鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

オスに見えないからって...

2024年12月12日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 朝,向こうから,ザ・ガードマンのように突き進んできたのは,7羽のミコアイサ。

 ぱっと見,オス1羽とメス6羽に見えるが,それホント?
 
 
 実は,パンダ模様の繁殖羽になる前のオスは,メスと酷似しており,私には,見分けがむずかしい。
 
 この中の2羽だが,大きさがずいぶん違う。
 


 奥の個体の方が,明らかに大きい。

 
 メス同士でも大きさが違うことはあり得るが,大きい方は,もしかすると,オス?
 
 こちらは,別の所にいたハシビロガモ。
 
 
 一見,どちらもメスに見えたが,一羽のくちばしが,黄色い所がなく,黒い。

 
 くちばしが黒いのは,オスでなかったっけ?

 
 虹彩の色は,メスだったら褐色。オスだったら,黄色という。
 
 さあ,どっちだ?
 
 
 ということは,くちばしが黒くっても,やっぱり,メスだったのか?

 ちなみに,下の写真は,同じところにいたオスだが,光彩が黄色いと,こんなふうに,目がよく目立つ。

 
 こちらは,別の日,別の場所にいたヒドリガモ。
 
 
 ペアでいたので,つい,オス・メスと思ったが,よく見ないとダメだ。
 
 
 おでこがクリーム色がかってきているし,体もオスの特徴が出てきていた。
 
 
 オス同士のペアだった。
 
 なんだか,こういうの,今まで,あまり興味なかったが,わけわかんなくなって,面白くなってきた。
 
(2024/12/3  ミコアイサ,ハシビロガモ,ヒドリガモ)

男女7歳にして席を同じゅうせず?

2024年12月09日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 夕方,ちょこっとだけ,大沼に寄って,オナガガモを見てきた。

 南側にはオスばかり。
 
 
 翼鏡は,緑色。
 
 
 
 だけれど,この個体は茶色に見える。
 
 
 
 中間的な色に見える個体も。
 
 
 
 この個体は,角度によって,茶色から緑に,色が変化するのを見せてくれた。
 
 
 

 角度によって,こんなふうに,違った色に見えるのが,超面白い。
 
 北側にはメスばかり。
 
 
 翼鏡は茶色。
 
 
 
 こちらの方は,なんぼ角度を変えても,茶色。
 
 
 だけれど,緑っぽく見える個体もあった。


 男っぽい女子なのか?
 
 それにしても,こんなふうに,男女がきっぱりと分かれていることに,恥ずかしながら,全然気付いていなかった。
 
 どうして?
 
 結婚前だから?
 
 男女7歳にして席を同じゅうせず?
 
 人間よりも礼節に厳しいのか?
 
(2024/12/01  オナガガモ)

仙台市内にヒシクイ

2024年12月07日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 コハクチョウの群れの中に,ヒシクイがいた。

 コハクチョウと一緒に採餌。

 過去に,マガン,ハクガン,シジュウカラガンは,ここで見ていたが,ヒシクイを見たことあったっけ?

 いずれ,仙台市内で,ヒシクイを見ることができたのは,とても嬉しいこと。

 頭が丸っこく,頭とクチバシに段差があること,コハクチョウの大きさと比較して,かなり小さいこと,水浸しの泥地でなく田んぼで採餌していること,から,亜種ヒシクイの方だと思うが,どうかな?

 ほんの数分の逢瀬。

(2024/12/01  ヒシクイ)


素敵なヘアスタイル

2024年12月01日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 ねえ,ねえ
 
 
 見て,見て
 
 
 ステキでしょ
 
 
 ボクの ヘアスタイル
 
 
 これ,床屋さんに見せて,「この髪型にしてください。」って,言ってみて。
 
 マジで。
 
(2024/11/17  カンムリカイツブリ)

ゴールデンカモに

2024年11月30日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 すっかり色付いた男子。


 頭の緑は,光の強さや角度によって,色が変わる。
 
 
 
 どう?
 
 この角度が,一番,光っている。
 
 
 緑に金が混ざって,『ゴールデンカモ』に,なった感じ。
 
 まだ羽が換わりきらない個体もあって,これはこれで,嬉しい出会い。
 
 
 こういう姿が,少数派になった。
 
 こちらは女子。
 
 
 飛んでいる姿も押えておこう。
 
 
 
 青い翼鏡が,何気に,ペアルック。
 
 以前からいるバフ変の個体も,目の前を通り過ぎていった。
 
 
 マーブル模様の背中がきれい。
 
 
 くちばしは女子みたいだけれど,ずっと女子とペアでいるので,やっぱり男子だったかな?
 
