鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

秋の下池

2024年10月25日 | 山形県_庄内地方

 10月14日の朝,妻と一緒に,大山公園(山形県鶴岡市)の下池に行ってきた。

 何年か前,この時期に来たときは,池全体にカモが溢れんばかりに入っていたので,いろんな種類のエクリプスを見るのが,すごく楽しみだったのだが,肩透かしを食ってしまった。
 
 
 広々した鏡のような水面に,色づき始めた山が,きれいに映っているのみ。
 
 しかし,気を取り直して,よく見ると,遠くに,マガモなどのカモ類やコハクチョウ,ヒシクイなどが見え,色づき始めた山をバックに飛ぶ姿も。
 
 
 コハクチョウの一部は,周辺の田んぼにお出かけなのか,私の頭上を超えて,飛んでいく。
 
 おぉ,こっちに向かってくる。

 
 近い。
 
 
 うゎ。
 
 
 
 なかなかの迫力。
 
 ピーピー鳴き交わしながら,上空を渡っていくのは,ヒヨドリたち。
 
 
 渡りのときに鳴き交わす声は,いつもと違い,とても優しい。
 
 百羽程度の群れが,いくつも,いくつも,南の方角に飛んでいく。
 
 
 背景には,秋らしい雲。
 
 
 1,000羽は下らない数だったと思う。
 
 すぐ近くの水面では,カイツブリが潜水を繰り返しており,
 
 
 左手奥には,カンムリカイツブリの親子も見えた。
 
 
 そして,風景が映る水面を,こちらに向かって泳いできたのは,誰?
 
 
 垂れた三列風切と緑の翼鏡は,ヨシガモのオスのエクリプスっぽいな。
 


  アップしてみると間違いなし。
 
 
 くちばしの上の白い丸は,ヨシガモ特有のもの。
 
 
 ヨシガモのオスは,これから,こんなふうになる。
 

(在庫より)
 
 今は,同じ鳥とは思えないような姿だ。
 
 池の周りを歩いてみたら,池の奥の薄暗いところに,山形県の県鳥,オシドリの群れもいた。
 


 
 林には,エナガやシジュウカラなどの群れが観察でき,ヤマガラは,そこら中で観察できた。

 
 結局は,結構,楽しむことができた。
 
 下の写真は,上から見た下池。
 
 
 やっぱり,良いところだった。
 
 鳥海山も,きれいに見えていた。

 
 帰り道には,道の駅で,庄内米の新米を購入し,昼食は,酒田の『満月』のワンタンメン。
 
 
 『満月』は,仙台の定禅寺通にもあったが,残念ながら,撤退してしまった。

 煮干し系だが,独特の風味が出ているスープ,自家製手打ちの麺,そして,ちゅるんちゅるんのワンタンがたまらないのだが,今は,ここまで来ないと食べることができなくなってしまった。
 
 ここに限らず,酒田は美味しいラーメン屋が多数あるが,今は,どうしても,間違いのない『満月』になってしまう。
 
 最後,しつこく,『満月』の近くから見た鳥海山を貼っておく。
 
 
(2024/10/14  ヨシガモ,コハクチョウ,ヒシクイ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ヒヨドリ)
 

不思議な色のチョウ

2024年10月24日 | 山形県_庄内地方

 薄暗い林の中で,不思議な色のチョウと出会った。

 最初は,大きさから,キマダラヒカゲの,ヤマか,サトかの,どっちかと思ったが,全然違った。

 一見,地味に見えるが,体に近い方に,緑色系の構造色がある。

 少し翅が痛んでいるのが残念だが,写真では,表現できないような美しさがあった。

 帰ってから,撮影した写真で,調べてみたら,...,

 なんと,知らなかった。ミドリヒョウモンに『暗色型』という,色が違うタイプがいるようだ。

 見慣れたオレンジ色のミドリヒョウモンは,明るい場所にいるが,暗色型は,暗い林の中にいるらしい。

 比較対照用に,9月に蕎麦畑で撮影したミドリヒョウモンを貼ってみる。
 こちらは,オス。

 こちらは,メスで,地味な色だが,今回の個体とは全然違う。

 良いものを見せていただいた,という気持ちで一杯。

 奥の院におられるミドリヒョウモンの神様,或いは,観音様みたい。

 暗色型は,中国地方に多いタイプというが,こちら東北では,どうなんだろう。

(2024/10/14  ミドリヒョウモン)

 
 

どこに止まった?!

