鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

くきっ!

2025年01月27日 | 福島県_浜通り

 今月17日,冬の荒れた日本海で揉みくちゃにされているウミアイサを記事(⇒ 記事にリンク)にしたが,このウミアイサたちは,鏡のような水面にいた。

 同じウミアイサでも,冬越しする環境がずいぶん違う。

 
 ここは,とっても,おだやか〜。
 
 ウミアイサは,見かけが,まさに『パンク野郎』で,求愛行動も派手なのだが,この日,ここでは,水面と同じように,しっとりと落ち着いていた。

 
 『仲良きことは美しき哉』,という言葉が,すっ...,と,入ってくる光景。

 
 実は,『仲良きこと』ってのは,なるのも,保つのも,互いの,水面下での努力が必要なんだけどね〜。
 
 あら。
 
 
 くきっ!て,ずっこけられた。
 
 春の兆しだ 
 
(2025/01/12  ウミアイサ)

とり変わる

2025年01月26日 | 福島県_浜通り

 私の認識が間違っているかもしれないが,20年前位,こちらの方では,オカヨシガモは,それほど多くなかった。

 ここは,相馬港の釣り桟橋だが,ここも,以前は,ヒドリガモばかりで,オカヨシガモが入るような場所ではなかった。

 今季,今のところ,ここでは,ヒドリガモではなく,オカヨシガモが優占種となっている。

 地域変われば鳥変わる,というが,年によっても,見られる鳥が遷移していく。

 長く鳥と付き合っていると,それもまた楽しい。

 あぁ,けど,私も昔のことを語るような年寄りになってしまったかぁ。

 昔語りをし過ぎて,嫌われないようにしなくっちゃ。

(2025/01/12  オカヨシガモ)


アカエリカイツブリと再会

2025年01月25日 | 福島県_浜通り

 相馬港にアカエリカイツブリがいた。

 山形や気仙沼では出会っていたが,ここで出会うのは今季初。

 潜水時,ホオジロガモやシノリガモのような尾羽は見えないが,両足のひれの名残が見えるときがある。潜水時のこうした名残で,水中をどのように活動しているのか想像するのも楽しい。

 この子は,魚取りの名人だった。

 1匹目。

 2匹目。

 3匹目は,でかかった。

 4匹目。

 見ていた短い時間に,どんどん捕っては,食べていた。

 昨季は,アカエリカイツブリの当たり年で,今回出会ったこの子のように,港や河口など,人に近い場所にも普通に入ってくれていた。

 中には,『エリ』が赤くなる時期までいてくれた個体もあったが,今季は,これからどうなるのか。

 昨季は,くちばしが折れたり,また,潮だまりに取り残されて,落鳥した個体にも出会ってしまったが,この子には,しっかり栄養を取ってもらって,ここにいる間,元気で過ごしてほしい。

 この後に立ち寄った鳥の海にも1羽入っていた。

 傾いてきた陽に照らされ,目にキャッチライトが入っていた。

(2025/01/12  アカエリカイツブリ)

 


ホッピング? ウォーキング?

2025年01月24日 | 福島県_浜通り

 鳥の歩き方は,大きく2つに分類されている。

 ひとつは,両足を揃えてピョンピョン跳ねて進む『ホッピング』。
 もうひとつが,両足を交互に出して進む『ウォーキング』。

 両方を使う種類も多いが,主にどちらの歩き方をするのかは,鳥の種類によって,大体決まっている。

 さて,ヒバリはどっちだろう? とネット検索すると,スズメ目では珍しく,『ウォーキング』ということ。

 なるほど,歩いているな。

 で,ホッピングをしないか,というと,そうではない。

 テキトーに使い分けている,ってことかな。



 この写真は,この溝を超えるのに,どうする? と,考えているところ。

 ん〜,ん〜?

 あ,溝を跳び越えた。



 ジャンピング?



 なお,『ホッピング』と『ウォーキング』のほかに,『ランニング』という分類もあって,これは,両足が中に浮く瞬間があるくらい早くウォーキングすることをいうらしい。

 なるほど,シロチドリやミユビシギの走りは,『ランニング』としか形容のしようがないかな。

 カラスはとっても器用で,遊び好きなので,スキップもしているかもしれない。
 加えて,『スキッピング』か?

