我家にはDさんとNさんと言う、2匹のカニンヘンダックスフンドが居ります。
いや、居りました・・・になりますね。
Dさんはブラック&タンの毛色で最初に我が家にやって来たワンコ。
そのDさん、突然ですが7月2日に永眠しました。
12歳と3ケ月、十分生きたとは言え小型犬にしては短いかもしれません。
その日は朝も普通でした。
いつも通り6時半頃起床して、ワンコ達の頭を撫でながらオハヨウの挨拶。
2匹とも水が減っていたので水皿に飲料水を補充して、その水をDさんもNさんもペロペロと飲んで。
心なしかDさんの飲む量がいつもより多い?と感じた位で違和感は無かったんですが。
その後7時過ぎにカエルが鳴く様な変な声がして。
どうもDさんが何か吐き出そうとしていたみたい。
様子を見に行くと、動いては嘔吐しようとするんですが何も出ない。
今度はトイレに行って排泄しようとするも、何も出ない。
何だろう・・・!?思いながらも、時間と共に各々職場・学校へ出発。
その数時間後、奥様が号泣しながら電話してきて。
奥様が先に昼過ぎに帰宅した時には、既にDさんは永眠してた様子でした・・・。
突然の事で何が何だかわかりませんでした。
よくよく見てみると、お腹周りが異様に張ってる。
これは後から分かったことですが、死因は『胃捻転・胃拡張症候群』との事です。
小型犬には珍しい様ですが、胴が長いダックスには珍しくないとの事で。
主な原因に『早食い』と言うのがありましたが、我家のDさん、恐ろしい程の早食い犬でした。
噛んでないんじゃ!?と思う程の早食い。
それだったのかな・・・。
昨夜食事を与えた時も、いつも通りの早食いでしたし。
加えて加齢もあるので、色々重なったのかな・・・。
何となく苦しそうにしてはおりましたが、悶絶するような感じも無く静かにケージの中で静かに眠って逝きました。
奥様と結婚して家を買い、早々に我が家にやって来たDさん。
奥様と一緒にあれやこれやと犬の玩具を買いに行ったり、色々な道具を探しに行ったり。
その時の楽しさは今でも鮮明に覚えてます。
思い出が有り過ぎて、40半ばのオッサンですが涙がしばらく止まりませんでした・・・。
朝自宅を出てから、奥様へ『様子、どぉ?』と連絡した際に奥様が撮影した写真が、生前最後の写真となりました。
この後2~3時間後にはDさんは静かに旅立って行きました。
いつもは仕事から帰宅すると、全力で走って来て飛びついて来たDさん。
ですが今日はいつもの走り寄る足音がありません。
居るのはタオルに包まれて、ソファの上で大人しくしてるDさん。
実際に目で見てしまうと、嫌でも現実が頭に入って来ます。
無知だっただけに悔やみ切れませんが、もし『胃捻転・胃拡張症候群』と言う症状を知っていたら・・・。
もし朝の段階ですぐに病院に連れて行ってあげていたら、もしかしたら!?など、後悔の念ばかり頭に浮かんでしまいます。
写真の表情は、いつに無く悲しげな様な優しさを感じる様な。
もしかしたらこの後、自分がこの世を去るのが分かっていたのかもしれません・・・。
人間の勝手な解釈かもしれませんが、何だか・・・お別れを伝える表情にも見えて来てしまいます・・・。
しかし、後悔ばかりしていてもDさんも浮かばれないと思うので、前を向いてDさんをしっかり供養してあげないと。
代々、我家のペットがお世話になってるペット霊園に連絡をして、本日火葬してもらって来ました。
現実的な話、寒くないこの季節、時期的に痛みの進みも早そうだし、亡くなってから惨めな姿にはさせたくなかったし。
そして何より、そこに”姿”がある限り、我々の中で『区切り』が付けられない気がして・・・。
綺麗に火葬してもらい、再び我が家に帰って来たDさん。
ケージ等はもう少し気持ちが落ち着いてから片付けるつもり。
でも我が家にはNさんが元気でいる訳です。
そんなNさんも、いつも居たDさんが居ない事に違和感を感じてる様で。
やたらと寂しそうに我々に寄り添って来ます。
2匹が元気の時は、Nさんはマイペースなのでそんな事は無かったんですが。
寝る時も自分のケージ内のベッドでは寝ないで、Dさんのケージの入口前で寝てるし。
何か感じる物があるんでしょうね・・・。
Dさんの分もNさんに愛情を注いであげて、思いっきり可愛がってあげよう。
Dさんから貰った今までの色々な思い出を感謝すると共に、あの世で楽しく過ごしてる事を願います。
娘と妻が犬飼いたいと言い出した時に反対しました。
理由は自分より先に逝くから。
でも、今は飼って良かったと本当に思ってます。
大事な家族ですから。
ボーさんの悲しい気持ちわかります。でも前向きに気持ちを切り替えてNさんに愛情を注いでください。
今回の件を娘さんにもちゃんと説明して命の大切さを教えてあげて下さい。
そして気持ちが落ち着いたら頃、Dさんの話を家族皆んなでしてあげて下さい。
それがいちばんの供養になると思います。
正直最初は現実を受け入れるのに混乱しましたが、火葬してあげて骨壺に収まった姿をみると現実として実感しました。
幸いな事に2頭飼いだった為、完全な虚無感は避けられましたが・・・やはりペットと言えども家族なんですね、喪失感は否めなかったです。
実は気持ちを引きずっているのは私みたいで、女性陣は気持ちを切り替えて居る様です。
男女の違い・・・でしょうか(^^;
とは言え、娘には『命』と言う物の尊さを目の前で学ぶ事が出来た、貴重な出来事だったと思います。
今ではNさんをこねくり回して可愛がっております。
小さな『犬』でしたが、10数年の間にもらった思い出は貴重な物となりました。
ERKちゃんと奥様も沢山の楽しい出来事が待っていると思いますよ!
柴犬の1歳・・・可愛いさかりですね~!
くまさんも可愛がってあげて下さいね!
(実は一番溺愛してたり・・・??)
優しいお言葉、有難う御座いました。