「告白」
湊かなえ著、双葉文庫、2010年4月
中学校内で女性教師の幼い娘が亡くなった事件の全貌を解き明かすミステリー。
章ごとに異なる語り手が告白・独白する形式。
すでに第一章で犯人とおおよその犯行経緯が明かされます。
その後は時間が進んだり戻ったりしながら、
人物像、動機、事件後の人間関係などが浮き彫りにされています。
映画に関しては10代のキャストが演じるには強烈なシーンが多かった記憶があり、
真ん中くらいの評価にしましたが、小説としては最上級の評価です。
今回改めて読み返してみると、第一章に犯人の名前まで出ていてゾッとしました。
映画のキャストを改めて見てみると、
主役が松たか子、娘役が芦田愛菜というのは当時から話題でしたが、
クラスの女子生徒に橋本愛、能年玲奈、三吉彩花など、豪華。
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