森 洋子（もり ようこ）「消えた２７７人」より
ご家族のメッセージの記載がある方を、順次ご紹介しています。
昭和１９（１９４４）年５月１５日生れ。身長二ハ三センチ、体重４８キロ。
長身でやせ形、色白。盲腸の手術痕がある。鼻の右下とロの下にある小さなホクロが特徴。失踪時、髪はパーマをかけていた。
昭和３８（１９６３）年九月二十日、北海道函館市千歳町のバス停留所付近で失踪。
当時１９歳、家業の雑貨商手伝い。
失蹟前、洋子さんは高校時代の友人の家に泊まりに行き、その翌日には別の友人と買い物をしたり、函館山へ遊びに行ったりしている。そして二十日タ方、友人と喫茶店二軒で時間をつぶしたのち、午後九時頃のバスに乗るために二人でバス・停に向かったのだが、途中で洋子さんは前日に宿泊した友人のところへ泊まると言い、バスで帰る友人と別れた。これを最後に消息を絶った。
「ずうっとずうっと心配して 心配して」 洋子ちゃんは何処にどうしているんでしょうね。いなくなった日からずうっとずうっと心配して心配して、頭の中からは離れることはありません。
洋子ちゃんがいなくなってから、もう四十二年も経ってしまいましたね。長い年月です。
残念ですけど、お父さんもお母さんも亡くなってしまいました。必ず会えると信じています。
親友のタヅ子さんや叔父さん、叔母さん、洋子ちゃんの知らない私達の家族も、皆で洋子ちゃんの帰りを心配して待っていますよ。
洋子ちゃんも絶対、希望を持ち続けて元気で帰れる日まで頑張ってくださいね。
一日も早く、元気で会える日を祈っております。
願いをこめて 姉 林澄子。
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失踪時１９才 失踪から４４年 現在 ６２才