 
 マガモ界では,姿が多少違ってても,男女の見分けを間違えないのだろうか。
 
 
 あ,通り過ぎるときに,3回,願いごとを言うんだった。
 
 流れ星に比べたら楽勝だったのに。
 
(2024/11/17  マガモ)

ふわ ふわ

2024年11月28日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 シュッとして  凛々しい姿

 

 でも  なかみは  ふわふわ

 
 ふわっ  ふわ
 
 
 おしりまで ふわっ  ふわ
 
 
 もういっこ  ふわふわがきた
 
 
 Wふわふわになった
 
 
 くっつきそうな  ふわふわ  にこ
 
 
 ふわふわ  わふわふ
 
 
 ふわふわ  の  おしり
 
 
 あぁ  こびとになって  このふわふわに  もぐりこみたい
 
 
 
(2024/11/17  ハジロカイツブリ)

冬ガモをお出迎え

2024年11月26日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 前週の11月10日に蕪栗沼の白鳥地区(しらとりちく)で,トモエガモとミコアイサを見た。

 なので,そろそろ仙台市内にも来ているんじゃないかと思い,大沼に行ってみた。
 
 朝7時半前に到着したのだが,沼がハクチョウやカモでいっぱいになっており,びっくり。
 
 
 毎年こうなるのだが,性懲りもなく,毎年びっくりしている。
 
 さて,まずはミコアイサを探そうかな,と思ったそのとき,なんと,向こうからやってきた。
 
 
 左(南東)側から飛んできて,私の目の前を通過。
 
 
 右手の水面に着水した。
 
 
 たまたま,カメラを手にしており,撮れる状態になっていたのが幸運だった。
 
 今季初対面で,いきなり,飛翔写真を撮れてしまった。
 
 
 ぃや〜.美しい。
 
 水上に降りたミコアイサは,朝の光を浴びて,白く輝いていた。
 
 
 それにしても,どこから飛んできたのか,不思議。この南側には細い水路があるのみ。もしかすると,擁壁ブロックの陰にでも隠れていたのか?
 
 隙間を覗いてみたら,オナガガモが隠れていた。
 
 
 昨季も,いないと思っていたら,同じ方向から飛んで来たことがある。
 
 警戒心が強めの鳥なので,休むときは,姿を隠すことができる場所にいるのだろうか?
 
 まだ渡って来たばかりの時期なので,実は,まだ頭が茶色のオスエクリプスを期待していたのだが,残念ながら,この個体は,すでに,かなり白くなっていた。
 
 
 この後も,白い個体が1羽いるのを何度か観察したが,同じ個体だったのかもしれない。
 
 頭が茶色の個体は,白い個体が飛んできた方向と同じく,最初は,沼の南東水面に,2羽,浮かんでいた。
 
 
 せっかく,念願の茶色頭を見つけたのだが,警戒されてしまい,撮れたのは後ろ姿だけ。
 
 その後,たくさんいたオナガガモに紛れているのを見つけたが,遠くって,思うように撮れなかった。
 
 
 いずれ,期待していたオスエクリプスではなかったようだ。
 
 トモエガモの方も、いたにはいたが,昨季と同じく,オナガガモの群れに紛れ,やや遠めの場所に浮いていた。
 
 
 
 昨季を録画したものを,そのまま再生したようで,ワクワク感が盛り上がらず。
 
 
 トモエガモは,たぶん,今季も数万羽の群れが北印旛沼に入ると思われるが,見に行こうか,どうしようか,今,悩んでいるところ。
 
 
 昔,自分的には,トモエガモと言えば,天童市の原崎沼(ばらさきぬま)で,結構近くから見ることができたのだが,最近,工事が入り,ダメになってしまった,という話もある。

 まずは,そちらを見に行かないといけないかな。
 
(2024/11/17  ミコアイサ,トモエガモ)

鴨とウズラシギ

2024年11月09日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 ウズラシギがいた。


 色があるので,幼鳥かな。
 と,思ったら,
 
 
 ありゃ,
 
 
 飛んでしまった。
 
 
 
 1羽しか気付かなかったが,飛んだのは2羽。
 
 しばらく時間を置いて,飛んでいった方を探したら,
 
 いた,いた。
 
 
 カモやオオバンに混ざって,ちっこいのが,餌を取っていた。
 
 マガモとのツーショット。
 

 オナガガモとのツーショット。
 
 
 オオバンとのツーショット。
 
 
 こういう光景を見て,よく思うのだが,人間に気付くと飛んで逃げるくせして,なぜカモだと逃げない?
 
