ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

カツオの血合いとニンニクまぶし漬け

2011-06-03 14:01:28 | 釣り

エリモの朝満潮は岩場に出て行く釣り人には逆潮にあたりますが、私のような岩場にはへたれな平磯マニアには最高の潮です。昨夜名人会のしの兄さんから懇切丁寧なエリモ攻略の手紙を頂き、意を強くして今週末のエリモに挑むことになりました。私が入ろうとしていた場所のチョット左を推薦されました、時化でも雨が降ってもここに決めました、釣果に拘りません。

バスで降ろされてから朝の満潮迄は、勿体無くて場所の移動ができないでしょう、どんどんとイカゴロとコマセをうち続けるのですから、留萌の大会で残したイカゴロやコマセはきれいさっぱりとエリモの魚達の養殖用に撒いてきます。

6月に入って初夏の雰囲気になりました。医釣会の釣童さんが震災地気仙沼の小児診療から無事に帰ってきました。今日は釣童さんから借りた本(川村軍蔵著「魚の行動習性を利用する釣り入門」)のニンニク部分の実践です。非常勤の私にも昨日新しい法人名の入った名刺が配られました。私を採用していただいた前のオーナーが、体調を崩されて後輩に譲られた職場もこれでやっと落ち着きを取り戻しました。迷いなく、週末は釣りに専念できるでしょう。

非常な臭さですのでカミさんの留守に、冷蔵庫でゆっくりと自然解凍しているソーダカツオ5本を3枚におろし、ハラスの小骨部分はそぎ落としました。ボールにアイナメちゃんが食べやすい大きさに切って入れ、カツオの頭を絞って血合いをかけたものに、しの兄さんやH山さん推薦の卸しニンニクの業務用をタップリまぶして(上の写真)ビニール袋に密封しました。10年近く前に廃業した近所のK陽堂のオヤジさんに倣って、私もこの方法で造っていました。ニンニクは、誘引効果と摂食促進効果が有って養殖用のペレット飼料にも添加されていますが、川村先生の真鯛の嗅神経を使った実験では、ニンニク汁の濃度が10万分の1%になっても嗅神経の応答が見られます(下図)。私は数年来、淡水のコマセの処方にも業務用の卸しニンニクを添加しております、アカハラの身エサ作りなどにも冷蔵庫の中に常備しています。

 



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2 コメント

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鮭と熊 (ごへい)
2011-06-03 20:52:48
15年程前、仕事で北大薬学部へ行った時、そこの院生が鮭の嗅覚の研究をしていて聞いた事ですが、数キロ上流で熊が渓流を渡ると、川の流れに乗った熊の臭いで、鮭がザワツクと言う事を言ってました。
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Unknown (ボナ)
2011-06-03 21:22:27
ごへいさん、いつか嫌悪物質の臭い(臭いは悪いにおいで匂いはいいにおい)についてもまとめようと思っていました。川村先生も嫌忌反応のことを書いています。哺乳動物の皮膚から出るアミノ酸L-セリンは、熊の皮膚からも出ますが、ひとが上流で手を洗うと遡上中のサケは危険を感じて遡上を中止するということも書いています。撒き餌や釣り餌を素手で扱わない方がよさそうです。なおごへいさんがうかがっていたのは、北大薬学部に世界でも名の知られた嗅覚の研究者栗原教授がおりました。そこの研究室でのことでしょう。
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