そのカイツブリが,この日,トンボを食べていた。
そのカイツブリが,この日,トンボを食べていた。
先日の早朝,自宅トイレでしゃがんでいるときに,ジョウビタキの声を,今季初聞き。
シジミチョウの仲間は,どの子も,とってもめんこ。
何かの記事に混ぜようと思っていて,そのまま忘れていた。
この夏に出会ってきたヤンマたち。
はまっていた,というほどではないが,チョウやトンボを撮るために,マクロレンズは,常に2~3本は手元に置いて,楽しんでいたことがあった。
しばらく前に,レンズはすべて売り払ってしまったが,最近,また,虫が面白くなってきてしまった。
で,ご近所に出かけ,手持ちの100-500mmのズームレンズで,キチョウを撮影して楽しんでいたのだが,
久しぶりに図鑑を見ると,何と,知らない間に『キチョウ』は,『キタキチョウ』と『ミナミキチョウ』に分けられ,『キチョウ』というチョウは,いなくなっていた。
宮城県にいるのは,『キタキチョウ』らしい。
分類については,以前から,トンボ分野では,カワトンボが,『ニホンカワトンボ』に統一されたり,鳥分野では,ハヤブサが,タカの仲間でなくなったり,メボソムシクイに,『コムシクイ』と『オオムシクイ』が加わったり,と,結構,変更されて,混乱してきているが,こんな身近なチョウも,分類が変わっていた。
なんも変わらないものと,のんびりしていて,キチョウなんか(ごめん!),図鑑でも確認していなかった方が悪いのだが,ホント,びっくりした。
その世界の方々は,半端じゃなく,その生き物たちが堪らなく好きで,何かがどこかにいっちゃっている変態(褒め言葉です!)で,泥沼の中の住人。
そういう凄い人たちが決めているんだから,しょうがない。
(2024/08/10 キタキチョウ)
ムシヒキアブの仲間は,ほかの虫を捕まえ,その体液を吸う。
獰猛な虫で,虫に感情があれば,まさに恐怖の対象。
その仲間の中で,フィールドで目立つのが,アオメアブとシオヤアブ。
アオメアブは,美しい目が,目を引く。
青い目はとっても美しいが,口元のひげの下に,恐ろしい口吻が見える。
この黒い口吻を,捕らえた虫に突き刺して,体液を吸う。
横から見ると,こんな感じ。
獲物をがっちりと捕まえられるよう,足先が二股に分かれている。
こちらは,シオヤアブ。
アオメアブと同じく,太くて,黒い,口吻が見える。
見るだに,恐ろしい。
でも,強い虫が好き,という人は,こういうのが,堪らないかもしれない。
足の構造も,アオメアブと一緒だった。
動きが,なんだか変だったので,よく見ると,もう1個体と繋がっていた。
なお,アブの仲間では,人から吸血する種類もあるが,この子たちは,基本,人畜無害。
こんなのに吸血されたら,たまったもんじゃない。
(2024/08/10,11 アオメアブ,シオヤアブ)
昆虫の仲間には,人間の空想を,そのまま現実にしたような,不思議な生き物が,多くいる。
見間違えたのは,コオニヤンマではない。
コオニヤンマは,一見,オニヤンマとよく似ているが,フィールドでも,見間違えることはない。
もう出ているかな,と,家の近くのポイントに行ったら,いた。
真っ赤なの。
マユタテアカネ。
名前の由来が顔にある。
私は,眉ではなく,ぶたの鼻のように見えるので,『ぶたアカネ』と思っている。
だから,ホントの名前を,よく忘れる。
今回も,図鑑を見て,名前を調べてしまった。
このトンボは,真っ赤になるので,出現初期には,出会えるとすごく嬉しい。
緑色の中に,染み入るような真っ赤。
メスは,翅先端に,ノシメトンボのような黒っぽい斑が現れる個体も多い。
ここは,同じく真っ赤になるマイコアカネも出るはずだが,今回は見つけられず。
これからなのか。
この一週間前の蔵王には,まだ赤くなっていないアキアカネとナツアカネがいっぱいいた。
アキアカネとナツアカネは,互いに似通っていて,紛らわしいが,胸の模様を見ると,上がアキアカネ,下がナツアカネかな?
このトンボたちは,暑いのが苦手なので,生まれてすぐ,高地に避暑に行く。
そして,秋,涼しくなってから,下に降りてきて,お馴染みの『赤とんぼ』になる。
今は,まだまだ暑いので,高地で避暑中。
(2024/08/10,2024/08/03 マユタテアカネ,アキアカネ,ナツアカネ)
青葉山公園の三の丸周辺。
蝉しぐれの中,蝉の抜け殻がたくさんあった。
足下の地面には,蝉が出てきたと思われる穴がいっぱい。
とても不思議だったのは,木の高い所にも,
足下にも,抜け殻があった,ってこと。
セミは,地面から出て,木の幹などにすがって羽化するが,羽化する場所をどのようにして決めるのだろう。
一見すると,木の高いところで羽化した蝉は,ずいぶん苦労して登っていったんだろうな,と思うし,足下の草などで羽化した蝉は,ラクしたんだなぁ,と思いがちだが,もしかすると,ず~っと地面を這ってきて,ここにたどり着いたのかもしれない。
ちなみに,我が家の庭でも蝉が羽化しているが,抜け殻が地面がコンクリートの場所にある踏み台にあり,出てきたと思われる穴から,5~6mは,離れていた。
ホント,不思議だ。
次からは,羽化した後の蝉たち。
こちらは,ミンミンゼミ。
下から見上げた1枚。
夏らしく,緑と光を入れてみた。
ザ,夏!
秋田にいた子どもの頃,捕まえた蝉は,アブラゼミばかりだった。
当時,ほかの種類の蝉は,希少に思っていた。
しかし,蝉全体からすると,翅が透明でない蝉の方が希少のようだ。
撮れたのは,以上2種だけだったが,このほかに,ツクツクホウシも鳴いており,3種混ざった蝉しぐれが,とてもにぎやかだった。
なお,テニスコートの奥まで行くと,シャシャシャシャシャ...,と,テレビで聞いたことがある,クマゼミのような声も聞こえてきた。
クマゼミは,太平洋側の北限が茨城県の南方系の蝉だし,何よりも,ミンミンゼミとは,時期,時間,或いは,場所の棲み分けをしていて,同時に鳴き声を聞くことはないようなので,たぶん聞き間違いと思うけど...。
確認したくって,声を頼りに姿を探したが,どれも高いところで鳴いており,見つけることができなかった。
(2024/08/11 ミンミンゼミ,アブラゼミ)
4月上旬の早朝,しんと静まった木立。
そこに訪れた喧騒。
あ,アオゲラたち。
なに?
何してるの?
2羽が,幹を挟んで,いないいないばあをしている?
チューしているようにも見えた。
いや,していない?
やっぱり,している?
くちばしでよしよし?
首伸ばしてシンクロしたり...。
とにかく,にぎやかに,目まぐるしく,動き回っていた。
こんなアオゲラたち見たことないので,もう少し近づいて見ようと,少し動いたら,失敗。
飛んで行ってしまった。
2羽だけと思っていたが,3羽以上はいたようだ。
(2024/04/06 アオゲラ)