2024年09月23日 | 山形県_庄内地方

 そば畑の中のひとコマ。


 こんなの初めて見た。
 
 チョウが止まったのは,別のチョウの翅の上。
 
 
 え? と思って,もう一度見直したが,やっぱり翅の上。
 
 
 止まったのはオスと思われるが,交尾じゃなさそう。
 
 しばらくしてから,花の方に移動。
 
 
 止まられた方も,翅裏の外縁部が黄色がかっているので,オスっぽい。

 メスのフェロモンに引き寄せられて止まったのではなかったのか?
 
 
 そして,飛び去って行った。
 
 一体,なんだったのだろう?
 
(2024/09/07 キタテハ)

そば畑は昆虫の竜宮城

2024年09月22日 | 山形県_庄内地方

 9月初旬。

 山形県の山間(やまあい)の集落。
 
 そば畑の横を通りかかったとき,そばの花が満開だったので,少し覗かせてもらった。
 
 
 畑一面に咲いていた花々は,見事のひと言。
 
 
 清楚で美しいそばの花。
 
 
 そして,この花々に惹かれ,虫たちも,集まっていた。
 
 生産者さんにご迷惑をかけないよう,外周の道路など離れたところから,双眼鏡で観察し,手持ちの望遠レンズで撮影する。
 
 
 まず,キアゲハ。
 
 
 お馴染みのチョウ。
 
 密な花々の中に入りにくいのか,畑の上方を飛び回って,吸蜜していた。
 
 
 数は少なかったが,アゲハチョウの姿もあった。
 
 
 キアゲハより白っぽく,前翅の付け根上側に線状の模様が入っている。
 
 
 こちらでは,キアゲハばかりで,アゲハチョウはあまり見かけない。
 
 
 それにしても,このチョウを,『ナミアゲハ』と言ったり,『アゲハ』と言ったり,さまざまだが,正式には何と呼ぶのが正しいのだろう?
 
 ミヤマカラスアゲハもいた。
 
 
 この個体は,近い距離で,ず〜っと,吸蜜して,楽しませてくれた。
 
 
 緑や青,紫に見える『構造色』が,とても美しい。
 
 
 美しさに惹かれてしまい,このチョウの写真は,山ほど撮ってしまったが,ここに張るのは,このへんで止めておこう。
 
 
 次は,タテハチョウ。
 
 この鮮やかな色のチョウは,アカタテハ。
 
 
 周りの白い花々が,鮮やかさを際立たせている。
 
 
 「アカ(赤)」がいれば,「キ(黄)」もいる。
 
 
 濃いオレンジ色だが,キタテハ。
 
 
 こちらも,白い花との対比が美しい。
 
 ヒョウモンチョウもいた。
 
 
 よく見ると,ミドリヒョウモンっぽい。
 
 
 キタテハより翅が丸っこくって,優しい感じ。
 
 オスは,鮮やかなオレンジ色で,キタテハに負けていない。
 
 
 同じタテハチョウの仲間だが,こちらは,一転,シックなイチモンジチョウ。
 
 
 アサマイチモンジとよく似ていて,違いが微妙。
 
 キャベツ畑で『おなじみ』のモンシロチョウもいた。
 
 
 白いチョウが,白い花々の上を,ひらひら舞っているショット。
 
 どこでも見かけるキタキチョウは,ここにもいた。

 
 色が薄いので女の子かな。
 翅表の黒が透けて見える。
 
 この子は,スズメガの仲間。
 
 
 クロスキバホウジャクは,翅の一部が透明で,透けている。
 
 ホウジャクは,全然頭になかったので,この出会いは,とても嬉しかった。
 
 同じ『スズメ』が付いても,スズメバチは,『怖い』というイメージが先行しているが,すごくカッコいい昆虫だと思う。ファンも多いのではないだろうか。

 まず,ヒメスズメバチ。
 
 
 お尻の先っぽが黒いのが識別ポイント。
 横顔が美形だ。
 
 キイロスズメバチは,顔をアップしてみた。
 
 
 恐ろしげなアゴの間から舌を出して,そばの花蜜をなめているのかな。
 このアゴのカッコ良さは,クワガタムシにも負けていないと思う。
 
 ハチの仲間では,ミカドトックリも,姿を見せてくれた。
 
 
 こんなに細い腰。
 
 
 まさに,『はち腰』だ。
 スタイル抜群。
 
 こちらは,コアオハナムグリ。
 
 
 そばの花に顔を埋め,最高に幸せ ,という感じに見える。
 
 そして,ヤマトシリアゲまでいるし。
 
 
 え?
 
