blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

菊池温泉への一泊旅行~その5

2012-11-24 22:54:03 | 旅行
  飛び飛びになってしまって申し訳ありません。今回の旅行の報告はこれで最後になります。

 菊池渓谷の散策を終えて、バスで最後の目的地・相良観音に向かいました。天台宗のお寺で、木製の坐像の千手観音としては日本で最大の仏像があります。全員その仏像のそばに上がって、尼のお坊さんから説明を受けました。ありがたいお話の後に、このお守りは300円、とか言いだして、ありがたみが吹っ飛んでしまいました。







 昼ごはんは「あんずの丘」とかいう広い公園の中のレストランでした。昼食にしてはなかなか豪華なの鯛のアラ煮とだご汁のごちそうで、みなさん、とてもおいしいと大好評でした。



 あとはもう長崎に帰るだけ。いつものようにバスガイドさんが、車中飽きさせないようにいろいろと趣向を凝らしてくれました。ビンゴゲームでは早くビンゴになった人から順に景品を用意してくれるのですが、今回は「宝くじ」でした。私はなかなかそろわず、上位には入りませんでした。3位より後の人はみんな1枚づつもらいました。抽選発表の日が楽しみです。





 このバスガイドさんはもう十何年もうちの旅行を担当している人なので、みんなが退屈しないよう本当によくやってくれます。




 きょうの1曲。きょうもステータス・クオのロックンロールでいきます。私は個人的に彼らの音楽を「爽快ロック」と名付けています。きょうの曲は「サムシング・アバウト・ユー・ベイビー・アイ・ライク」。

Status Quo - Something About You Baby I Like

菊池温泉への一泊旅行~その3

2012-11-20 16:43:31 | 旅行
  八千代座を出て、今度はそこからすぐそばの山鹿灯籠民芸館を見学に行きました。
会場は元は安田銀行の建物だったそうです。



 山鹿は女の人が頭の上に紙製の灯篭を乗せて踊る山鹿灯籠踊りが有名です。
私はテレビでお盆のころに踊っておられる様子を見たことがあるだけで、詳しいことは
全然知りませんでした。今回、この工芸館を見学して、驚きました。
山鹿灯籠という工芸は金属も木も使わずに紙と糊だけでつくるのですが、
そのつくるものがただ灯籠だけでなく、神社の社や塔、お城などを実に正確に精巧に
つくられているのです。民芸館にはそれらの作品が展示してありましたが、とても見事なものばかりでした。



灯籠民芸館のホームページには詳しく説明が出ています。↓

   http://www.adsccat.co.jp/kumamoto/kikuti/yamaga/03.html

 灯籠民芸館の見学を終えて、ようやく今夜の宿・菊池グランドホテルに到着。
お風呂に入って、お待ちかねの宴会です。





 カラオケでの歌がしばらく続きましたが、女性の患者さんのグループがなにやらお面やかつら、付髭などを
準備していて、即席の踊りが始まりました。爆笑の連続で大うけでした。黒いスカートをはいている人は
観光会社のバスガイドさんです。禿げ頭のかつらと鼻の下に髭を付けています。



 最後はみんなで炭坑節を踊ってお開きとなりました。前から5人目がギンさんです。みなさんのポーズがバラバラなところが面白いですね。同じ踊りを踊っているとは思えない・・・。



 以上で1日目は無事に終わりました。私の宿泊の部屋は所長、事務長、薬剤師、と職員ばかりでした。隣の部屋はかなりできあがっている呑兵衛のみなさんの部屋で、その部屋で二次会が始まりましたが、私はもう飲むわけにはいかないのでひとり、部屋に残りました。


菊池温泉への一泊旅行~その2

2012-11-19 21:41:41 | 旅行
  さて、八千代座です。八千代座は明治の末・43年に建てられた芝居小屋ですが、江戸時代の様式を忠実に再現した古風な建物です。戦後の生活様式の変化の中で、一時はすたれて荒れてしまい、取り壊し寸前までいったのを地元の人たちの熱心な運動や支えによって改修され、見事に復活した、という歴史を持っています。ここは貸し劇場なので歌舞伎からジャズまでいろんな催し物の会場として幅広く利用されているそうで、坂東玉三郎や中村獅童らの大物役者も出演することがあるそうです。