 今度,ドナルドダックのぬいぐるみを着てこようかな?
 
(2024/10/27  ウズラシギ)

ミヤマガラスも来た

2024年11月08日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 10月27日。

 ハシボソガラスの群れかと思ったら,ミヤマガラスも混ざっていた。

 ミヤマガラスは,くちばしが尖っていて,付け根が白っぽい。
 
 
 頭は,おでこが出っ張っている独特の形。
 
 
 しかし,子どものくちばしは,付け根に黒い毛が生えていて,ハシボソガラスにそっくりなので,ややっこしい。
 
 
 この子 ↑ は,どっちだろう? 
 
 思っているのは,私だけかもしれないが,おとなの風貌は,白土三平の『カムイ伝』や『サスケ』に出てくる,荒野で屍肉を食うカラスのイメージ。
 
 
 
 ミヤマガラスは,100羽単位の大きな群れを作るが,今回観察した群れは,10羽〜20羽の小さな群れ。こんな小さな群れ,見たことがないほど。
 
 
 でも,きっと,すぐに,ドカーンと増えるのだろう。
 
 ミヤマガラスそのものもそうだが,これからは,ミヤマガラスの大きな群れに混ざっている,コクマルガラスを探すのも楽しみ。
 
 ちなみに,コクマルガラスって,こんなカラス。
 

(在庫より)
 
 体が小さく,くちばしも短くて細いので,いれば,すぐにわかる。
 
 楽しみ,楽しみ。
 
(2024/10/27 ミヤマガラス)
 
 
 
 
 
 

稲刈り後の田んぼの賑わい

2024年10月26日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 10月の田んぼ。

 稲が刈り取られて,少しさみしくなった田んぼで,チー,チーと,か細い,可愛らしい声が飛び交っていた。


 タヒバリたち。
 
 
 春にも出会ったが,季節が巡って,また来てくれた。
 
 
 移動しながら,群れがバラけたり,一緒になったりするので,何羽なのか数えられない。
 
 稲がなくなって,広くなった田んぼに,相当数が入っていたようだ。
 
 
 春より,断然,数が多い印象。
 
 
 渡るコースのせいか?
 
 それとも,増えた分の当年生まれの子どもたちの多くが,冬を越せないせいか?
 
 
 いずれ,今は,とてもにぎやか。
 
 田んぼには,ノビタキたちも入っていた。
 
 
 ガードレールの上にも,ちょこんと乗った。
 
 
 稲刈り後の田んぼを,今,いっとき,賑やかせてくれている鳥たち。
 
(2024/10/12  タヒバリ,ノビタキ)
 

 
 
 

カポン,カポンと鳴くカラス

2024年10月23日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 この子,カポン,カポンと鳴いていた。



 ハシボソガラスと思うけれど,こんな鳴き方は聞いたことないので,思わず,シャッターを切る。
 
 ワタリガラスの解説に,『カポン,カポンと鳴く』,との記載があるが,こういう鳴き方なのだろうか。

 ちなみに,ハシブトガラスも,カポン,カポンと鳴くことがあるようだ。
 
(2024/10/12 ハシボソガラス)

