「意識力」
宮本慎也著、PHP新書、2014年4月
PL学園→同志社大学→プリンスホテル→(強かった頃の)ヤクルト
と野球界のエリート街道を歩んできた宮本慎也が、
2013年プロ野球引退直後の2014年に著した書籍。
プロ野球ファンの間では自分に厳しく人にも厳しいことで知られる宮本らしい内容です。
印象に残ったフレーズは、
人としては、
・褒めるべきは結果ではなくプロセス
野球のプレーのうち守備では、
・難しい打球を簡単に捕る
・ベースは動かない
打撃では、
・詰まることを恥ずかしがらない
・右手でボールをつかまえて打つ感覚でスイング
引退直後だっただけに選手の実名を挙げたエピソードも満載です。
プラスのエピソードも挙げているのですが、
マイナスのエピソードの方が興味深いので、そちらだけ取り上げると、
・石川雅規を叱ったり、バレンティンに厳しく接した
・PLの後輩、前田健太の茶髪を注意
・青木宣親と飯田哲也コーチも交えて口論
・田中浩康を批判
あと、これもファンの間では知られていることですが、
PLの先輩・立浪和義を尊敬しており、本書でもプレーだけでなく人間性を絶賛しています。
関連エントリ: