ボリビア カミナンド記

コマンダンテ

今日は上野の都美術館へ二元展に出品している知人の作品を見に行ってきた。


「白い風の記憶」というのだそうだ。

あまりよくわからない・・・












そのあと、ボリビアで一緒だった元青年協力隊の友だちと渋谷のユーロスペースというミニシアターで上映されている「コマンダンテ」という映画を見に行った。

なかなかいい映画だった。歴史とか、政治とか、中南米とかに興味がある人ならオススメです。

コマンダンテというのはスペイン語で司令官という意味。
ここではカストロ議長の事です。
カストロ議長はキューバではコマンダンテと呼ばれて大衆から支持されているらしい。



監督はオリバー・ストーン。カストロ議長にインタビューするのもオリバー・ストーン。オリバー・ストーンがインタビュアーとしてカストロに聞くスタイルの実録映画。全編を通じて、カストロがしゃべることをカットせずに映画にしたそうで、全米で上映が禁止されたそうだ。

チェ・ゲバラは実はカストロとけんかしてキューバを出て行ったのではなく、

その時ゲバラにはキューバでやることがもうなくなっていたこと、

もっと長くいたら革命のさなか、国外に出にくくなるだろうから出て行ったのだ、

とカストロは言っていた。

本にはけんかして出ていった、とあるけどね・・・

その後、彼はボリビアで政府軍に殺されるのである。

フルシチョフとは気があったんだ、とか。ケネディ、ブレジネフ、ニクソン、など米ソの大統領の事が出てきて、もっと政治を勉強していれば話がよくわかったのに・・・と、ちょっと残念に思いました。

最後にオリバー・ストーンが世界はこの後、どうなっていくのか、と問うと、多くの人が同じ質問を自分にしてくると言っていた。

50年後には地球は100億人の人口を抱える事になる。
今のように資源を人間だけに都合のいい使い方で使っていると、地球に未来はない、と厳しい答えが返ってきた。本当にその通りなのに、先進国は現在の資源の使い方を変えることができそうにありませんね・・・残念ながらー



最後の写真は今日の待ち合わせ場所。渋谷のハチ公前ではなく、ハチ公の反対側にあるモアイ像前。
これ、私は初めて見たのだけど、なんだか、首だけと言うのもちょっと変ですね~なぜ、ここにあるのでしょうね??

コメント一覧

カミナンド記
ゴロスケホッホ様
印象の強い景色は何度も頭の中で再現されるもののようですね。
私も帰国後1年3ヶ月になりますが、まだまだボリビアと共にいます。

ボリビアは南米の中で比較的危険度の低い国でしたが、それでも3ヶ月前、銀行で下ろしたばかりのお金が銃を持った賊に奪われその時被害者は指を銃で撃たれました。これは私が住んでいたサンタクルスで起こったことです。

コカのシンジケートのあるコロンビアや、反政府ゲリラが山の中にいるかもしれないというペルーなどは、やはり、銃による犯罪に巻き込まれる危険性がありますねー。
断念してよかったと思いますよ。

ラパスではブロッケオという道路封鎖ストがあると、時には暴徒化した市民を鎮めるため銃を持った軍隊の出動もあるところです。こわっ・・・

ゴロスケホッホ
未だにラ・ラヤ峠を越えてブーノを見下ろした風景と、前方に広がるチチカカ湖の景色が消えません。
この湖の直ぐ先がラパスだと言うのに、道中で二度麻薬と銃器検問を受けて「銃器を持った奴が居るので、この先は危険止めろ」で断念、マ南米だからと自分に言い聞かせたのですがね。
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