 横歩きもするので,『ハンプクヨコトビング』なんてのも,しているかもしれない。

 あぁ,こんないい加減なことを書いているのを,真面目な誰かに見つけられると,叱られるなぁ。

(2025/01/12  ヒバリ)


漁港の丸子ちゃん

2025年01月23日 | 福島県_浜通り

 まるいよ!



 まんまる



 みぎ  むいても  まんまる


 
 ひだり  むいても  まんまる


 
 おしりも  やっぱり  まんまる


 
 およいでも  まんまる



 まんまるの  ふわふわ


 
 とんでも  てで  まるを  つくっちゃう

 

           
 
(2025/01/12  カイツブリ)

女子がひとり+

2025年01月22日 | 福島県_浜通り

 ホオジロガモのメスのように見えるけれど,くちばしの先端がオレンジ色になっていない。



 まだ若い子なのかな。

 成鳥とは普通に出会えるので,こういう個体との出会いは,無茶苦茶嬉しい。

 
 よく見ると,くちばしの先っぽが,ほんのりオレンジ色がかってきている感じはある。
 


 翼を伸ばしたときの,翼の白いパターンは,こんな感じ。

 
 図鑑に照らすと,やっぱりメスの若い個体。
 
 最初は少し遠かったが,嬉しいことに,結構近くまで寄ってくれた。

 
 目の前で潜水を繰り返す。




 
 鳥でも,子どもは,おとなよりも警戒心が薄く,慣れっこいところがある。

 
 比較対照を兼ねて,この日,別のところにいた成鳥も掲載しておく。
 
 こちらはメス成鳥。

 
 こうして並べてみると,あまり違いがないようだけれど,おとなの女性は,冬になると,唇に紅を差すように,くちばしの先っぽに橙(だいだい)を差す。

 
 こちらは,お馴染みのオス成鳥。

 
 体が白くって,緑色光沢の黒い頭に,ほっぺの白斑がくっきり。
 
 頭の三角おにぎりの形は,頭の形ではなく,これは髪型。

 
 横浜ベイスターズの三浦大輔監督と同じように,髪を盛り上げて,乱れなく,ばっちりと整えているから,この形になっている。
 
 松川浦を『ハマの番長が泳いでいる』の図。


 首から上を,三浦監督とすげ替えて,想像してみよう。
 
 ハマの番長が飛んだ!



(2025/01/12  ホオジロガモ)

今季のカモメは?

2025年01月21日 | 福島県_浜通り
 鳥を見に行くときは,なんやかんやでその土地にはお世話になるので,可能な限り,お金を落としていくことにしている。
 
 松川浦方面に行くときは,事前にクーラーボックスを車に積んで,『浜の駅松川浦』に寄って,新鮮な魚介類などを購入することが多い。
 
 この日は,妻がハマっている『おびすやのピリカラ青のり佃煮』と同じく妻が大好きな釜揚げしらすを買った後,昼食用の弁当も購入し,港内で,海を見ながら食べることにした。

 
 防波堤には,ずらりとカモメ類が並んでいたので,鳥見をしながら,美味しい弁当を食べる,という贅沢な時間を過ごさせてもらった。
 
 並んでいたカモメは,ウミネコにオオセグロカモメが混ざる感じだったが,こちらでは割合が少ないセグロカモメの姿もあり。

 
 ユリカモメの姿もあり。

 
 そして,カモメも混ざっていた。

 
 カモメは好きなので,つい夢中になってしまう。

 
 手前がカモメで,奥がウミネコ。
 
 車内では,弁当を食べたり,双眼鏡を覗いたり,撮影したり,と,大変。

 
 双眼鏡の接眼レンズに米粒が付いたり,レンズに揚げちくわを落としたり,箸がすっ飛んだり,・・・。

 昨季はどこに行ってもカモメ類がいなくって,とっても心配したが,今季はいけそうかな?

 帰りに,ちょこっと鳥の海に寄ったら,ここの防波堤にも,カモメ類がずらりと並んでいた。

(2025/01/12  オオセグロカモメ,セグロカモメ,ユリカモメ,カモメ)


コブちゃんが戻ってきた~♪

2025年01月20日 | 福島県_浜通り
 タイトルの『コブちゃん』は,楽天ゴールデンイーグルスの小深田選手ではなく,コブハクチョウのこと。

 早く戻って来ないか,と何度か,チェックしに,松川浦に行っていたが,この日,ようやく,群れと出会うことができた。

 大須海岸脇の駐車スペースに車を止めて,松川浦内を双眼鏡で確認すると,海苔養殖棚の杭が並ぶ中に,20羽ほど,

 また,遠くの対岸に,20羽ほどが見えた。

 広がっていたので,写真では,一部しか写っていない。

 バードリサーチの調査によると,ここのコブハクチョウは,青森県の小川原湖近辺で繁殖し,ここで越冬するようだが,今季もここに戻ってきてくれた。

 小川原湖-松川浦個体群は,100羽はいるようなので,この日見えたコブハクチョウが,たぶん,全部ではない。

 残りはどこにいるのだろう。

 私が見えていないところにいたのか,それとも,まだ小川原湖方面にいるのか,はたまた,先日奥松島で見たように,松川浦以外で越冬する個体群もあるのか。

 幼鳥が見えないのも,何か理由があるのか?

 茨城や千葉,山梨などの個体群と違って,この個体群は,人間による給餌への依存度は低いとされており,実際,この日もアマモを食べていた。




 しかし,私に寄ってきたところを見ると,餌付けされている感じもある。鳥友人のブログ情報では,地元の方が餌付けしていたらしい。

 少し心配なのは,コブハクチョウが,ここで養殖している海苔を食べていないか,ってこと。


 ここは,漁業の中心が海苔養殖のようなので,海苔に被害を出したら,大変。

 海苔養殖棚のエリアにも,普通に入り込んで,何やら食べていたが,これは何だろう?



 まぁ,海苔も口に入るかもしれないが,やっぱ,アマモが中心かなぁ。



 と,思いたい。

 駆除だけは,ご勘弁を!

(2025/01/12  コブハクチョウ)


チョビ髭ガモ

2024年12月14日 | 福島県_浜通り

 コスズガモのくちばしの先っぽには,加トちゃんペ みたいな,チョビ髭がある。

 念のため言っておくけれど,私がマジックで書いたものではない。

 このカモと似ているスズガモは,こんなふう。

 過去に撮影したものも含め,掲載してみたが,スズガモの黒斑は,コスズガモのチョビ髭より,幅があり,立派だった。(個体によってはチョビ髭もいるようだが・・・。)

 翼帯は,次列(体側)の翼帯のみ白。

 初列(先っぽ側)の翼帯はグレー。

 下は,1月に撮影したスズガモだが,翼帯は,初列まで白い。

 頭の色は,光の当たり方によって変わるが,基本,コスズガモは,紫色っぽい黒で,スズガモは,緑色っぽい黒。

 この日は,このように並んでくれたので,頭の形や体の大きさ,体の模様なども比較できた。

 近くから観察できた希少な機会だったので,後で使えるよう,図鑑的な写真も置いておこう。

 顔のアップも。

 反対向きも。

 比較対照用にスズガモも置いておく。

 やっぱり,頭の色も形も違うし,背中の模様の荒さや脇の模様の出方も違う。
 別の写真にすると,体の大きさの比較はできなくなるが,「浮き」が違っているような感じはある。

 随分前になるが,奥松島の塩田跡に入ったとき,A子さんに,「頭の形が8に見える」と教わったことがあるが,正面から見ると,まさにそのとおりだった。

 このカモ,北アメリカと中央アメリカ地域を行き来しており,本来,日本に渡ってくるようなカモではないが,ここには,昨季に続いて,連続で来ている。

 ただ,地味系なので,鳥屋さん以外には,たぶん,誰にも興味を持たれないのが残念。

(2024/12/08  コスズガモ,スズガモ)


あんときのイソシギ

2024年12月13日 | 福島県_浜通り
 この子に気を取られ,派手に転んだのが,1か月前。


 
 あんときは,飛ばれてしまい,撮影できず。
 
 
 残ったのは,両足の怪我とレンズフードに付いた傷のみ。
 
 
 しかし,今回は,優しくも,近くに留まってくれ,しばし,お付き合いしてくれた。

 入浴シーンのサービスも。
 


 『ドラえもん』のしずかちゃん,はたまた,『水戸黄門』の由美かおるさんか。
 
 お風呂上がりには,ノ~ビ~,ノビ。
 
 
 尾脂腺(びしせん)から,フェザーケアオイルを取って,ぬりぬり。
 


 こういう姿は,じ〜んと,穏やかな気持ちにさせてくれる。
 
 イソシギって,ホント,心を和ませてくれる鳥だと思う。
 


 この日も,いてくれて,ありがとう。
 
(2024/12/08  イソシギ)

モブ女子はいずこに?

2024年11月17日 | 福島県_浜通り

 11月9日。

 松川浦の大洲海岸に,15〜40羽程度の群れが,4つくらい入っていた。

 
 ここだけで,100羽程度は,いたと思う。
 
 
 ただ,どの群れも男子ばかりで,女子がとても少なかった。
 
 この日に限らず,クロガモは,このような群れになる傾向があるようだ。
 
 
 ひとりのマドンナ女子に,大勢の男子が,ドドッと集まった感じ。
 
 張り切っている男子は,もう,今,この時期から,鳴いたり,突進したりのアピールを始めていた。
 
 
 
 楽しそうではある。
 
 
 不思議なのは,こういう群れに入っていない,ほとんどの女子は,どこにいるのかってこと。
 
 いずれは,そういう女子たちも,男子とペアになって子作りをしないと,数が合わなくなってしまうが,今,どこにいて,どのように過ごしているのだろう?
 
 
 これまで,あまり気にしたことがなかったが,一旦気になると落ち着かない。
 
 男子に囲まれているマドンナ女子ではなく,モブ女子の集まりを見たくなってきた。
 
(2024/11/09  クロガモ)
 
 

幸運,連鎖中

2024年11月16日 | 福島県_浜通り

今回の記事は,記事内容と写真はリンクしていません。

 幸運の連鎖って,あるものだ。

 12か月点検のついでに,ディーラーに冬タイヤを持ち込んだら,ホイールの経年劣化がひどく,全とっかえの必要がある,という。

 想定外の大出費。

 しかし,その足で,すぐに量販店に行ったら,幸運にも,在庫があって,即,交換できた。

 当日中に解決できて,ホント,幸運だった。

 その日の夕方,晩酌をしようと,日本酒の四合瓶を持ったら,違和感がある。

 あれ? 利き手の薬指の第一関節が曲がったまま,伸びない。

 翌朝,整形外科に電話をしたら,幸運にも,すぐに受診できることになった。
 さらに,幸運にも,検査の結果,骨に異常はなく,指の腱(けん)が外れたのが原因とわかって,薬指をがっちり固定していれば,完全ではないにしろ,治る,とのこと。一瞬でも,曲げたらダメだけれど。

 その期間は,幸運にも,2ヶ月間だけ。

 カメラや双眼鏡を扱う親指や人差し指,中指でなく,幸運だった。

 指を必ず使う楽器やスポーツ,蕎麦打ちなどとも無縁だったのも幸運だった。

 今度は,同じ日の午後,気がついたら,風邪のせいか,声が出なくなり,人との会話ができなくなっていた。

 指と喉の二重苦となる。

 しかし,その日,早めに寝たら,幸運にも,なんと,翌朝には,声が出るようになっていた。

 一晩で治るなんて,幸運以外の何物でもない。

 そして,この数日後,遠くを飛んだイソシギに気を取られ,海辺で,岩の上に転倒。

 ズボンの膝の部分に大きな穴が開いてしまい,ズボンの中身も,やってしまった。

 指と喉に加えて,両膝も痛め,三重苦になる。

 しかし,首に下げていた双眼鏡もカメラもレンズも,レンズフードに傷が付いただけで,幸運にも,無事だった。たぶん。

 足の方も,両膝が血だらけになっただけで,幸運にも,すぐに,歩くことができた。

 傷口の面積が結構広かったので,消毒の染みる痛さや治療の楽しみを,思う存分に味わうことがとできた。

 思い起こせば,前月も,鶴岡遠征のとき,砂利敷きの駐車場で,砂利に混ざっていた木ネジを踏んでしまい,タイヤがぺちゃんこになるパンクをしまったことがある。

 このときも,幸運にも,すぐ近くにガソリンスタンドがあり,そこのお兄さんが応急処置をしてくださり,おかげさまで,自力で,仙台に帰り着くことができた。

 本当に,最近は,幸運な出来事が重なって起きている。

 しみじみ思うが,こんなに恵まれる人は,他にいないと思う。この記事を読んだ方々の妬みが,恐ろしいくらいだ。

 しかし,私は,このような幸運に溢れた出来事は,もう十分かなぁ。

 私の幸運が妬ましい方には,お譲りしてもよい。

 最後,お口直しに,弥勒菩薩様のようなハマシギを貼っておこう。

 頬に手を添えようとしているところなど,広隆寺にいらっしゃる弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)のようだ。

 何の因果か,実は,この写真を撮った後に転倒した。

 弥勒菩薩様だから,救っていただけるのは,56億7千万年後か?

