クロガモは,木枯らしの効果音のような,独特の声で鳴く。
近年,普通に見ることができるようになったこともあり,今回はスルーかな,と,一旦思ったが,鳴き声があまりにもにぎやかだったので,覗いてみた。
すると,女子1人,男子10人が,お祭りを開催していた。
口を開けている男子たちが,さっきから聞こえている声の発信源。
競い合うように鳴いていた。
立ち上がってアピールしている男子もいる。
あっちでも,こっちでも。
シノリガモ同様,クロガモも水上を猛ダッシュして,女子にアピールする。
この男子,勢いあまって,翼を広げ,空中に飛び出てしまった。
純な想いが,突っ走ってしまったか。
この日は,先を急いでいたので,ここでお終い。
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実は,この約1か月前の3月2日も,ここで,同じように,クロガモたちがお祭りをしていた。
そのときは,女子1人に対し,男子8人。
やっぱり,にぎやかに鳴いていた。
女子1人が男子8人を引き連れているよう。
鳴いている,鳴いている。
クロガモの場合,鳴くことも,女子へのアピールなのか。
水面に立ち上がってのアピールは,このときも見られた。
そして,このときは,女子の方からの,このような行動も見られた。
見方によっては,ちょっと色っぽい感じ。
あっはぁ~ん なんて。
もしかして,この女子,男子たちに何か振りまいている?
こんな書き方すると,こいつ,また,テキトーなこと書きやがって,と思われるかもしれないが,この後,男子たち,急に張り切り始めた。
うっひょ〜,なんて声が聞こえそう。
純な男子が,女子の色気にのぼせ上がる,の図。
こうして見ると,クロガモの男子も人間の男子も基本的に一緒。
表し方が違うだけ。
それにしても,こんなお祭りが1か月も続いている,てこと?
男子にはつらいなぁ。
せつない。
(2024/03/02 & 03/31 クロガモ)