ボリビア カミナンド記

伊藤若冲展 沸騰

伊藤若冲展の会期が24日までというので、
ウィークデイの昨日、朝10時過ぎに上野の都美術館へ出かけました。

なんと、もうすでに3時間待ち!という案内係の看板にちょっとたじろぎました。

1時過ぎまでこの暑い中、並び続けるの!想像するだに恐ろしや!

午後は少しすいているという話だったので、

2つ目の予定、渋谷の美術館へ先に行くことにしました。

渋谷・松濤の閑静な豪邸の立ち並ぶ一角にありました。
これがなかなか見つからなくて、道を聞こうにも誰も通りを歩いていない!
東急本店のすぐ裏なのに炎天下しばらく時間がかかってしまい、ついたころには汗が噴き出る始末。
でも、無事つきました。



戸栗美術館と言って、陶磁器専門の美術館。


こっちは会場に数人の鑑賞者がいるだけの落ち着いた雰囲気。
1階ロビーも落ち着ける感じでした。


今回は古伊万里の展覧会、伊万里とか、鍋島とか、古九谷などに興味があったので、
丁度いい機会と思い足を延ばしました。

伊万里焼の変遷など、実物の磁器とともに詳しく説明があり、興味深いものでした。
それに、多様な作品の一つ一つが素晴らしいものでした。
明治、大正のころには我が家の先代もこのような雑器を使っていたように聞いていましたので、
そういう意味でも興味深い展覧会でした。


午後3時半ごろ、念願の若冲展へ再び行くと、行列は午前中と変わらず続いているのでした!
看板には160分待ちの表示が。
案内係が「混んでいるのは今日だけではありません!」と叫んでいるのがおかしかったですね。

予定では入室が5時過ぎです。
見ないで帰ろうかとも思いましたが、せっかく来たのだから、結局並びました。


やっと美術館が見えてきました。
そしてほぼ予定通り、5時20分ごろ入ることができました。


でも、中では作品のそばに近寄るのは辛抱強く並んで待たなければなりません。
立ち止まらないで、右から左へ一歩ずつ進んでください、などと常に案内係が叫んでいます。

あの有名な象の絵などは一部分を見ただけでした。
一個一個の四角をつぶさに見てきましたし、
鶏の目の勢いもしっかり確認してきました。

植物菜絵がやっぱりよかったですね。
宮内庁所蔵でなかなか見ることができないものです。
圧巻でした。

若冲は超人ですね。超高い技術を持った人です。
技術だけではなく、並々ならぬ感性と忍耐力を備えた人。
それが彼の絵を高みへ押し上げています。
すごいものを見たなぁと思いましたね。

こちらは超疲れて帰って、万歩計を見たら15,000歩強でした。

スマホを買って以来、初めての記録です。
あ、スマホの万歩計を使っているものですから。

ミロのビーナスもツタンカーメンもモナリザも3時間もは待たなかったなぁ・・・

今回は私の中で一番の待ち時間でした。

なぜ、こんなに多くの人が見たがるのか、
今までそんなに重要視されてなかったのに、ね。
NHKで何種類もの特集を組んだのが功を奏したのか、
理由はいくつかあるでしょうね。


金刀比羅宮の天井絵を若冲が描いているのですが、
まだ見ていません。
今度はそれを見に行こう!
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