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NanoVNAでアンテナ測定 (ネットワークアナライザー NanoVNAーH4)

2023-09-13 10:56:24 | アマチュア無線

数年前から話題になっていたネットワークアナライザーを購入してみた。

ネットワークアナライザーは、一昔前ではウン十万もするとても手が出なかった大きな測定器だったが、これがスマホ並みの大きさで1万円前後で入手できるという「夢のような」お話。これは安価な多くの電子製品・部品を供給してくれるC国の製品で、なんだかんだ言っても価格を見るととてもありがたい。

今までアンテナの測定にはアナログのインピーダンスメーターを使っていたが、これは共振周波数とそのインピーダンスだけが分かるモノで、バンド内のSWR特性を知るにはいくつかのポイントで測定した結果を自分で描くことになる。

ところがネットワークアナライザーでは一発でSWR特性が分かり、カーソルを動かすことで各ポイントのインピーダンス、リアクタンスが分かり、またスミスチャート上にも描かれる。

 50MHz4エレメントクワギのSWR特性

試しに6mの4エレクワギを測定してみた。結果は50.15付近で共振し50.0から50.4までSWR<1.25であることが分かる。また専用のフリーソフトを使えばグラフが表示され、これをスクショ(Cont+Alt+PrintScreen)してペイントに貼り付ければ画像ファイルで記録することができる。

この測定結果の表示では横軸のスパンをバンド幅に合わせて狭くしているが、これを広げると多くのポイントに共振点がありアンテナの複雑さがよく分かる。もしアンテナ計測にインピーダンスメーターを使っているのなら、迷うことなくこのアナライザーを導入することを強くオススメする。これは便利でおもしろい!



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