[調査会NEWS 879](21.12.26)より
■宮内和見さん(宮内和也さん父)からの要望書
11月2日に対策本部で渡された宮内和也さんの父、宮内和見さんから鳩山総理に宛てた要望書です。●の部分は原本には記載されていますがここでは省略します。
要 望 書
日頃は、ご公務におかれまして拉致被害者関連に対し格別のご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。
現在、福井県嶺南地区には北朝鮮による拉致の可能性が高い特定失踪者が3名います。その中に、私の息子 宮内和也(みやうち かずや)がいます。
宮内和也の失踪当時の状況につきまして簡単ではありますが報告をさせていただきます。
本籍地 福井県三方上中群若狭町三方●
現状所 福井県三方上中群若狭町三方●
生年月日 1975年(昭和40年)1月27日生
息子和也は、若狭町(旧三方町)役場教育委員会に勤務しており、その勤務中において1997年(平成9月)4月24日若狭町世久見漁港に隣接しているB&G艇庫(カヌーボートの収納施設)とナホトカ号重油流出(同年2月若狭湾沿岸重油流出)事故等を見回り調査に行くと、職場の同僚に連絡をして出かけました。以降そのまま帰らず今日に至っております。
失踪当時には、関係各位、ボランテアの方々 及び、警察、保安庁の方々、そして海辺には95隻の船舶と延べ1200名余の方々にお世話になりました。手がかりとしては、二つに割れたカヌーボートが二日後消波に突き刺さった状態で発見され、またジャンパーの上に石置かれ全く不自然な状態で発見されました。他には何(消波ブロック)の手がかりもありませんでした。
宮内和也をよく知っている地元の漁師の方々は、「彼は海をよく熟知している男であり、あの様な荒れた状況の海に出る事は考えられない」と言っておられる。(失踪当時は、海が大荒れで大敷き網漁業が中止して出向が不可能な状況でありました。)
又、自分自身のウェットスーツがロッカーに収納されており持ち出された形跡等がなく、地元の方々は、「ウェットスーツを着用しないでボート等に乗船している姿を見たことがない」と言っておられます。
私自身の職場の状況及び日頃の生活環境から見て絶対に拉致に間違いがないと確信をしています。
息子和也の生活環境につきましては、子供3名に恵まれ大変子煩悩で、幸せな家庭を築きつつ家の改築の計画を話し合っていました。自分勝手な行動をする息子ではないと堅く信じています。
息子和也がいなくなってから、もう12年の月日が経過した今日3名の孫たちが不憫で可哀想でなりません。私自身、息子が元気で居てくれることを信じています。
写真に陰膳をし神佛様に毎日お願いを致しております。
1日も早い真相究明と政府の認定と今後の朗報を千秋の思いで待っています。
拉致被害者の方々は、政府認定者12名、救う会認定者19名、特定失踪者問題調査会が1000番台リスト(拉致の可能性が高いとした者)71名、0番台リスト(北朝鮮に拉致された疑いを否定出来ない失踪者)198名の方々がいます。
私達家族は必死の思いで毎日の生活を送っていますが、もう限界です。一刻も早い誠意ある対応を待ち望んでいます。
政府の対応が待ち切れません。
どうか北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の皆様方のお力によって日本政府認定につながる再調査をお願い申し上げます。
息子「和也」は北朝鮮の何処かで助けを今日か、明日かと手を合わせて待ち続けています。茲に伏してお願い申し上げます。
平成21年11月2日
福井県三方上中郡若狭町三方●
父 宮内 和見
内閣総理大臣 鳩山由紀夫殿
■宮内和見さん(宮内和也さん父)からの要望書
11月2日に対策本部で渡された宮内和也さんの父、宮内和見さんから鳩山総理に宛てた要望書です。●の部分は原本には記載されていますがここでは省略します。
要 望 書
日頃は、ご公務におかれまして拉致被害者関連に対し格別のご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。
現在、福井県嶺南地区には北朝鮮による拉致の可能性が高い特定失踪者が3名います。その中に、私の息子 宮内和也(みやうち かずや)がいます。
宮内和也の失踪当時の状況につきまして簡単ではありますが報告をさせていただきます。
本籍地 福井県三方上中群若狭町三方●
現状所 福井県三方上中群若狭町三方●
生年月日 1975年(昭和40年)1月27日生
息子和也は、若狭町(旧三方町)役場教育委員会に勤務しており、その勤務中において1997年(平成9月)4月24日若狭町世久見漁港に隣接しているB&G艇庫(カヌーボートの収納施設)とナホトカ号重油流出(同年2月若狭湾沿岸重油流出)事故等を見回り調査に行くと、職場の同僚に連絡をして出かけました。以降そのまま帰らず今日に至っております。
失踪当時には、関係各位、ボランテアの方々 及び、警察、保安庁の方々、そして海辺には95隻の船舶と延べ1200名余の方々にお世話になりました。手がかりとしては、二つに割れたカヌーボートが二日後消波に突き刺さった状態で発見され、またジャンパーの上に石置かれ全く不自然な状態で発見されました。他には何(消波ブロック)の手がかりもありませんでした。
宮内和也をよく知っている地元の漁師の方々は、「彼は海をよく熟知している男であり、あの様な荒れた状況の海に出る事は考えられない」と言っておられる。(失踪当時は、海が大荒れで大敷き網漁業が中止して出向が不可能な状況でありました。)
又、自分自身のウェットスーツがロッカーに収納されており持ち出された形跡等がなく、地元の方々は、「ウェットスーツを着用しないでボート等に乗船している姿を見たことがない」と言っておられます。
私自身の職場の状況及び日頃の生活環境から見て絶対に拉致に間違いがないと確信をしています。
息子和也の生活環境につきましては、子供3名に恵まれ大変子煩悩で、幸せな家庭を築きつつ家の改築の計画を話し合っていました。自分勝手な行動をする息子ではないと堅く信じています。
息子和也がいなくなってから、もう12年の月日が経過した今日3名の孫たちが不憫で可哀想でなりません。私自身、息子が元気で居てくれることを信じています。
写真に陰膳をし神佛様に毎日お願いを致しております。
1日も早い真相究明と政府の認定と今後の朗報を千秋の思いで待っています。
拉致被害者の方々は、政府認定者12名、救う会認定者19名、特定失踪者問題調査会が1000番台リスト(拉致の可能性が高いとした者)71名、0番台リスト(北朝鮮に拉致された疑いを否定出来ない失踪者)198名の方々がいます。
私達家族は必死の思いで毎日の生活を送っていますが、もう限界です。一刻も早い誠意ある対応を待ち望んでいます。
政府の対応が待ち切れません。
どうか北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の皆様方のお力によって日本政府認定につながる再調査をお願い申し上げます。
息子「和也」は北朝鮮の何処かで助けを今日か、明日かと手を合わせて待ち続けています。茲に伏してお願い申し上げます。
平成21年11月2日
福井県三方上中郡若狭町三方●
父 宮内 和見
内閣総理大臣 鳩山由紀夫殿