国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

福知山線運転再開に思うこと

2005-06-18 08:45:41 | その他雑談
 JR宝塚線(正式名称福知山線)の脱線事故明日から、運転再開らしい。
107名もの死者を出したJR最悪の事故であり、鉄道は本来安全な乗り物であること言うことを根底から覆してしまうような事故であったことは、長く我々の記憶の中に残ることあろう。
 よく言われているのが、もしこれが国鉄型の電車であったなら死者はもう少し少なかったのではないかと言うこと。
 恐らくそれは当たっているように思う、少なくとも先頭車の運転士は助からなかったかもしれないが2両目があんな風にひしゃげることはまず無かったであろうし、先頭車も圧縮されて潰れるなどということはまず無かった、それ以前にあのような無茶な線路を引かなかったであろうと思われる。
 明らかにカントが不足と思われる線路、私は専門家ではないのでこれ以上は言及しないが、現場写真を見たときの第1印象がそれ、しばらくするとそう言った報道もなされたことから、やはりカント不足があったことを知ったわけです。
 それよりも、もっと唖然としたのが、今回はスピードダウンを行うが、次回のダイヤ改正では再度スピードアップを行うと言っていたとはどうなのか?
 本当に反省しているのかと逆に聞きたくなってしまった。
 鉄道輸送の本質が「安全」であることを忘れたかのような発言に、JR西に対して残念ながら苦言として言わざるを得ない。
 鉄道輸送は、あくまで「安全」ということを念頭において欲しいものだ。
 安全輸送が、JR西の信頼回復の近道なのだから。
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