 あぁ,まだ,足が痛い。

(2024/11/09  ハマシギ)

 


鴨と蝶とワラビ餅

2024年11月07日 | 福島県_浜通り
 10月26日。
 
 福島県天栄村の『道の駅 季の里 天栄』に,新米の天栄米を買いに行ったついでに,ちょっと足を伸ばして,白河市の『南湖(なんこ)公園』に行ってきた。
 
 
 南湖公園は,日本で最初の市民公園で,元々は,渋沢栄一が敬愛していた白河藩主・松平定信公が開いた,という由緒ある公園。
 
 
 国の史跡名勝にも指定されているようだ。
 
 公園の中心には,『南湖』という大きな池があり,周回できる遊歩道が整備されていた。
 
 
 南湖の北側にある『南湖神社』の辺りから,反時計回りで一周してみた。
 
 
 水上には,カモ類などが見られたが,西側にある小さな島(御影の島)に,一定間隔で爆発音を出す装置(鳥よけ?)が設置されており,そのせいか,池の西側にはあまりいなくて,東側の方に片寄っていた。
 
 
 鳥よけ装置は,島にある神社をフン害から守るためのものかもしれないが,由緒ある公園にこういうものの設置は,違和感があった。
 
 池にいたカモ類は,カルガモ,
 
 
 マガモ,
 
 
 オナガガモ,
 
 
 コガモ,
 
 
 キンクロハジロ,
 
 
 ホシハジロ,
 
 
 ヒドリガモ。
 
 
 また,群れの中に,オカヨシガモの♂♀が,各1羽,混ざっていた。
 
 
 ハクチョウ類やガン類の姿はなかった。
 
 そのほかは,カンムリカイツブリ,カイツブリ,カワセミ,セグロセキレイ,ハクセキレイ,カワウ,サギ類など。
 
 カイツブリは,個体数が多く,池のあちらこちらで目撃。
 
 
 セグロセキレイの声も,そこら中から聞こえてきたが,姿を見ることは少なかった。
 
 これは,珍しくも,ハクセキレイとのツーショット。
 左がセグロセキレイで,右がハクセキレイ。
 
 
 この後すぐに,ハクセキレイが,セグロセキレイに追い払われていた。
 勝ち誇ったような顔をしているセグロセキレイ。
 
 
 ハクセキレイは,少し小さめだったので,子どもだったのかもしれない。
 
 チョウでは,池の北側にツマグロヒョウモンが多数。
 
 
 文字どおり,飛び交っていた。
 
 
 なぜか,オスばかりで,メスは,この1頭しか見つけることができなかった。
 
 
 かぐや姫は,5人に求婚されたが,倍率は,その比ではない。
 
 チョウは,普通,オスがきれいだが,このチョウは,メスの方が魅力的。
 
 翼の先っぽが,何とも言えない色。
 
 

 この黒っぽい色,「インクブルー」って言っても良いかな。
 
 このインクブルーとオレンジ,白との組み合わせが,とってもチャーミング。
 
 翅の裏も,オスとは異なり,「赤」が見えて,華やか。
 
 
 たくさんのオスのうち,この子をゲットするのは誰?
 倍率がチョー高いだけに,結ばれたオスは,チョー幸せ者。
 
 同じ場所に,このシジミチョウも,多数飛んでいた。
 
 
 ヤマトシジミ ?
 
