松の内が明けて,寒さがこれから本格化してくる。
いつの間にか,このブログも開設1年を経過し,思いがけず,多くの皆様方に訪れていただき,また,多くのコメントもいただいてきた。
皆様への感謝の気持ちを込めて,暖かそうな写真を掲載する。
ふわっふわ。
一瞬でも,あったかい気持ちになっていただけたら,嬉しい。
あったかいんだから~ ・・・古いかなぁ?
(2024/12/28 ハジロカイツブリ)
松の内が明けて,寒さがこれから本格化してくる。
いつの間にか,このブログも開設1年を経過し,思いがけず,多くの皆様方に訪れていただき,また,多くのコメントもいただいてきた。
皆様への感謝の気持ちを込めて,暖かそうな写真を掲載する。
ふわっふわ。
一瞬でも,あったかい気持ちになっていただけたら,嬉しい。
あったかいんだから~ ・・・古いかなぁ?
(2024/12/28 ハジロカイツブリ)
めんこい顔のカモメがいた。
大きさは,周りにいるウミネコと同じか,やや大きい感じ。
背の色は,かなり薄い。
オオセグロカモメと比べると,こんなに小さい。
飛んだときの,風切一番外側の羽の裏側はこんな感じ。
このカモメなんだろう?
(2024/12/28 カモメsp.)
ミミカイツブリが5羽。
ミミカイツブリは単独でいることが多いので,こういう群れと出会うのは僥倖(ぎょうこう)。
わくわく,どきどきの時間の始まり。
ハジロカイツブリと同じように,目の色は赤。
朝の光が当たって,ルビーみたいな目にキャッチライトが入る。
また,ハジロカイツブリと同じように,羽白。
ハジロカイツブリだけ,名前に『羽白』があるが,実は,ミミカイツブリも属するカイツブリ科カンムリカイツブリ属のカイツブリ4種は,すべて羽白。
と,いうように,ミミカイツブリは,ハジロカイツブリと似ているところが多々ある。
比較できるよう,近くの港にいたハジロカイツブリの写真も張っておく。
くちばしが上に反っている,とか,顔の黒と白の境界がぼんやりしている,とか,目先の赤い線がない,とか,頭が盛り上がっている,とか,図鑑には,いろいろ書かれているが,いちいちそんなところはチェックなくっても,一見して,顔つきが全然違う。
5羽のミミカイツブリのうち,虹彩の赤い色が薄い子が1羽いて,すぐ近くに寄ってきてくれた。
目の赤い色は,自分で作るのではなく,甲殻類や魚などの餌から取る色素(カロチノイド)によるものと思われるので,まだ十分な色素を取れていない幼鳥なのかもしれない。
ということで,エビ(?)を捕食。
いずれ,子どもは慣れっこくって,すぐ近くまで寄ってくれる。
水面下を覗き込んでから,顔を出したとき,瞳孔がシュッと縮まる瞬間も撮影できた。
まず,パシャっと,水面下を覗き込む。
顔を上げる直前,まだ,瞳孔が,黒く,丸く,開いている。
まだ,開いている。
顔を上げた瞬間,瞳孔が小さくなった。
さらに縮まって,黒い点のようになった。
瞳孔の明反応がわかる連続写真。
暗い水中でも,目で獲物を探しているんだなぁ。
後ろを向くと,頬の白が,首筋近くまで広がっており,頭の黒が,首筋までつながっているのがわかる。
また,すでに,羽ばたき写真を上に掲載したが,この子,至近距離で羽ばたいてくれた。
暗い画像を補正したせいか,画質を落としてここに張るとき,目の赤い色がモノクロに落ちてしまった。
口直しに,目が赤い子の水玉飛び散る写真。
くちばしからピュッと水が出ているようなショット。
この子は,水面をクルクル回って,水面近くの餌を取っていた。
ミミカイツブリの締めに,5人揃った写真をもう1枚。
なお,この子たちがいた港の近くには,アカエリカイツブリも,
カンムリカイツブリもいた。
日本鳥類目録【改訂第8版】によると,カイツブリ科カンムリカイツブリ属は,以上に掲載した4種ですべて。
すべて,ここに揃ったことになる。
カイツブリ科では,他に,カイツブリ属のカイツブリがいるが,遠くって,撮影しそびれた。
(2024/12/28 ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ)
小トトロ2匹?
