昔、道東の病院で、当直した時、明けてから、釣り好きなスタッフと、近くの河に、イトウ狙いの釣りに行きました。
さっぱりアタリもなし、釣れないので暗くならないうちに、帰ることにしました。連れが、先に川岸の小さな崖を昇ったあとに、ついて昇ろうとした時です。今まで嗅いだことのない異様なにおいがしました。「後ろを振り向かないで、ゆっくり、昇ってきなさい。と言われ、竿を渡し、ゆっくり昇って行きました。なんと。大きな熊が、ゆっくり、離れて行きました。釣り具やリュックなどの荷物を車に積んでもらい、帰ってきました。命拾いをしました。動悸はなかなか、収まりませんでしたが、よく無事で帰れたものと、思っております。熊の出そうなところで、釣りをする場合、何か異様な臭いにおいがした時には、静かに、退散した方が良いと思います。好奇心で、ニオイの元を探さないのが無難です。熊も私も、お互い、背中を見ましたが、顔を合わせておりませんでしたのが、幸いでした。今でも、ニオイの強いものを食べる時には、思いだします。トラウマになってます。決して、生ゴミを釣り場の近く、熊注意の看板の近くには、捨てないで下さいね。熊出没の場所近くには、ひとりで近づかないことです。決して、刺激しないで下さい。