ICOMの純正トランシーバーコントロールソフト RS-BA1 を使う機会があったのでいろいろ試してみました。RS-BA1 の設定はそれほど複雑ではありませんが「仮想COM番号を11に設定」あたりで少し戸惑いました。これはWiFiでつなげたので有線・USB接続とは少し勝手が違うためです。
RS-BA1 を起動するにはまず Icom Remote Utilty を動かして接続をクリック、次に Icom Remote Control を起動し Connect set でCOM番号などをセットし、 Connect をクリックすることでトランシーバーとつながります。またスペクトラムスコープは Scope をクリックして別ウインドウで表示します。
最近のコンパクトなトランシーバーの様に、メニューに分け入ってカチカチやらないとバンドも変えられない、という場合にこのような全操作SWが1クリックでできるのは大変便利で、遠隔場所からのリモートでなくとも使う価値はありそうです。
しかしスペクトラムスコープについてはイマイチでもう少し何とかならないか、と思います。上の図右のスコープは下にドラッグして伸ばした場合で上部の信号表示部分の大きさは変えられず、また横幅も固定です。また多くの同様なアプリではスコープ上にマウスを移動してクリックした位置に周波数を変えたり、スクロールで可変することができますが、このアプリでは操作パネルのダイヤル位置にマウスを移動させて左右のSWをプッシュすることでしか周波数を変えられません。
なのでリモートコントロール+個別の全操作SWが欲しい、という場合はともかく、大きな画面でスペクトラムスコープを表示し、その表示で周波数コントロールを目的とする場合には向いていない、と思います。ソフトウエア的にはそれほど難しいとは思えないので、「RS-BA2」の登場かソフトのバージョンアップを期待するところです。
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