今回はヘビが出てきます。苦手な方はご注意を。
妻の御朱印集めに付き合って,山形県置賜地方の神社に伺ったときのこと。
境内でアオダイショウに出会った。
久々の立派なアオダイショウ。
子どもたちが小さな頃,1mを優に超えるアオダイショウを持たせ(良い子はマネしないでネ),記念写真を撮ったことがあるが,そのときに捕まえた個体と同じくらい大きかった。
顔をアップするとこんな感じ。
舌を出したところ。
精悍な顔つき。
なかなかのカッコ良い個体だった。
舌をペロペロ出し入れするのは,空気中に漂っている匂いの粒子を舌にまとわりつかせ,口の中の嗅覚器官(ヤコブセン器官)で,匂いを感じ取るため。
前から観察すると,口の先に,舌を出し入れする隙間が開いている。(舌の先っぽが見える。)
舌から採取した匂いで,近くに人間のジジババがいるな,て,わかる。
舌は,こ~んなに,長く伸びる。
ジジババの匂いを堪能しているのか。
良い匂いさせて,ごめんな。
ところで,昔っから,アオダイショウは,家の守り神とも言われ,縁起の良い生き物とされている。
そんな生き物と,神様が祀られている場所である神社で出会った。
これから良いことが起きることの前触れかもしれない。
境内には,アジサイも咲き始めていた。
ときどき,こんなクルミの殻を目にするが,この中身を食べたのは誰なんだろう?
(2024/06/21 アオダイショウ)
環境省のレッドリストでは,準絶滅危惧(NT),秋田県版レッドリストでは,絶滅危惧Ⅰ類に指定されているが,今回観察できた山形県では,レッドデータの指定がない。
たぶん,それなりに個体群が安定しているのだろう。
翅裏がよくわかるオスの写真。
ヒメシジミとミヤマシジミ,アサマシジミの3種は,互いによく似ているが,前翅(写真では上の翅)中央に5つ縦に並んだ黒斑の,一番下の黒斑が丸いのは,ヒメシジミだけ。
ほかの2種は,楕円になっている。
また,後翅(下の翅)の外縁側に並んでいる丸っこい黒斑に青い鱗粉が見えるのは,ミヤマシジミだけ,という。上のオスの個体では,見られない。
しかし,今回撮影したメスの中には,青色鱗らしきものがある個体もあった。
画像が粗くなるが,拡大してみる。
ヒメシジミでも,このような個体がある,ということ。
オスの翅表は,やや紫がかった青で,とてもきれい。
そして,個体差がある。
光の当たり加減が影響しているかもしれないが,青が濃く見える個体。
青が薄く見える個体。
翅表の外縁に着目すると,黒帯が太い個体。
黒帯というより,黒斑が並ぶように見える個体もあった。
これも,光の加減か?
メスの翅面は,シックな黒褐色で,後翅にオレンジ色の斑が並んでいる。
見方によっては,オトナ。
メスの方も,色合いに個体差があるようで,オレンジがない個体もあった。
ここまで,個々のチョウを見てきたが,全体を見ると,オス・メスが入り乱れ,重なるように,ひとつの花に止まったりして,なんか,すごく楽しそうだった。
生命力溢れる光景,と言うと,固い表現になってしまうが,元気をもらえる光景には違いない。
これを見ていると,映画の「アメリカン・グラフィティ」や「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」(第1作)に登場する若者たちのパーティーを連想。
パーティーの仲間から離れ,片隅で,こんなことしているカップルもいたし。
お尻とお尻がくっついて,おしり合い。
ヒメシジミたちに遊んでもらっているとき,サシバが,背景の林にいたが,証拠写真は,後ろ向き。
このときは,何か獲物を見つけたようで,林の中に飛び込んでいった。
交尾しているヒメシジミの上では,サンショウクイが,珍しくも,木の天辺で鳴いていた。
(2024/06/22 ヒメシジミ,サシバ,サンショウクイ)
いつもお世話になっている妻に喜んでもらおうと,山形県飯豊町のゆり園に行ってきた。
このことは,記事にするつもりがなかったが,昨日,NHKの全国版のニュースで紹介されていたので,私たちが行ったときの状況を,ここに掲載することとした。
メスは,前翅の付け根付近が,灰色を帯びている。
背景もきれい。
「あぁ,ゆり園に来たんだなぁ。」と実感させてくれる。
別途頼んだものではなく,セットになっていたもの。
斑猫。
まだらねこ ... ,ではなく,はんみょう,と読む。
それっぽいのはこれだが,肝心の大アゴが写っていなかった。
今度行ったとき,確かめたい。
これは,2022年7月に宮城県内で撮影したもの。
鳥見をしていると,つい,足下をおろそかにしてしまうが,そこにも楽しそうなことがたくさんありそう。