 そんな説明を聞きながら壁を見回すと、出演者の人たちのサインというのか、手書きの名前板がずらりと並んでいました。



劇場の中に入りました。この日は公演がなにも入っていないので見学をさせてもらうことができました。係の女性がつやのある声で説明をしてくれました。



 客席の天井には「天井広告」がびっしり。当時の広告の原画をもとに再現されたものだそうです。



 特別に舞台にも上がらせてくれました。回り舞台になっています。客席はゆるやかな傾斜があり、升席の区切りがあります。昔はこの区切りをさらに2分割して4人づつ計8人も座ったそうです。縦の区切りの木はやや幅広で頑丈にできています。トイレに行くとかで席を離れるときにはこの上を歩くし、「おせんにキャラメル~」と売り子さんもこの木の上を通るのだそうです。鉢合わせになったらどうするんだろう、と私は密かに考えてしまいました。私たちが渡ってきた右端の通路は花道です。花道の途中に「すっぽん」と呼ばれる部分があり、お化けや妖怪などはその「すっぽん」からせりあがってきて登場するそうです。



 私は舞台の袖で立っていた男性に気づき、そっと耳打ちしました。「あのおばあちゃんは95歳なんですよ。なにか喜ばせるようなことはないですか」。するとその男性はびっくりして、「お元気ですねえ、わかりました、じゃあ特別に・・・・」



 なんと花吹雪を降らせてくれたのです。この写真で分かりますかね? 帰りのバスの中でバスガイドさんが言ってました。「私は何回も八千代座さんに来ているけれど、花吹雪までサービスしてくれたのは初めてです。よほどみなさんがいいお客さんだったのでしょうね」。違うんです。95歳のおばあちゃんのために裏方さんが粋な計らいをしてくれたのです。



 本当の歌舞伎の舞台で使用する花吹雪ということで、一枚一枚が桜の花びらのようでした。どうぞ拾って持って帰ってください。掃除する手間が省けますから、と言われたので、みんな争うように花びらを拾い集めました。



 そのあとは舞台裏の楽屋部屋にも入らせてもらい、



 舞台の下の奈落にも入りました。回り舞台を回転させるのは人力です。この写真の赤いジャンパーを着ている人の左に棒が下がっていますね。あの棒が4本下がっていて、4人の男たちがあの棒を持って回すのだそうです。



 最後にまた上に上がり、今度はVIP席にも入らせてくれました。舞台に向かって右手の2階席が一番良い席なのだそうです。そちらに移動しているところです。




 以上、きょうは八千代座のご紹介でした。


 きょうはチビタがかなり元気になり、およよ、とびっくりしました。10日間ほど口にもしなかったスティック状のドッグフードを3本ほど食べたし、オシッコに連れ出した時の歩きもだいぶ力強くなって、距離も少し伸びました。カステラがお気に入りです。



 



 


菊池温泉への一泊旅行~その1

2012-11-18 21:46:26 | 旅行
  昨日から今日にかけて、8月まで私が勤務していた診療所の健康友の会恒例のバス旅行に参加してきました。前回までの旅行は職員として、そして今回からは患者のひとりとしての参加となります。
 行先は熊本県の菊池温泉。参加者は診療所の医師、事務長、看護師2名、薬剤師、の計5名と友の会会員22名でした。会員さんはほとんど顔なじみで親しい方たちです。最高齢者は95歳のギンさん。その他80歳以上が5人ぐらいおられましたが、みな同じ行程を落伍者なしで完歩されました。