 
 奇しくも,汽水域にいる二枚貝と同じ名前。
 
 この記事を書きながら,みそ汁の具が,二枚の殻を広げて飛んでいる姿を想像してしまった。
 
 背の低いセイタカアワダチソウに,複数の個体が群がっていた。
 
 
 蛹(さなぎ)で越冬するようなので,すぐに,卵を産んで,幼虫が育って,少なくてと,蛹に近いところまで育たないと,冬を越せなくなる。
 
 
 南湖の北西の岸辺には,洒落た飲食店が何軒かあり,南湖一周の後は,この店で,わらび餅を購入し,外でいただく。
 
 
 1個が,思ったより大きくって,食べ応え有り。
 
 
 そして,ここでは,南湖が見える外の席で,コーヒーをいただく。
 
 
 
 付き合ってくれた妻は,ここで大満足。
 良かった,良かった。
 
 南湖だんごやお汁粉は,次回の楽しみに,取っておく。
 
 
 
 最後は,この日のここの紅葉。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 まだ少し早かったが,色付いている葉もあって,写真に撮ると良い感じになった。
 
 日本庭園「翠楽園」には,花もあった。
 
 
 
 
 
 
 なお,この日の昼食は,せっかくここまで来たので,南湖公園に近い白河ラーメンのお店
 
 
 私には,味が濃すぎて,しょっぱかったが,お店の方々が,とっても感じが良かったので,がんばって,全部食べた。ごちそうさま。

 妻が食べたこっちの方が良かったかも。
 
 
 食べログの評価を信じて失敗することはしばしばだが,知らない土地だと,つい頼ってしまう。
 
(2024/10/26 カモ類)
 
 
 

あれれ?

2024年05月14日 | 福島県_浜通り

 先日,宮城県の蒲生干潟でコブハクチョウを見たので,越冬地である松川浦に,もういなくなった,ということを確認するために,行った。

 あれれ?

 いた。

 かなり少なくはなっているが,全部いなくなった訳ではなかった。

 そして,松川浦のすぐ北にある鳥の海にも。

 いた。

 さらに,翌日は宮城県内陸部の伊豆沼にも。

 いた。

 バードリサーチの調査によると,松川浦のコブハクチョウは,青森県の小川原湖に渡って繁殖する,ということだった。

 だから,先日,その途中の蒲生干潟で見たので,「松川浦にはもういなくなっているかも。」と,思いこんでしまった。

 しかし,違った。

 少なくはなっているようなので,三々五々,ぱらぱらと渡っているのかもしれない。

 また,蒲生や鳥の海は,松川浦と小川原湖を結ぶ直線の範囲内だが,伊豆沼って,かなり内陸の方。

 小川原湖に行くのであれば,遠回りになる。

 どうなってるの?

(2024/05/03,4  コブハクチョウ)

 

 


青森と福島を結ぶ

2024年04月13日 | 福島県_浜通り

 福島県沿岸北部の松川浦に行くと,コブハクチョウをよく目にするが,最近,バードリサーチの調査結果を知ってから,少し見る目が変わった。

 コブハクチョウは,日本鳥類目録に掲載されているものの,普通に見る個体は,飼育個体が野生化した外来種。

 「野鳥」とは言いがたいので,これまでは,そこにいても,あまり目に入ってこなかった。 というか,そもそも,フィールドノートに記録してこなかった。

 カビチョウを記録しないのと一緒。

 バードリサーチの調査によると,2023年時点で,全国に500羽超いて,松川浦にいる個体群は,青森県の小川原湖周辺にいる個体群とひとまとまりで,100羽程度。
 
 この「ひとまとまり」というのがミソ。
 
 
 小川原湖とその周辺で繁殖し,冬に,その一部が松川浦に渡って来ている,ということらしい。
 
 青森と福島の太平洋沿岸部を,南北に,行ったり来たりしている,ということ。
 
 初めて知った。
 
 
 しかも,他地域の個体は,人からの給餌に依存しているのに対し,こちらは,人からの給餌に依存することなく,湖沼にある水草などを食べている,という。
 
 
 これまでの安定した生態系には,良くないことかもしれないが,小川原湖周辺と松川浦では,その土地に根付いてきている感じ。
 
 
 いずれ,この子たち,青森生まれの東北人であることには違いない。
 そう考えると,何となく,身近に思えてくる。
 
 今度,仏沼に行ったとき,小川原湖にも寄ってみようかな。
 
 ちなみに,小川原湖には,北海道苫小牧市のウトナイ湖(その前は函館市の大沼公園)から移動してきたようなので,北海道にも縁があるようだ。
 
(2024/03/16,2024/03/31 コブハクチョウ)