 
 シリアゲムシも吸蜜するんだぁ。
 
 まだまだ撮影した虫はいるのだが,もうやめておこう。
 
 記事が長くなりすぎた。
 ここまで付き合ってくださった方には,伏して,お詫びと感謝を申し上げる。
 
 
 
 いずれ,次から次に,虫たちが現れ,そば畑で舞い踊っていた。
 
 
 
 
 まさに,竜宮城に招かれた浦島太郎の状態で,チョー幸せだった。
 
 
 
 ここで舞い踊っていたのは,タイやヒラメではなく,チョウやハチたち。
 
 ここは,白いツユクサのあった場所と同じエリア。
 とっても良いところだった。
 
 山の中に,破格の価格で,フレンチのコースを食べさせてくれる宿もあるし。
 
 
 いつか再訪すること間違いなし。
 
(2024/09/07-08  たくさんの昆虫たち)

寂しい草原

2024年09月18日 | 山形県_庄内地方
 月山八合目の弥陀ヶ原(みだがはら)。

 まだいけるかな,と思って行ったのだが,時期的に遅かったようだ。

 
 月山山頂は,雲の中にあって,見えず。
 弥陀ヶ原は,雲(霧)こそ,かかっていなかったが,寒ささえ感じる気候。
 
 花は,なんぼか咲いていたが,もう終わりが近い感じで,実になっているものも多かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 2週間前,あんなに賑やかだったチョウの姿もなし。
 
 生き物系の被写体がなかったので,池塘(ちとう)の水面をくるくる回っていたミズスマシを撮る。
 
 
 ミズスマシと遊んだのは,小学校以来かもしれない。
 
 
 ミズスマシって,こんなにちっちゃかったんだ。
 
 ミズスマシ以外に撮影した生き物は,このカメムシのみ。
 
 
 名前は,セアカツノカメムシ,で良いかな。
 
 カメムシは嫌われ者だが,このカメムシは,たぶん,野菜などの害虫にはなっていない。
 
 
 全体に,パステル調の淡い優しい色。
 
 
 モヤシそっくりな脚だな。
 
 カメムシの仲間は,口がストロー状になっていて,「吸って」食べる。
 仲間のセミは樹液を吸うし,タガメやミズカマキリは獲物の体液を吸う。
 
 
 そのストローが見えた。
 
 
 あれ?
 何か吸っているのかな?
 
 
(2024/09/07  ミズスマシ,セアカツノカメムシ)
 

 
 

お腹が赤いハチ

2024年09月17日 | 山形県_庄内地方

 山形県の内陸部。

 特定外来生物のオオハンゴンソウ(過去記事有)の花にいた。

 お腹の赤いハチ。
 
 
 ネットで「お腹の赤いハチ」で検索したら,すぐに名前がわかった。
 
 ハラアカヤドリハキリバチ。
 

 
 ということは,日本に約4,500種いるというハチの中で,お腹が赤いハチは,ほぼ,この種に限定されているのかもしれない。
 
 このハチが,イレギュラーなのは,お腹の色だけでなく,習性も。
 
 
 ハチハンドブック増補改訂版(文一総合出版/藤丸篤夫 著)によると,このハチは,オオハキリバチの完成巣に入って,卵をかみつぶし,幼虫がいれば巣外に捨て,巣を修復してから,オオハキリバチが作った花粉団子に,自分の卵を産む,という。 
 
