きさが違うことはあり得るが,大きい方は,もしかすると,オス?
 
 こちらは,別の所にいたハシビロガモ。
 
 
 一見,どちらもメスに見えたが,一羽のくちばしが,黄色い所がなく,黒い。

 
 くちばしが黒いのは,オスでなかったっけ?

 
 虹彩の色は,メスだったら褐色。オスだったら,黄色という。
 
 さあ,どっちだ?
 
 
 ということは,くちばしが黒くっても,やっぱり,メスだったのか?

 ちなみに,下の写真は,同じところにいたオスだが,光彩が黄色いと,こんなふうに,目がよく目立つ。

 
 こちらは,別の日,別の場所にいたヒドリガモ。
 
 
 ペアでいたので,つい,オス・メスと思ったが,よく見ないとダメだ。
 
 
 おでこがクリーム色がかってきているし,体もオスの特徴が出てきていた。
 
 
 オス同士のペアだった。
 
 なんだか,こういうの,今まで,あまり興味なかったが,わけわかんなくなって,面白くなってきた。
 
(2024/12/3  ミコアイサ,ハシビロガモ,ヒドリガモ)

男女7歳にして席を同じゅうせず?

2024年12月09日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 夕方,ちょこっとだけ,大沼に寄って,オナガガモを見てきた。

 南側にはオスばかり。
 
 
 翼鏡は,緑色。
 
 
 
 だけれど,この個体は茶色に見える。
 
 
 
 中間的な色に見える個体も。
 
 
 
 この個体は,角度によって,茶色から緑に,色が変化するのを見せてくれた。
 
 
 

 角度によって,こんなふうに,違った色に見えるのが,超面白い。
 
 北側にはメスばかり。
 
 
 翼鏡は茶色。
 
 
 
 こちらの方は,なんぼ角度を変えても,茶色。
 
 
 だけれど,緑っぽく見える個体もあった。


 男っぽい女子なのか?
 
 それにしても,こんなふうに,男女がきっぱりと分かれていることに,恥ずかしながら,全然気付いていなかった。
 
 どうして?
 
 結婚前だから?
 
 男女7歳にして席を同じゅうせず?
 
 人間よりも礼節に厳しいのか?
 
(2024/12/01  オナガガモ)

仙台市内にヒシクイ

2024年12月07日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 コハクチョウの群れの中に,ヒシクイがいた。

 コハクチョウと一緒に採餌。

 過去に,マガン,ハクガン,シジュウカラガンは,ここで見ていたが,ヒシクイを見たことあったっけ?

 いずれ,仙台市内で,ヒシクイを見ることができたのは,とても嬉しいこと。

 頭が丸っこく,頭とクチバシに段差があること,コハクチョウの大きさと比較して,かなり小さいこと,水浸しの泥地でなく田んぼで採餌していること,から,亜種ヒシクイの方だと思うが,どうかな?

 ほんの数分の逢瀬。

(2024/12/01  ヒシクイ)


素敵なヘアスタイル

2024年12月01日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 ねえ,ねえ
 
 
 見て,見て
 
 
 ステキでしょ
 
 
 ボクの ヘアスタイル
 
 
 これ,床屋さんに見せて,「この髪型にしてください。」って,言ってみて。
 
 マジで。
 
(2024/11/17  カンムリカイツブリ)

ゴールデンカモに

2024年11月30日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 すっかり色付いた男子。


 頭の緑は,光の強さや角度によって,色が変わる。
 
 
 
 どう?
 
 この角度が,一番,光っている。
 
 
 緑に金が混ざって,『ゴールデンカモ』に,なった感じ。
 
 まだ羽が換わりきらない個体もあって,これはこれで,嬉しい出会い。
 
 
 こういう姿が,少数派になった。
 
 こちらは女子。
 
 
 飛んでいる姿も押えておこう。
 
 
 
 青い翼鏡が,何気に,ペアルック。
 
 以前からいるバフ変の個体も,目の前を通り過ぎていった。
 
 
 マーブル模様の背中がきれい。
 
 
 くちばしは女子みたいだけれど,ずっと女子とペアでいるので,やっぱり男子だったかな?
 
