今日のひとネタ

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人に歴史あり 中島らも編

2011年08月05日 | ラジオ番組の話題

 先週日曜のTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」の2時台は中島らも特集でした。元々そのコーナーはある一人の人物について親交の深い人たちにインタビューするというもので、この日は松尾貴史さん、鮫肌文殊さん、鈴木創士さんの3名が録音にて、後半のスタジオ生ゲストは長女で作家の中島さなえさんという豪華版。

 私はらもさんの本ならほとんど読んでるので、どうせ知ってる話ばかりだろうと思ってたら初めて聞く話だらけでした。例えば松尾さん。あるときらもさんと飲んでたら、ある落語家が松尾さんにすっごくからんできたのだとか。

 嫌だとは思ったけど芸能界の先輩だし適当に相手しながらも困ってたところ、らもさんがすくっと立ち上がってズボンのジッパーを降ろしイチモツを取り出して、その先端に自分たちの飲み食いした伝票をペタッと貼り付けて、その落語家の前につかつかと歩いていったとか。(らもさんのナニの先が吸引力があるというのはよく聞いた話です。宴会芸にしてたそうですので。)

 それで、「さっきまで気持ちよく飲んでたのに、アンタのおかげで台無しや。ここの払いはアンタにやってもらうべきや!」と言って伝票をくっつけたイチモツをその人の顔の前にグイっと突き出したところ、その頃はまだらもさんも顔が知られてなかったので、その落語家は「なんやこいつ。気味悪いわ。誰かどっかやってくれ。」と逃げだし、ナニで撃退してしまったという話でした。松尾さん曰く「デフォルメ一切ございません。」ですと。それと、松尾さんの出世作とも言えるビデオ「朝までナメテレば」ですが、あれはらもさんが朝生のビデオを持ってきて、「これのパロディをやったら面白いんとちゃうか?」と言ってくれたのがキッカケだったそうです。当時松尾さんは朝生自体知らなかったそうで、これも初めて聞きました。

 鮫肌さんはらもさんが劇団に注力しだした頃のことについて、メディアでの規制がきつかったのがその一因ということを紹介してました。爆笑問題の太田さんは晩年にらもさんと対談したそうですが、多分大麻で逮捕されたあとでそれこそ亡くなるちょっと前だったとか。その時にもメディアの規制についての話題がやたらと多く、太田さんは「この人はなんでそんなことばかりに拘るんだろう。つまんない人だな。」と思って、「このままじゃ喧嘩になる」とも感じて結構きつい対談になったのだとか。「そんなちいせえことに拘ってるのはもったいない。あんたほかに目を向ければもっと凄いことできんじゃないの?」と残念に思ったそうで、そう言われれば気持ちがわからないこともないような気が…。

 後半の中島さなえさんからは、高校生の頃にらもさんのバンドにコーラスで参加させてもらったときのリハの話や、結婚式での爆笑エピソード(もう離婚してしまったそうですが…)など、どっちも聞いたことない話が聞けました。

 偶然車でラジオを聞いたらたまたまらもさん特集だったのですが、すごくいい番組だったと思います。全部文字に起こしてとっておきたいような内容でした。それにしても、松尾さんがやってたらもさんの物真似は、もう完璧。あのダミ声の再現は最高でした。おかげで私もちょっと真似ができるようになったり(笑)