■山下きよ子さん(山下貢さん母)からの要望書
11月2日に対策本部で渡された山下貢さんの母、山下きよ子さんから鳩山総理に宛てた要望書です。●の部分は原本には記載されていますがここでは省略します。
要 望 書
日頃は、ご公務におかれまして拉致被害者関連に対し格別のご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。現在、福井県嶺南地区には北朝鮮による拉致の可能性が高い特定失踪者が3名います。
その中に、私の息子 山下貢(やました みつぐ)がいます。
山下貢の失踪当時の状況につきまして簡単ではありますが報告をさせていただきます。
本籍地福井県敦賀市縄間●
現状所福井県敦賀市縄間●
生年月日1950年(昭和25年)7月5日生
平成元年(1989年)12月27日、息子 貢が「越前海岸へ釣りに行く」と言って、一人で、朝、午前5時前に家を出した。いつもであれば午後2時過ぎには必ず帰宅していましたが、当日は、午後4時になっても帰宅しないため、越廼村に嫁いだ娘に連絡をし釣り現場に急行しました。午後4時30分頃です。
午後5時には、家族・警察の方々・住民の方々が捜査に協力して頂きました。 貢の自家用車のみが発見されました。 車両には鍵がかけられ、釣り竿やえさ箱などは発見されかなった。
失踪当時状況について、釣り仲間で会社の友人である ●氏から頂きました。 「12月25日に釣りに来て、鰺を大量に釣りました。 この事を翌日(12月26日)に会社で貢さんに伝えました。 貢さんなら必ず同じこの釣り場に来たに違いないと考えられる。この釣り場は、私たちであれば真夜中 懐中電灯がなくても簡単にたどりつく場所です。貢さんは海に落ちるとは考えられない。」
12月27日の捜査の段階では海が荒れて波がこの地点で来ていました。 当然、えさ箱はありませんでした。 翌日(12月28日)になってこの地点でえさ箱が発見されますが、貢はこの場所で釣りをしていません。
貢には、目に入れても痛くないほど可愛い 二ヶ月の長男がおり、失踪する動機が考えられません。 さらに、失踪後数回の無言電話が続き、「ごめんな」と一言が最後になりました。 私自身 あらゆる現状から拉致として確信を抱きました。失踪してから20年の月日が過ぎ 私も85歳になりました。
精神的・体力的にも もう限界です。
日本政府におかれまして一刻も早い 誠意ある再調査をお願い致します。
息子『貢』は、北朝鮮の何処かで日本政府の助けを求め、1日1日が必死の状態で生きています。どうかお助け下さい。 心からお願い申し上げます。
平成21年11月 2日
福井県敦賀市縄間● 山下 きよ子
11月2日に対策本部で渡された山下貢さんの母、山下きよ子さんから鳩山総理に宛てた要望書です。●の部分は原本には記載されていますがここでは省略します。
要 望 書
日頃は、ご公務におかれまして拉致被害者関連に対し格別のご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。現在、福井県嶺南地区には北朝鮮による拉致の可能性が高い特定失踪者が3名います。
その中に、私の息子 山下貢(やました みつぐ)がいます。
山下貢の失踪当時の状況につきまして簡単ではありますが報告をさせていただきます。
本籍地福井県敦賀市縄間●
現状所福井県敦賀市縄間●
生年月日1950年(昭和25年)7月5日生
平成元年(1989年)12月27日、息子 貢が「越前海岸へ釣りに行く」と言って、一人で、朝、午前5時前に家を出した。いつもであれば午後2時過ぎには必ず帰宅していましたが、当日は、午後4時になっても帰宅しないため、越廼村に嫁いだ娘に連絡をし釣り現場に急行しました。午後4時30分頃です。
午後5時には、家族・警察の方々・住民の方々が捜査に協力して頂きました。 貢の自家用車のみが発見されました。 車両には鍵がかけられ、釣り竿やえさ箱などは発見されかなった。
失踪当時状況について、釣り仲間で会社の友人である ●氏から頂きました。 「12月25日に釣りに来て、鰺を大量に釣りました。 この事を翌日(12月26日)に会社で貢さんに伝えました。 貢さんなら必ず同じこの釣り場に来たに違いないと考えられる。この釣り場は、私たちであれば真夜中 懐中電灯がなくても簡単にたどりつく場所です。貢さんは海に落ちるとは考えられない。」
12月27日の捜査の段階では海が荒れて波がこの地点で来ていました。 当然、えさ箱はありませんでした。 翌日(12月28日)になってこの地点でえさ箱が発見されますが、貢はこの場所で釣りをしていません。
貢には、目に入れても痛くないほど可愛い 二ヶ月の長男がおり、失踪する動機が考えられません。 さらに、失踪後数回の無言電話が続き、「ごめんな」と一言が最後になりました。 私自身 あらゆる現状から拉致として確信を抱きました。失踪してから20年の月日が過ぎ 私も85歳になりました。
精神的・体力的にも もう限界です。
日本政府におかれまして一刻も早い 誠意ある再調査をお願い致します。
息子『貢』は、北朝鮮の何処かで日本政府の助けを求め、1日1日が必死の状態で生きています。どうかお助け下さい。 心からお願い申し上げます。
平成21年11月 2日
福井県敦賀市縄間● 山下 きよ子