 前夜から激しい暴風雨が明け方まで続き、夜明けからは雨脚がやや弱まってはきましたが、バスで菊水の菊水ロマン館に降りるころまでほとんど降り続いていました。菊水ロマン館で昼食を食べ、再びバスに乗り込んで最初の目的地である山鹿市内に入りました。
 バスを降りて、まずぞろぞろと「米米惣門ツアー(こめこめそうもん)」の始まりです。この通り一帯には味噌、酒、せんべいなど、お米からできるものをつくる古いお店が多く、それぞれの店で趣向を凝らしてお客さんに楽しんでもらおう、と企画をされているそうです。それらのお店をめぐるコースを「米米惣門ツアー」と呼んでいるそうで、「惣門」とはこのあたりの地域の名称です。いわゆる「町おこし」のひとつでしょうね。私たちが向かった先はそれらの中の代表的な2軒で、まず入ったのが麹の老舗・木屋本店です。このあたりは古い商家のたたずまいが残されていて、レトロな雰囲気がする町です。





 この木屋本店は1842年創業という古い店で、麹や味噌を製造しています。昨今の塩麹ブームで大忙しですが、機械に頼らない昔ながらの手法で本物の麹を作っている、と、この店の8代目の店主が説明してくれました。↓ かみさんへの土産に塩麹を買いました。最近の大量生産の塩麹には保存料として酒精(アルコール)を加えているものが多いが、酒精は麹の発酵を抑えるので麹本来の効果は期待できない、とのお話でした。



ホームページ↓

http://ww7.tiki.ne.jp/~kiya/

 つづいて木屋本店のお向かいの店・千代の園酒造です。



 ここも古くからの酒蔵で、資料館にいろいろな昔の器具などが展示してありました。重たいものを移動するためのクレーンの役割をしていた滑車の装置です。友の会の会長さんがロープを引いています。↓



 おちゃめな95歳のギンさんもローブを引きました。見事に重たい石が宙に浮き大喜びです。
 ギンさんの写真は顔出ししてもいいでしょうね。95歳という誇れるお顔ですからね。



 再度ギンさん登場。この桶と私とどっちが古い? だって!



 利き酒コーナーに群がるみなさん。私は持病があるので自重しました。



 千代の園酒造の見学のあとはお楽しみの八千代座に向かいます。






 ここから先は明日にさせてください。

 
 さて、きょうのチビタです。今夜もベッドでぐっすり眠っています。かみさんが朝から友達と湯布院方面に旅行に行っていて、私が帰ってくるまで無人になるので、娘に日中に1回チビタの様子を見に来るように頼んでいました。私が帰ってきたときにはまだ娘がいました。手ぐすね引いてお土産を待っていたのです。






東京での3日間 第3日目 その2

2012-10-16 20:01:11 | 旅行
  東京の旅も大詰め、最終日です。スカイツリーがある押上から柴又に足を延ばしました。
 帝釈天の参道を歩きます。平日のお昼前、という時間帯ですが、観光客か参拝の信者さんかわかりませんが、人通りがかなり多いです。

 このお店は寅さんの映画のロケに使われているだんご屋さんとかで、そんな呼び込みのポスターが貼ってありました。



 参道の突き当りに帝釈天の山門がありました。なかなか古色蒼然とした立派な構えです。


 腰の痛みも消えたのか、うちの奥の院はしっかりと観光客気分を満喫しています。





 帝釈天を出てさらに歩き、葛飾山本亭という大正浪漫ただよう旧邸に入ってみました。大正から昭和初期のころのある会社の社長さんの邸宅だそうで、特に立派な和風庭園が観覧できるので、観光コースになっています。誰も来ていなかったのでしばらく腰を下ろして庭を眺めました。





 ふたたび帝釈天の境内を抜けて参道を歩いて駅に向かいました。おみやげもいくつか買いました。かみさんがなかなか来ないと思ったら、道の途中の左側にあったベンチに腰を下ろしてソフトクリームを食べていました。ちらっと・・・わかりますかね?



 柴又の駅で寅さんに別れを告げ、東京の旅は終わりました。






上の写真では遊びで寅さんの顔に網をかけましたが、素顔をご覧になりたい方のために、網掛けを外したものを再掲します。





  きょうの1曲。私の妹が大好きだったポール・アンカの歌です。「シンデレラ」。

PAUL ANKA CINDERELLA