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拉致の解決を願って
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佐久間隆義市原市長のあいさつ

2005-06-25 | 特定失踪者関連集会
佐久間隆義市原市長のあいさつ

 皆様こんにちは、ただ今ご紹介いただきました市長の佐久間隆義と申します。お母さん(古川了子氏のご母堂)があちらにいらっしゃっておりますが、私は2年前に市長に就任を致しました。もう2年が過ぎようとしております。そういう中で、私も大変ご指導いただいておりました古川様のお兄様、その妹様が拉致をされたということで、その話を聞きました。

 市原市民の命と財産を守る責任は、私たち行政にもあります。事件や問題が起きた時に、警察だけにお願いすることなく、行政としてもしっかり対応していかなければいけない、という基本的な考えに立って、日々の活動をさせていただいておりますが、お話しをいただきました時に、私たちはできる何かをやらなければいけない、いつ私たち自身が被害者になるかもしれない。

 そういう思いの中で、町会長会長の小池さん、まだお見えになっておられないようですが、まもなく来られると思いますが、町会長の連合会の皆様にご相談をいたしました。市民のお一人である古川さんがこういうことになった。市を挙げて、市民を挙げて何か声を挙げなければいけない。

 そしてその声は、必ずあの国にも届くはずだ。そういう思いで署名を集めていただきました。今お話しの通り、15万弱の署名が集まった。その後もずっと思いを持っている方がたくさんいらっしゃいます。

 その皆さんの心と力を合わせて、是非お母さんがご健在な内に、この日本(にっぽん)に、祖国に身柄を引き渡していただきたい。こういう思いを、私たち市民一同持たなければいけない、こういう考えで私もおります。

 これから先も、拉致認定をされる、されないの問題はありますが、市原市として、市原市民として、市民の一人である古川了子さんが元気で、この故郷(ふるさと)に…(涙で声が詰まる)帰ってきてほしい…。(涙をこらえながら)心からそう思っています。

 私たちは人間です。みんな父や母があって生まれました。そしてその父や母によって育てられています。今、私たちの国で、子供たちに関わる様々な事件が、問題が、あっちこっちで起こっています。それは、どこにその原因があるのか?

 自分さえよければいい、自分だけ儲かればいい、自分だけいい思いをすればいい。そんな自分勝手な思いが、日本だけじゃなくて世界中に広まっている。だから自分の得のためには何でもしてしまう。そういうことが、今の私たちの社会の中で、悲鳴を上げているのが子供たちだと思います。

 被害者も加害者も、みんな私は犠牲者だと思います。社会がもっと、私たちがもっと周り中に目を配り、気持ちを注いで、より良い社会の実現のために、まず家庭から、地域、この町、この国、どんどんその思いを、思いだけじゃなくて、行動として進めていくその責任と義務が私たちにあると思います。

 どうぞ今日は、この集会にご参集いただきました皆様、本当にありがとうございます。私は市長という立場で、これからも最前線に立って、皆さんのために、私たちのために、未来のために、子供たちのために努力をさせていただきますので、どうぞお力添えをよろしくお願い申し上げます。

 古川了子さん、そしてご家族の皆様、今日(こんにち)までの苦しみ、そしてこれからもまだまだ大変なことがあるかと思いますが、共に一生懸命頑張りますので、お母さんもお元気で頑張っていただきたいと思います。どうぞ皆さん、これからもよろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました。どうぞ、よろしくお願いします。


原良一さんの投稿より
同じテキストを話の花束でぴろんさんもお書きです。こちらもどうそ。

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