 
 カッコウの仲間は,托卵先の鳥の巣に自分の卵を産み,托卵先の卵が孵化する前に生まれたヒナが,孵化前の卵を巣外に捨て,自分が托卵先の親に育ててもらう。
 
 鳥と昆虫の違いはあるが,他人(ヒト)の子どもを殺して,他人の労働力を当てにする,という意味では,同じようなことをやっている。
 
 
 写真を見ると,体を花粉だらけにして,一見,一生懸命に働いているように見えるが,他のハチでよく見る『花粉だんご』が,後ろの脚に見当たらなかった。
 
 
 巣で待つ子どもに持っていく必要はないので,この子は,自分のお食事のため,来ただけかもしれない。
 
 ちなみに,下の写真のハチが,ハラアカヤドリハキリバチに,労働を搾取され,子どもを殺されている,オオハキリバチ。

 
 たまたま,この6日前の9月1日に,宮城県内で出会って,撮影していた。
 
 
 ハラアカヤドリハキリバチより,ひとまわり大きいハチだった。
 直接戦えば,こちらが圧勝だろう。
 
(2024/09/07 ハラアカヤドリハキリバチ,オオハキリバチ)
 

幸運の白いツユクサ

2024年09月16日 | 山形県_庄内地方

 以前,白いムラサキツメクサのことを,記事にしたことがあるが,今回は,白いツユクサ。

 雨上がりの朝は,花に水滴がついて,ツユクサがとてもきれいに見える。
 
 
 文字どおり,露(つゆ)を抱いた花。
 
 どの花を撮ろうかな,と見ていたら...
 
 
 あれっ⁈
 
 白いツユクサがあった。
 
 
 トキワツユクサ(ノハカタカラクサ / 野博多唐草)という,白い花を咲かせる外来種があるようだが,これは,普通のツユクサの白いタイプのようだ。
 
 
 よく見ると,うす紫色のものもあって,白の度合いはさまざま。
 (と,書いたので,その写真を探したが,なかった。見るのに集中してしまい,撮るのを忘れたようだ。私がよくやること。)
 
 
 朝いちからの幸運。
 
 すごく良い気持ちになった。
 
 
 きっと良い日になる,と確信。
 
 早速,ツユクサのすぐ脇で,久しぶりのミヤマアカネと出会えたし,
 
 
 電線には,サメビタキが止まっていたし,
 
 
 鳥海山を背景にした,こ〜んなに,きれいな風景とも,出会えたし,
 
 
 雲のきれいな境目も見ることができたし。
 
 
 その後も,この日は,思いがけない幸運が,続々。
 
 以前に記事に書いた最上川上空のハチクマと出会えたのも,この日だった。
 
 
 このツユクサ,朝一番でお参りした龍神様の足元に咲いていたものなので,特別なご利益(ごりやく)があったかもしれない。
 
 
(2024/09/08 ツメクサ,ミヤマアカネ,コサメビタキ)
 
 
 
 

期間限定の高山蝶

2024年09月14日 | 山形県_庄内地方
 8月下旬。

 同じ名称の「弥陀ヶ原」は,立山にもあるが,こちらは,山形県の月山八号目にある弥陀ヶ原(みだがはら)。 

 高山蝶のベニヒカゲに会うのが目的。
 
 弥陀ヶ原湿原は,月山登山口の駐車場からすぐの所にあり,多くの人は,ここを通り過ぎて,月山頂上を目指す。
 
 
 8時半頃に到着して,しばらくは,月山山頂を目指す人たちが,どんどん追い抜いて行ったが,まもなく誰もいなくなり,湿原を独り占め状態になった。
 
 
 お昼から雨が降る,という,悪い天気予報も幸いしたかもしれない。
 
 ここは,池塘(ちとう)が数多くあることで有名。
 
 
 私には,何が何だかよくわからなかったが,花たちも,咲いていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 さて,ベニヒカゲだ。
 
 
 翅が傷んでしまった個体もあったが,湿原の中は,ベニヒカゲだらけ。
 
 数多くの個体が飛び回っていた。
 
 
 
 濃いチョコレート色にオレンジの斑。
 
 
 
 オレンジ色の斑は,『8』に見える。
 
 
 時期的に,少し心配していたが,盛期に間に合ったようだ。
 
 
 
 そこら中,ベニヒカゲだらけ。
 
 
 
 
 池塘を背景に,飛ぶ個体も有。
 
 
 個体数が多いので,遊歩道のすぐ近くで,吸蜜する個体も多かった。
 
 
 一見,地味にも見えるが,翅にある白い星がアクセントになり,きれい。

 
 この白い斑は,メスの方が明瞭になる傾向があるようだ。
 
 個体差も結構あるようで,撮った写真を見ると,翅の模様が,それぞれ違っている。
 
 
 どこが違うのかを,個体ごとに比較するのも楽しい。
 
 
 後ろの翅の裏に,白い帯が明瞭にあるのが,メス,ということだ。
 
 
 翅裏もいろいろ。
 
 
 