 
 マガモ界では,姿が多少違ってても,男女の見分けを間違えないのだろうか。
 
 
 あ,通り過ぎるときに,3回,願いごとを言うんだった。
 
 流れ星に比べたら楽勝だったのに。
 
(2024/11/17  マガモ)

ふわ ふわ

2024年11月28日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 シュッとして  凛々しい姿

 

 でも  なかみは  ふわふわ

 
 ふわっ  ふわ
 
 
 おしりまで ふわっ  ふわ
 
 
 もういっこ  ふわふわがきた
 
 
 Wふわふわになった
 
 
 くっつきそうな  ふわふわ  にこ
 
 
 ふわふわ  わふわふ
 
 
 ふわふわ  の  おしり
 
 
 あぁ  こびとになって  このふわふわに  もぐりこみたい
 
 
 
(2024/11/17  ハジロカイツブリ)

冬ガモをお出迎え

2024年11月26日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 前週の11月10日に蕪栗沼の白鳥地区(しらとりちく)で,トモエガモとミコアイサを見た。

 なので,そろそろ仙台市内にも来ているんじゃないかと思い,大沼に行ってみた。
 
 朝7時半前に到着したのだが,沼がハクチョウやカモでいっぱいになっており,びっくり。
 
 
 毎年こうなるのだが,性懲りもなく,毎年びっくりしている。
 
 さて,まずはミコアイサを探そうかな,と思ったそのとき,なんと,向こうからやってきた。
 
 
 左(南東)側から飛んできて,私の目の前を通過。
 
 
 右手の水面に着水した。
 
 
 たまたま,カメラを手にしており,撮れる状態になっていたのが幸運だった。
 
 今季初対面で,いきなり,飛翔写真を撮れてしまった。
 
 
 ぃや〜.美しい。
 
 水上に降りたミコアイサは,朝の光を浴びて,白く輝いていた。
 
 
 それにしても,どこから飛んできたのか,不思議。この南側には細い水路があるのみ。もしかすると,擁壁ブロックの陰にでも隠れていたのか?
 
 隙間を覗いてみたら,オナガガモが隠れていた。
 
 
 昨季も,いないと思っていたら,同じ方向から飛んで来たことがある。
 
 警戒心が強めの鳥なので,休むときは,姿を隠すことができる場所にいるのだろうか?
 
 まだ渡って来たばかりの時期なので,実は,まだ頭が茶色のオスエクリプスを期待していたのだが,残念ながら,この個体は,すでに,かなり白くなっていた。
 
 
 この後も,白い個体が1羽いるのを何度か観察したが,同じ個体だったのかもしれない。
 
 頭が茶色の個体は,白い個体が飛んできた方向と同じく,最初は,沼の南東水面に,2羽,浮かんでいた。
 
 
 せっかく,念願の茶色頭を見つけたのだが,警戒されてしまい,撮れたのは後ろ姿だけ。
 
 その後,たくさんいたオナガガモに紛れているのを見つけたが,遠くって,思うように撮れなかった。
 
 
 いずれ,期待していたオスエクリプスではなかったようだ。
 
 トモエガモの方も、いたにはいたが,昨季と同じく,オナガガモの群れに紛れ,やや遠めの場所に浮いていた。
 
 
 
 昨季を録画したものを,そのまま再生したようで,ワクワク感が盛り上がらず。
 
 
 トモエガモは,たぶん,今季も数万羽の群れが北印旛沼に入ると思われるが,見に行こうか,どうしようか,今,悩んでいるところ。
 
 
 昔,自分的には,トモエガモと言えば,天童市の原崎沼(ばらさきぬま)で,結構近くから見ることができたのだが,最近,工事が入り,ダメになってしまった,という話もある。