いや,いや。
コクガンの子どもが,背中合わせて,お食事中のところ。
ガンやハクチョウは,家族単位で行動するので,たぶん,ふたりはきょうだい。
『仲良きことは美しき哉』(武者小路実篤)
うちの夫婦みたいだな。(笑)
(2024/12/21 コクガン)
小さな漁港に,コガモやヒドリガモ,カルガモ,スズガモなどが入っていたが,その片隅で,ちっぽけなシギが,2羽,動き回っていた。
正確に言うと今季2回目の出会いだが,撮影できる距離で出会ったのは,今季初。
先週の土曜日,カーラジオから,タイトルのような話題が流れていた。
蕎麦やうどんを食べる動作を,『啜る(すする)』とも,『手繰る(たぐる)』とも言うが,その違いは? というもの。
その直後に出会った光景が,コレ。
コクガンが,アマモをずるずる。
ワカメをずるずる。
アオサをずるずる。
啜ってんの?
それとも,手繰ってんの?
『吸う』ことはできないから,手繰っているのかな。
ちゅるん!
(2024/12/21 コクガン)
ホオジロガモも,飛んだときにドキッとするカモのひとつ。
ドキッとするカモに共通するのは,飛んだときに白い翼帯が見えること。
実際に見ると,羽ばたくたび,白がフラッシュし,とても目立つ。
このときは,海の方から低く飛んできて,私の目の前を通過していった。
ミコアイサの翼帯も撮れていたので残しておこう。
昔は撮影できるとも思わなかった瞬間を切り取れていることには,ホント,感謝。
(2024/01/28 ホオジロガモ)
カモメは,ウミネコより小さいイメージだったが,この画像では,ウミネコと同大かそれ以上。
先週,カモメ欠乏症を改善すべく,県北,志津川漁港に行ってきた。
ここは,気仙沼の小さな漁港。
ここには,震災前もコクガンが入っていたが,今季もこのとおり。
日本鳥類目録(改訂第7版)に載っているカイツブリ目カイツブリ科の日本産鳥類は5種類。
その5種を,県北の志津川1か所でコンプリートできた。
1 カイツブリ
ここでは最初に掲載しているが,実は,5種のうち,最後に揃ったのが,本家本元のこの子。
海に流れ込む水路の堤防の上から対岸にいた子を撮影したもの。
ほかの4種が海で観察する機会が多いのに対し,この子だけは沼や川で観察する機会が多いので,最後になった。
カイツブリの昔からの呼び名が鳰(にお)。
時代劇のテレビドラマで,雰囲気作りのためか,よく鳰の声がよく使われている。
確かに,当時の江戸は水路が巡らされていたから,町なかで聞こえてもおかしくはないが,鳴きそうもない季節などに鳴いているのはご愛嬌。
2 アカエリカイツブリ
崖の上の遊歩道から探鳥して,志津川湾の海上に発見した子。
見つけたときは長い魚を捕らえて,飲み込むのにかなり苦労していた。
逆光の上に,かなり遠かったが,撮影した画像をモニターで拡大し,何とか識別できた。
くちばしに黄色が見えたのが決め手。
北海道では繁殖しているが,こちらではたぶん繁殖していないので,夏羽の「アカエリ」は,なかなかお目にかかれない。
3 カンムリカイツブリ
最近普通になり過ぎて,写真を撮ったかどうか不安だったが,苦労して画像を探し出した。
首のあたりに,夏羽の兆しが見えてきた子だった。
昔は夏羽になる前にいなくなっていたが,近年は,仙台市内でも繁殖するようになり,夏羽も普通に観察できるようになった。
夏羽に換わってのディスプレイが楽しみ。
4 ミミカイツブリ
もっといい写真を撮っていたような気がするが,こういう画像しか探し出せなかった。もしかすると,これしか撮っていなかったかもしれない。
そういうことってある。
渡去前に夏羽を見れると良いのだけれど。
5 ハジロカイツブリ
一番撮影しやすいカイツブリ。
ふわっふわのお尻と赤い目がチャームポイント。
大きな群れを作って,ペコペコ,潜水と浮上を繰り返すパフォーマンスが可愛くって見応えもあるが,今回,大きな群れは観察できなかった。
春,北に渡去する前に夏羽に換わるので,タイミングが合えば,夏羽も楽しめる。
以上で鳰揃え完成。この5種すべてが志津川で観察できた。
ロイヤルストレートフラッシュ,とまではいかないが,フラッシュ,くらいのうれしさ。
カイツブリ類は個体数が多いので,たぶん,沿岸の福島県北部~宮城県南部のフィールドやそのほかのフィールドでも,比較的容易にコンプリートできると思う。
これまでも,知らず知らずにコンプリートしていたかもしれないが,今回のように,意識して揃えると結構うれしい。
(2024/01/27-28)