お年寄りの女性の患者さんが新聞を見ながら言いました。「年寄りは早よ死ね、ちゅうことやね。あんまりひどすぎるばい」
何のことかと思ったら、今年4月から実施されるという「後期高齢者医療制度」のことでした。75歳以上の人を「後期高齢者」として他の年代とは別の新しい保険に加入させる。これまで社会保険の家族扱いだった人も国保の世帯主以外の人も、75歳以上の人はみんなこの制度の加入者にさせられ、保険料を納めないといけないし、受けられる医療にも制限がもうけられる、というのです。その言い分がすごいのです。「医療費が際限なく上がっていく痛みを、後期高齢者が自ら自分の感覚で感じ取っていただきたい」。
日本人は古来より、先祖を敬い、お年寄りを敬う素晴しい伝統がありました。しかし、我が日本国政府=自民党・公明党が進めている政治のもとでは、お年寄りは敬われる対象ではなく、「社会のお荷物」扱いになってしまっているのです。それを当のお年より自身が敏感に感じ取っておられるのです。
「私なんかが長生きしちゃあいけんのやね。だけんども、自殺したら残った家族が世間からなんて言われるか。それを考えたら自殺も出来ん。なんでこんな世の中になってしもうたんかねえ・・・」
命からがら戦争をくぐりぬけ、戦後の貧しい時代に身を粉にして働いて子ども達を育ててこられたお年寄り達に対して、なんという罰当たりの政治でしょうか! 道路特定財源に固執して、ムダな高速道路をつくるだけでなく、道路特定財源から役人の住宅を建てたり超豪華な米軍住宅まで建ててやるようなデタラメな政治を続ける政府の連中に、このお年寄り達の叫びはまったく届かないのでしょうね。日本の安全保障って、まずは国民が生活の不安なく過ごせて、長寿を喜べる社会であること、を抜きにして語っても意味がないでしょう。
何のことかと思ったら、今年4月から実施されるという「後期高齢者医療制度」のことでした。75歳以上の人を「後期高齢者」として他の年代とは別の新しい保険に加入させる。これまで社会保険の家族扱いだった人も国保の世帯主以外の人も、75歳以上の人はみんなこの制度の加入者にさせられ、保険料を納めないといけないし、受けられる医療にも制限がもうけられる、というのです。その言い分がすごいのです。「医療費が際限なく上がっていく痛みを、後期高齢者が自ら自分の感覚で感じ取っていただきたい」。
日本人は古来より、先祖を敬い、お年寄りを敬う素晴しい伝統がありました。しかし、我が日本国政府=自民党・公明党が進めている政治のもとでは、お年寄りは敬われる対象ではなく、「社会のお荷物」扱いになってしまっているのです。それを当のお年より自身が敏感に感じ取っておられるのです。
「私なんかが長生きしちゃあいけんのやね。だけんども、自殺したら残った家族が世間からなんて言われるか。それを考えたら自殺も出来ん。なんでこんな世の中になってしもうたんかねえ・・・」
命からがら戦争をくぐりぬけ、戦後の貧しい時代に身を粉にして働いて子ども達を育ててこられたお年寄り達に対して、なんという罰当たりの政治でしょうか! 道路特定財源に固執して、ムダな高速道路をつくるだけでなく、道路特定財源から役人の住宅を建てたり超豪華な米軍住宅まで建ててやるようなデタラメな政治を続ける政府の連中に、このお年寄り達の叫びはまったく届かないのでしょうね。日本の安全保障って、まずは国民が生活の不安なく過ごせて、長寿を喜べる社会であること、を抜きにして語っても意味がないでしょう。