 まずは,そちらを見に行かないといけないかな。
 
(2024/11/17  ミコアイサ,トモエガモ)

鴨とウズラシギ

2024年11月09日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 ウズラシギがいた。


 色があるので,幼鳥かな。
 と,思ったら,
 
 
 ありゃ,
 
 
 飛んでしまった。
 
 
 
 1羽しか気付かなかったが,飛んだのは2羽。
 
 しばらく時間を置いて,飛んでいった方を探したら,
 
 いた,いた。
 
 
 カモやオオバンに混ざって,ちっこいのが,餌を取っていた。
 
 マガモとのツーショット。
 

 オナガガモとのツーショット。
 
 
 オオバンとのツーショット。
 
 
 こういう光景を見て,よく思うのだが,人間に気付くと飛んで逃げるくせして,なぜカモだと逃げない?
 
 今度,ドナルドダックのぬいぐるみを着てこようかな?
 
(2024/10/27  ウズラシギ)

ミヤマガラスも来た

2024年11月08日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 10月27日。

 ハシボソガラスの群れかと思ったら,ミヤマガラスも混ざっていた。

 ミヤマガラスは,くちばしが尖っていて,付け根が白っぽい。
 
 
 頭は,おでこが出っ張っている独特の形。
 
 
 しかし,子どものくちばしは,付け根に黒い毛が生えていて,ハシボソガラスにそっくりなので,ややっこしい。
 
 
 この子 ↑ は,どっちだろう? 
 
 思っているのは,私だけかもしれないが,おとなの風貌は,白土三平の『カムイ伝』や『サスケ』に出てくる,荒野で屍肉を食うカラスのイメージ。
 
 
 
 ミヤマガラスは,100羽単位の大きな群れを作るが,今回観察した群れは,10羽〜20羽の小さな群れ。こんな小さな群れ,見たことがないほど。
 
 
 でも,きっと,すぐに,ドカーンと増えるのだろう。
 
 ミヤマガラスそのものもそうだが,これからは,ミヤマガラスの大きな群れに混ざっている,コクマルガラスを探すのも楽しみ。
 
 ちなみに,コクマルガラスって,こんなカラス。
 

(在庫より)
 
 体が小さく,くちばしも短くて細いので,いれば,すぐにわかる。
 
 楽しみ,楽しみ。
 
(2024/10/27 ミヤマガラス)
 
 
 
 
 
 

稲刈り後の田んぼの賑わい

2024年10月26日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 10月の田んぼ。

 稲が刈り取られて,少しさみしくなった田んぼで,チー,チーと,か細い,可愛らしい声が飛び交っていた。


 タヒバリたち。
 
 
 春にも出会ったが,季節が巡って,また来てくれた。
 
 
 移動しながら,群れがバラけたり,一緒になったりするので,何羽なのか数えられない。
 
 稲がなくなって,広くなった田んぼに,相当数が入っていたようだ。
 
 
 春より,断然,数が多い印象。
 
 
 渡るコースのせいか?
 
 それとも,増えた分の当年生まれの子どもたちの多くが,冬を越せないせいか?
 
 
 いずれ,今は,とてもにぎやか。
 
 田んぼには,ノビタキたちも入っていた。
 
 
 ガードレールの上にも,ちょこんと乗った。
 
 
 稲刈り後の田んぼを,今,いっとき,賑やかせてくれている鳥たち。
 
(2024/10/12  タヒバリ,ノビタキ)
 

 
 
 

カポン,カポンと鳴くカラス

2024年10月23日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 この子,カポン,カポンと鳴いていた。



 ハシボソガラスと思うけれど,こんな鳴き方は聞いたことないので,思わず,シャッターを切る。
 
 ワタリガラスの解説に,『カポン,カポンと鳴く』,との記載があるが,こういう鳴き方なのだろうか。

 ちなみに,ハシブトガラスも,カポン,カポンと鳴くことがあるようだ。
 
(2024/10/12 ハシボソガラス)