 高山の短い夏に,ふたりで仲良くしている場面も観察することができた。
 
 
 
 
 こちらは,別のペア。
 
 
 
 
 高山では,花の咲く時期が限られているので,その期間内に,結婚し,卵を産む必要がある。

 卵から生まれた幼虫は,ふた冬を越し,2年後,成虫になる,という。
 
 なお,この2週間後の9月7日にも行ったのだが,きれいさっぱり,1頭も飛んでいなかった。
 成虫の出現期間は,1か月もないのではないか。
 
(2024/08/25  ベニヒカゲ)
 
 

腹が,減った...

2024年05月21日 | 山形県_庄内地方

 孤独のグルメ,井之頭五郎の定番ポーズ。

 腹が,
 
 
 減った...。
 
 
 以前にも登場した庄内のムナグロの再登場。 
 
 鳥が,このように正面を見せてくれるのは,いろんな意味で鳥見人にとっては嬉しいこと。
 
 
 夏羽に変わる途中なので,お腹の色は色々。
 
 
 このヒトたちは,田植え前の田んぼで食事。
 
 目をつむる表情がめんこ。
 
 
 この角度から見ると,背中が金色に見えてきれい。
 
 
 食べていたのは,ミミズかな。
 
 
 付いた泥が多い場合は,田んぼの水で,よく洗ってから,食べる。
 
 捕ったミミズが泥だらけ。
 
 
 水たまりに持って行って,何度か洗って,泥を落とす。
 
 
 きれいになったかな。
 
 
 口にポイと放り込む。
 
 
 私たちの昼食は,この日,久しぶりの「ワンタンメンの満月」酒田本店で昼食。
 
 魚介系のスープは,飲んだとき,独特の旨みがあり,その香りが鼻に抜ける。自家製手打ち麺は,唇と舌で感じる触感が快感で,永遠に食べていたくなる。そして,極めつけのワンタンは,ちゅるん,と口に入れると,とろけてしまう。
 
 
 仙台の支店がなくなって,酒田に来ないと食べられなくなってしまったのが,ホント,残念。
 
 んまかった~。
 
(2024/05/12  ムナグロ)
 

 

鳥海山と田んぼとムナグロ

2024年05月17日 | 山形県_庄内地方
 山形県庄内町。

 妻が始めた東北「道の駅」スタンプラリー2024に付き合って,車を走らせていたら,鳥海山バックの田んぼにムナグロが入っているのが見えた。

 反射的に,ブレーキを踏んで,ゆっくりと,車を路肩に寄せる。
 
 こんなことをすると,昔は,危ない,と怒られたものだが,最近は,妻も慣れたもので,助手席から手を伸ばして,ハザードランプを付ける。
 
 いた,いた。
 
 
 田んぼにムナグロは,定番の組み合わせだが,こんなに大きな群れは久しぶり。
 
 
 もしかすると,こんな大きな群れと出会うのは,初めてかもしれない。
 
 
 一応数えようとはしたものの,興奮のあまり,数を数えられなくなっていた。
 
 
 田植え前の水を張った田んぼ2〜3枚に入っていたのに加え,畔にも並んでいたので,100羽位いたかもしれない。
 
 
 警戒心がそれほど強くないので,かなりの近くから観察させてくれた。
 
 
 胸からお腹がほぼ真っ黒になっている子から,全然黒くなっていない子まで,さまざまな段階の子がいた。
 
 まだ,それほど黒くなっていない子。
 
 
 もう少し黒くなると,こんな。
 
 
 この子たちは,真っ黒。
 
 
 まだ,いた。
 
 
 まだ,まだ,沢山いたけれど,今回はここで止めておこう。
 見る方が大変。
 
 後で,「運転していて,よく見つけたね。」と妻に言われたが,鳥の人は,みんなそうだと思う。

 真っ直ぐ前を見ていても,なぜか,鳥は見えてしまう。

 いそうだからって,横を見ながら運転していたわけじゃない。
 安全運転第一。
 
 口直しに,この時期限定の鳥海山を貼っておく。
 
 
 庄内平野の田植え前の田んぼに映る,逆さ鳥海山。
 
(2024/05/12  ムナグロ)