blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

とつぜんのこの寂しさ・・・

2008-02-27 21:07:00 | 日記
 「足跡」に「楽しかったです。ありがとうございました」とのコメントを見つけました。ふとなにか感じるものがあって、その方のIDをクリックしました。・・・・・・・「退会」でした。

 その人とはもちろん逢ったこともない。どんな人かもまったくといっていいほどわかりません。ただ、その人とは多分2年間ぐらいのお付き合い。それも、つかず離れずの比較的浅いお付き合いでした。それでも、心の底でなにか通じ合っているような気がしていました。
 彼は道路の交通誘導員をしたり、病院の当直をするなど、かなりハードな仕事をしていました。仕事の明けの日にはビールを飲みながら阪神タイガースの野球中継を見るのが楽しみのようでした。

 私とはまったく違う生活環境。それでもどこか心が通い合っている、そんな気がしていたのです。私の日記にたまにコメントをくれました。雰囲気は男くさいかんじですが、やさしいコメントでした。

 退会されてしまうともうどうしようもありません。いまとなっては、元気でがんばって、と心で声をかけるしかありません。

 こちらこそありがとう。さようなら、お元気で、l○ns○○nさん!




書店のあり方について

2008-02-25 17:11:00 | 日記
 久しぶりに書店に行きました。昨年、私の家から車で5分くらいのところに本やCD,DVDなどを扱う「ツ○ヤ」ができたのですが、もっぱらCDレンタルばかり利用して、本のほうはたまにのぞくだけでした。

 最近の新聞の本の紹介欄から気になる本3冊をメモして探したのですがどれも見当たりません。朝日新聞社や岩波書店などの大手会社の本なのに見つからないので、店員に聞いて在庫を調べてもらいました。どちらも置いてないですね、との返事。お取り寄せしましょうか、との声もありません。比較的硬い内容の本なのでたしかにそう売れるとは思えませんが、最近出版された本なのでどれかひとつぐらいはあるだろう、と思っていたのに全滅です。

 一方やたら目に付くのが右翼的傾向や保守色の強い本でした。月刊誌でも「正論」とか「諸君」とかがたくさん積んであり、革新的、左翼的といえるような本はまったくと言っていいほど見当たりません。

 もちろん書店は私的な経営によるものであり、置かれる本の選択も書店の自由で他人がどうこう口を出せる立場ではないのでしょうが、多少は公共的な役割もあるのではないか、と思うのです。正直いってこの地域周辺では唯一の書店らしい書店なのです。地域の人々の読書の選択肢を狭め、偏った方向に誘導するようなことにならないよう、そろえる本もできるだけ偏らずに置いてほしい、と思うのですが身勝手な言い分でしょうか。まあ、置いていても売れないから、と言われてしまえばそれまででしょうが。


映画「母べえ」見ました

2008-02-21 21:59:00 | 日記
 昨晩かみさんと二人で、まえまえから見たいと思っていた映画「母べえ」を見てきました。水曜日はレディースデイということで1000円で見れるし、私はというと、疑問の余地のないシルバーで1000円。といっても、キップ売場で「年齢を証明できるものはありますか?」と聞かれ、「ひょっとして疑いをもたれたんかな」とかみさんに言うと、「そんなわけないやろ」と一蹴されました。でも・・・ぶつぶつぶつ。

 映画は山田洋次監督の「母べえ」。時は昭和15年。吉永小百合演じるお母さん「母べえ」の夫「父べえ」は自由主義的な考えのドイツ文学者。父べえの著作が当時の天皇制軍国主義の国体に反する、ということで治安維持法違反でつかまってしまいます。夫婦には二人の女の子がおり、母べえは父親のいない中、国賊呼ばわりをされながらも子ども達と懸命に家庭を守ります。
 子ども達は獄中の父べえに何度も手紙を書きます。母べえは父べえの教え子の青年「山ちゃん」らに支えられて、必死に明るく子ども達を育てます。この親子の素朴な情愛のほとばしりは、涙を禁じえません。

