毎年少なくとも3回はバラトの奥地になる月沼に入漁する。石狩川と並行してトメと言われる堰堤がある。牧場の岸辺が私の好きな釣り場である。映画のロケにも使われた。時々馬が水を飲みに来る場所だ。周りに大きな木が無いので立ち込んで釣るには最適である。
立ち込んで釣っていないと釣りをしている気がしないからである。ただ釣りから帰ると洗浄しなけりゃならないものが多いのに閉口する。洗剤でよく洗って干しておかないとドブ臭くで叶わない。車の中もドブ臭いのが1週間くらい続く。にわか雨と風が強いので、近所のおばさん方を乗せたが、開口一番「何この匂い」、閑話休題。
昨日は、いつもの定席に入ったが、午前9時過ぎてもコブナ1匹、水は冷たい。前にカミさんをここに連れて来た時に、小川に温泉が湧き出しているのを見つけていた。その小川前はあべちゃんの定席で、やはり水温のせいかもしれないが圧倒的な釣果である(昨日の写真)。そこに移って、風にたなびく竿を眺めていた。私のS社の2号磯竿は胴調子でゆらゆらが大きくフナのアタリが分からない。
隣に並んだアベチャンの竿は宇崎日新の2号、風の中でも先調子でアタリが取れている。一緒に移ってきたアイナメさんは、同じ竿の1.5号先調子、串焼き釣法で捌いていたが、ほぼ確実に魚をゲットしている。私はといえば、二人の竿をじっと眺めるだけである。淡水で優勝できない原因の一つが分かったような気がした。