黄色い足の可愛い子

2024年10月22日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 足が黄色かった。


 トウネンとよく似ているが,トウネンは足が黒いので,トウネンではない。
 
 足が黄色いのは,オジロトウネン。
 
 
 珍しい,とまではいかないが,トウネンとは比較にならないほど数が少ないので,なかなか会えない鳥ではある。
 
 車で流しているときに見つけたが,あまりに近かったので,車の外に出ると飛ばしてしまう,と判断。
 車をブラインド代わりにして,そのまま,車の中から観察&撮影。
 
 
 オジロトウネンとの間に,網フェンスがあったが,やむなし。
 フェンス越しでも,何とか見えるし,撮影もできる。
 
 近すぎて,上からの撮影だったので,お腹側がわかりづらいが,全体的に,背中側の灰褐色と,お腹の白のツートンカラーの鳥だ。
 
 
 白いアイリングが,チャームポイントになっている。
 
 
 渋くって,めんこな鳥。
 
 
 そして,何より,この時期,コオバシギとオジロトウネンは,幼鳥のサブターミナルバンドを楽しむことができる。

 
 サブターミナルバンドとは,1枚1枚の羽の縁の内側にある暗色の帯のこと。
 
 
 薄い灰色の体にサブターミナルバンドが入ると,体全体が何とも言われぬ美しさになるのだが,この日,このときは,光の強さ,あたり方が悪かった。
 
 同じ写真をレタッチして,彩度を落としてみると,それらしい感じにはなる。
 
 
 そうそう,こんな感じ。
 光の状態が良かったら,こんな風に見えたはず。
 
 いたずらして,一番上に貼った写真も,彩度を落としてみよう。
 
 
 サブターミナルバンドが,美しく見えるようになった。
 光の当たり方で,見え方がずいぶん変わる。
 
 最初2羽と思っていたが,もう1羽がトコトコ歩いて来て,3羽に ...。
 
 
 この子にも,サブターミナルバンドがあった。
 
 
 
 3羽とも幼鳥だった,てこと。
 
 というところで,飛んだ。
 
 
 え,なに?
 
 
 周囲を見ると,無邪気に姿をさらして,カメラを持った人が,佇んでいた。
 
 やむなし。
 お互い様だよ~ん。

 尊敬する妻の名言 ⇒「鳥は飛ぶもの」
 
(2024/10/12  オジロトウネン)
 
 

幸運の白鴨(はくおう)

2024年10月18日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 10月12日の赤沼。

 白いカモがいた。

 『アルビノ』は,色素の欠乏が原因で,羽毛が真っ白で,目が血の色(赤)になる変異だが,この個体は,色素の一部が抜けた『白変種』。

 体は白っぽいものの,ベージュブラウン系の色は,薄く残っており,目は赤くない。
 アルビノではない。

 それでも,周りのカモとは全然違う「白さ」で,まさに白いカモ。

 これだけ目立つのに,1週間前に来たときまでは,全然気付かなかったので,ここには渡って来たばかりなのかもしれない。

 色が白いものの,ぱっと見で,マガモ。
 よく見ても,マガモ。

 くちばしを見ると,くちばしの上っ側が,なんとなくメスっぽい。

 この日は,マガモのメスと行動を一緒にしているようだった。

 カンチョー!

 うわっ,ちゃっ,ちゃっ。

 思いがけず,白い翼が見えた。

 左の子,グッジョブ!

 ハクチョウやハクガンの白い翼は,きれいはきれいなのだが,種特有の当たり前の白。

 でも,これは,すごい! 

 羽づくろいをしているときの羽ばたき。

 この翼,かなりの部分が白っぽい。

 翼の裏も白だ。

 飛ぶ姿は,きれいなんだろうなぁ。

 翼鏡は,青でも,緑でもなく,色が抜け落ちた感じのセピア色だった。

 翼鏡の構造色は,色素の色ではない,というが,色を出すには,色素が必要なのだろう。
 なんかよくわからないな。

 羽づくろい最中も,翼鏡が見えた。

 さて,以前に,『幸運の白いツメクサ』という記事(⇒記事)を書いたことがあるが,こちらは『幸運の白鴨(はくおう)』と呼んでおこう。

 おかげさまで,この日は,今季初めて,コハクチョウたちの群れを観察できたし,浜辺では,50羽ものシギチの混群を久しぶりに観察できた。

 また,田んぼでは,多数のタヒバリの群れや,ノビタキの群れなども観察でき,幸運が重なった日だった。

 重ねて,この日に見た,アオサギの大群が南方向に移動していく光景も,本当に素晴らしかった。

 幸運をこの子に頼る訳ではないが,できるだけ長い間,元気でいてほしい。

 この目立つ姿で生き延びているだけでも,超,幸運の白鴨

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

 この5日後の昨日(10/17)は,大沼の方に移動していた。

 赤沼にいないときは,こちらかな。

 たぶん,今だったら,誰でも,ここに行けば,見ることができる。

(2024/10/12  マガモ)