 父べえはついに家に帰ることなく、獄中で病死します。母べえの押し殺すような怒りと悲しみを吉永小百合は見事に演じきりました。

 最後、病に倒れ病院のベッドで臨終を迎える母べえは、これが吉永小百合?と目を疑うようなメイクで老母を演じましたが、娘が母べえに気休めのようにいった「天国で父べえや山ちゃんにも会えるね」、との言葉に対してかすかにこたえた母べえの言葉に私は身震いを感じました。「天国で会ってもうれしくない。生きて会いたかった」。セリフは正確ではありませんが、このような意味のことを言いました。ここに、監督山田洋次のあの天皇制軍国主義による戦争に対する激しい糾弾の意思がこめられている、と思いました。

 暗すぎる、との声もあるようですが、あの時代を二度と繰り返してはならない、という監督の強いメッセージを真剣に受け止めるべきだと思います。また、「寅さんシリーズ」などに通じる笑いの部分も随所にあって、山田監督らしさが出ていると思いました。

至福のひととき

2008-02-16 18:10:00 | 日記
  昨夜10時からのNHKテレビの番組は、音楽好きの私にとってはまさに至福のひとときでした。

 ロックバンド・アルフィーの坂崎幸之助さんと彼の音楽友達による歌とトークがとても楽しく、1時間半があっというまに過ぎてしまいました。その音楽友達の面々は泉谷しげる、尾崎亜美、元赤い鳥の山本潤子、そして途中からスペシャルゲストとして元フォーク・クルセーダースの加藤和彦、という私の好きなミュージシャンばかり。全員50歳前後のベテランばかりで、演奏はどれも大人の味がふんだんに出ていて、とっても素晴しいものでした。

 トークでは加藤和彦の言葉が印象的でした。「僕はテレビに出るのがきらいなの。音合わせだのリハーサルだのとさんざんやったあとに、さあ本番、と言われてもベストの演奏は出来ない。もう死骸のようなもの。この番組はそういうことはしないで演奏させてくれるというからOKしたの」、というようなことでした。自分の最高のものを聞いてもらいたい、というミュージシャンの心意気を感じ、なるほど、と納得しました。

 加藤和彦のバンド、サディスティック・ミカ・バンドの名曲「タイムマシンにおねがい」は特に素晴しく、ボーカルはミカさんでなく今日の出演者の尾崎亜美さんでしたが、バッチリでした。派手な衣装もパフォーマンスもない自然体の演奏でしたが、最高にロックしていました。一日たったいまもまだ余韻に浸っています。よかったあ~!*(ハート目)*

小泉元総理待望論ノー!

2008-02-15 12:53:00 | 日記
 昨日の報道では、総理を退いたあと目立った動きを見せなかった小泉元総理が、突然宮古島を訪れ、この地区で行われている「バイオエタノール実験モデル地区」の取り組みを激励した、とのことです。相変わらず一見さわやかな言動を振りまき、大勢の人たちの握手攻めにあったそうです。
 安倍氏も福田氏もパットせず、小泉待望論とか小泉再登板などと、マスコミがまたまた持ち上げそうな雰囲気を感じました。

 しかし忘れてはいけません。いまの長引く不況、とりわけワーキング・プアなどに象徴される「社会的格差」を生み出した元凶は小泉元総理であることを。
 いまの社会に満遍なく広がっている「貧困」を作り出したのは小泉元総理による「構造改革路線」であることは明白です。労働者を企業の都合のいいようにこまぎれに雇えるようにした「派遣法の改悪」などの「規制緩和政策」により、どれだけ多くの国民に苦難を強いてきたか。
 就職もままならず、結婚もままならず、未来の希望も持てない。そのような人々を「負け組み」とあざわらうようなすさんだ社会にしてしまった責任が彼にはあるのではないでしょうか。

 生活苦からの犯罪や自殺、心中事件など、追い詰められた人々の苦しみをまったくひとごとのように、にこにことパフォーマンスを演じる小泉氏を私は絶対に許せません。小泉に再登板させるわけにはいかないのです。*(激怒)*