今季初めての紅いベニマシコ。
丸っこい顔と,同じく,丸っこくて小さなくちばしが,とってもめんこ。
紅くなくても,同じくらいめんこ。
今季初めての紅いベニマシコ。
丸っこい顔と,同じく,丸っこくて小さなくちばしが,とってもめんこ。
蕪栗沼周辺は,とても豊かな土地で,さまざまな生き物が,ここで冬越しをしている。
そして,食物連鎖のピラミッドのトップにいると思われる猛禽たちも。
オオハクチョウを真下から見る。
1枚1枚の羽根で構成された翼が,シンプルにきれい。
ここでは,よくタヌキと出会う。
寒い時期,蕪栗沼方面では,地表が霧に覆われて,何も見えなくなることが,結構ある。
空から犬の声がした。
聞き慣れたマガンの声とは違う。
見るとシジュウカラガン。
現場で書くフィールドノートには,このようにメモしていた。
「シジュウカラガンは鳴き声が違う。高い声で,犬のように,ワン,ワン,鳴く。」
ウソじゃない。
ホントに,犬の鳴き声のよう。
以前は,シジュウカラガンの飛来数が少なくって,声をじっくり聞く機会があまりなかったが,今は違う。
ぜひ,現場に行って,声を聞いて,確かめてほしい。
仙台市八木山動物公園の羽数回復事業(⇒ HP)に携わった方々を始め,羽数回復に努力してくださった方々のおかげで,今は,普通にたくさんいるから。
しかも,足にフラッグのない,2世代以降の野生シジュウカラガンばかり。
(2024/11/10 シジュウカラガン)
オグロシギが飛んだ。
名前の由来になった黒い尾は,飛んでくれないと,よく見えない。
飛ばないでいると,こんな姿だから,
飛んだときに,黒い尾が見えると,ドキッとする。
飛んだときの尾の印象が強烈なので,普通は見えない黒い尾を名前に付けた理由が,よく理解できる。
これまで,飛んだときは,ポカンと見とれてしまい,撮影したことがなかったが,今回は,たまたまファインダーを覗いていたので,撮ることができた。
美しいなぁ。
下の写真で,前を飛ぶ2羽はツルシギ。
飛んだは,飛んだけれど,すぐ近くに降りてくれた。
一瞬の至福。
ドッキドキだった。
(2024/09/29 オグロシギ)
9月29日。
ガンやシギたちに気を取られてしまい,忘れていたが,すでに,チュウヒも戻ってきている。
この子は,幼鳥かな。
全身が茶色っぽい個体もいたが,撮影はスルー。
逆光で,遠かったので,写真は証拠写真レベル。
チュウヒは,ここでは繁殖していないようなので,たぶん,渡ってきたもの。
口直しに,きれいに撮れたチョウゲンボウも張っておこう。
同じ日,近くの田んぼにいたもの。
翼裏の鷹斑(たかぶ)のような模様がきれい。
宮城県内でも繁殖している鳥なので,渡ってきたかどうかはわからない。
ハヤブサの仲間なので,翼の先が尖っていて,なかなかカッコイイ。
ノスリもいたが,ノスリも県内で繁殖しているので,こちらも,来たのか,いたのかは不明。
(2024/09/29 チュウヒ,チョウゲンボウ)
我が家にとって,ホトトギスは,とっても身近な存在。
まさか,こんなに早く来るとは想定していなかったので,恥ずかしながら,現場では,マガンの大群だと思い込んでいた。
桜の樹の下には屍体が埋まっている!
これは信じていいことなんだよ。何故って,桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。
これは,梶井基次郎の短編小説「桜の樹の下には」の冒頭部分。
夜に浮き上がる満開の桜を見るとき,あの妖しさは,まさにそのとおり,と感じるが,私は,曼珠沙華も,そうではないかと思っている。
花の下には,何か,埋まっている。
そう感じている人は,多いと思うのだが,私の知る範囲では,誰も記事に書いていない。
このこと,禁忌なのか?
* * * * * * * * * * * * * * * * *
と,書いてしまったが,今,ネットで調べたら,土葬の時代は,動物などから遺体を守るため,毒草である曼珠沙華を,墓の周囲に植えていたことも,実際,あったらしい。
そのつながりで,曼珠沙華自体が,禁忌になっていた時代・地方もあったようだ。
きっと,私も,どこかで,そんな話しを聞いたことがあって,意識下で記憶していたかもしれない。
やはり,普通の花ではなかった。
改めて,合掌。
(2024/09/29 曼珠沙華)