blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

大当たり!

2007-08-29 21:56:00 | 日記
 先週の土日は、診療所がある町の商店街のお祭りだったそうです。商店街といっても、全部あわせても10軒あるかないか、それも点在している、というちっぽけな商店街です。
 きょう、診療所の送迎バスの中ではばあちゃん同士のおしゃべりがひときわ賑やかでした。

 「わたしは1000円の商品券が当たったとばい」
 「どこの店の商品券ね?」
 「わたしは魚屋のがよか、ゆうて、魚屋の商品券ばもろうた。きょうはちょっとぜいたくして刺身ばたべようかねえ」

 すると別のばあちゃんが、
 「私も1000円の券が当たったけん、肉屋の券にしてもろた。ちょっと上等の肉をもらおうか、て思うちょる」

 田舎のさびれた小さな商店街の方々が精一杯の努力をされている。そして、そのくじ引きが当たって、本当にささやかなぜいたくを喜ぶばあちゃんたちがいる。

 いなかの小さな町でのほのぼのとしたイベント。いつまでも続いて欲しいな、と思います。
 

軍艦島

2007-08-27 11:54:00 | 日記
  きょうは仕事が休み。朝からゆったり構えていたら、「私を職場まで送っていってぇ。あんた休みやろ? あと車使っていいけん」、といきなりの天の声。 昼間、車が使えるならそれもいいか、と思いなおして片道30分の運転手を務めました。
 帰り道、天気もいいのでふと思いついてそのまま家に寄らずに野母崎方面に足を伸ばしました。
 
 といっても10分少々で目的の黒浜海岸に到着。車を止めて海岸に降り、あたりを散策しました。もちろん、カメラは持ってきています。
 時間はまだ9時前。朝陽を浴び、波の音を聞きながらの散策はとても気持ちよいものでした。

 沖に見える「軍艦島」を写真に撮りたい、という思いがつねづねありました。
 軍艦島はいまは廃墟と化した無人島ですが、30数年前までは炭鉱の採炭が行われており、狭い島に社宅の高層ビルが密集して建ち並ぶ、コンクリートの塊のようなその島の姿はまさに軍艦のようで、世界一人口密度の高い島でした。しかし、やがて国のエネルギー政策の転換から炭鉱は閉山され、島は社宅も学校も役所もそのまんま残した状態で無人化してしまい、いまは廃屋などが危険ということで、島に上がることさえ禁止されています。
 まさに高度経済成長を支えた産業遺産だ、ということで世界遺産にしようという運動もあります。

 私が撮った遠景の写真は「カメラごっこ」に貼りましたが、下記アドレスでは接近したアップの写真が見られます。


http://portal.nifty.com/koneta04/08/16/02/



監督は教育者であるべきです

2007-08-23 21:01:00 | 日記
 きのうの高校野球決勝戦は佐賀北高校の球史に残る逆転勝ちによる見事な勝利でした。お隣の県・長崎県民として心から喜んでおります。
 私は仕事中の車のラジオで聞いていました。満塁ホームランが飛び出したときは信じられない思いでした。

 夜、テレビのニュースでダイジェストを見ましたが、満塁ホームランが出る前の押し出しのフォア・ボールのときの最後の一球は、私は完全にストライクと思いました。広陵の野村投手も、一瞬、ええっ?という信じられないような表情をしましたが、それ以上の不満の態度も見せず、いさぎよさがさわやかでした。
 しかしその結果、次の副島君に満塁ホームランを浴びてしまったのですが、それでも打った打者に対する驚きのような表情を見せ、あのときのボールの判定のせいにするようなそぶりは微塵も見せませんでした。

 ところが、きょうのネットでの報道を見ると、広陵の監督が不満と憤りをあらわにする発言をしているようで、私は非常に残念に思いました。選手達をかばうとか、選手の気持ちを代弁するとか、というようなその気持ちは選手達を思うがゆえの発露だとは思いますが、教育者として取るべき態度ではないのではないか、と思いました。
 むしろ、選手達の方がスポーツマンらしくいさぎよく、さわやかだったのに、監督が彼らのその美しさを汚してしまったように思えるのです。悔しさ、無念さはよくわかりますが、これから先、選手達の将来にはそのような場面はきっとまたあると思います。そんなとき、判定に不満をぶちまけたり、判定のせいにしたりするような選手にはなってほしくないのです。教育者はそういう意味で常に選手達のカガミとなる言動をとってほしい、と思うのです。

なつかしい!

2007-08-22 20:58:00 | 日記
  さきほどテレビで80年代、90年代ごろの日本のヒット曲の懐かしい映像を放映していました。

 自分の年齢をさかのぼって数えてみたら、30歳から40歳ごろの曲です。我ながら驚いたのですが、けっこう好きな曲、好きな歌手のオンパレードでした。
 プリンセス・プリンセス、グレイ、たま、ウィンク、ブルー・ハーツ・・・。いいトシしてけっこうミーハーだったんだなあ、と思いました。

 考えてみたら、ちょうど結婚したころの時期です。それまでは私は好きなロックのレコードを買って、好きなときに好きなだけ聞けたのですが、結婚したらそうはいかなくなったのです。かみさんは全然お好きでない! かみさんはテレビがお好きだったのです。
 自然と私はレコードを買わなくなり、聞くことも少なくなって、そのかわりそれまで余り見なかったテレビの音楽番組を見るようになった・・・。そのころによくはやっていた曲なんです。それはそれでけっこう楽しかったのでしょうね。だって新婚さんですから!

少年の叫び

2007-08-22 20:26:00 | 日記
高校1年生の16歳の少年が祖父を殺害し、山口県から東京までやって来て、一度来てみたかったあこがれの秋葉原まで来るには来たが、ポケットには数十円しか残っていない。おなかがすいてパンかなにかを万引きしてつかまり、逮捕となってしまった。

 このような少年犯罪、それも人を殺してまで現状から逃げ出したかった年端も行かない少年のあまりにも悲惨な結末に、私は暗澹たる思いがしています。
 どんな理由であれ人の命を奪ってしまうことは到底許される行為ではありません。罪の重さは重大であり、法に照らして処罰されるのは当然であると思います。

 しかし同時に私は、この少年の心の内を考えるとかわいそうでたまりません。彼の心の叫びを誰か聞いてやっていたなら、このような悲劇は起こらなかった、と思うのです。
 人の命の重みを十分理解することなく16歳まで育ってきた、そのことの責任は少年だけに課せられるものではない。家庭内や学校教育、社会の風潮などのゆがみがもたらした結果である、と思うからです。

 山口から上京し、後悔や恐れ、不安などの複雑な気分をかかえながら秋葉原の電気店などを歩き回り、空腹にたまりかねて万引きをした。その思考の稚拙さもまた、周囲の大人の責任である、と思うのです。

 少年達にこのような可哀そうな思いをさせないよう、子ども達が健やかに育つ家庭や社会をつくることを私たち大人は真剣に考える必要がある、と思うのです。
 そして、この少年が更生し、社会復帰を成し遂げることを心から願っています。