天馬空を行く

子どものこと、毎日のこと、好きなこと!を書いています。

コウノトリを待っていた頃 4

2016年02月25日 | コウノトリを待つ~4人目☆
その後、自分たち夫婦はどうしたら最後までいけるのか考えた。
が、考えてできるようなものではなかった。

痛いものは痛い
これが妻の言い分。

でも最初は誰でも痛いものだからと、ここは我慢して欲しかったのだけれど、それを強制するのもまた酷な話だと思って、途中でやめてしまった

ゼリーなども使って試してはみたけどダメ。

不妊治療の通院中に、先端に丸い玉が付いている棒を入れて広げる試みをした。
もちろん痛い

妻はその事を先生に告げると、
「これぐらいが痛くては赤ちゃんなんて産めませんよ!」と言われてしまった。

案外、女性の先生の方が、厳しく、冷たいのかもしれないと思った。

そして、これ以上、通院しても、あまり意味がないと思い、途中で止めてしまった。

ただこの結果、挿入は可能だと判断。
あとはやっぱり精神的な問題で我慢できるかどうか。

ここで2人で考えた。
完全な挿入が目的なのではなく、あくまで赤ちゃんを授かること。

以前に医師に言われた「女性としての楽しみは出産後でも味わえる」と言う事を思い出した。

「完全に挿入していなくても、入れるところまで入っていれば、赤ちゃんは授かるのでは」と思った。

若いカップルが、付けずに行為をして、一歩手前で出した結果、望まない妊娠となるケース。
これを逆手に取れば妊娠できるのでは?と考えた。

数ヶ月、基礎体温を付け、生理の日を付け、タイミングの日を見計らった。
そして一番妊娠のし易い日を特定し、この方法で試してみることにした。

コウノトリを待っていた頃 3

2016年02月24日 | コウノトリを待つ~4人目☆
長男を妊娠するまでの道のりが長かった。
そんな不妊治療をしていた頃を思い出しながら書いています。

治療のため診察してもらった我々夫婦。
結果、特に問題ないということで、その日は帰った。

帰る道のりはたんたんとしていた。

病院は比較的、閑静でどことなく都会的な駅の近くにあったので、ランチのために寄ろうと思ったけど、何となくそんな気分にもなれなかったので、パン屋に寄って、ランチを買って家に持って帰って食べた。

自分たちの不妊の問題を解決するには、どうしたらいいのか。
医師に聞いても、具体的な解決方法はなかった。

どうして妊娠できないのか。。。

実を言うと、それは赤ちゃんをつくるための行為が出来ないということ。

別にどこかお互いの体に問題があるわけではない。
最後の段階になって、妻が痛がり、それ以上は無理となり、行為を中断せざるを得なかった。

別にムードがないとか、焦ってるとかそんなことはない。
十分に出来る段階になるまで時間をかけている。

だけど出来ない。
どうしても痛くて、それ以上はやめて!というのだ。

男にとっては地獄
だけど、女にとっても地獄。

学生の頃からつきあって、結婚するまでの7年間
ずっとこの問題に頭を抱えていた。

色んな本を読んだりした。
ネットでも色々と調べた。

だけど、解決する糸口すら見つからなかった。

女性の医師は「精神的なものでしょう」という。

どうしても無理ならば、人工授精ということも可能ですよと教えてくれた。
妊娠すると、女性の間口が広がるので、女性としての楽しみはそれからでもいいのではと提案してくれた。

自分はそれでもいいと思ったが、妻はその提案には乗り気ではなかった。

ある時ある人のブログに、うちと同じような悩みを持っている記事を見つけた。

その奥さんの書いた記事には、旦那のモノが大き過ぎるために、痛くて出来たものではないと言う内容だった。

一瞬これかと思ったけど、改めて自分のモノを見て、それはないなと思った
寧ろ小さめ、いや普通…だと思う。
(自分で言うのもなんだけど)。

そしてここから妊娠まで長い道のりとなる。

コウノトリを待っていた頃 2

2016年02月23日 | コウノトリを待つ~4人目☆
不妊治療を受けようと病院を訪れた。
不妊を専門もやっている産婦人科だった。
出産はやっていなかった。

待合室で夫婦で心痛な面持ちで呼ばれるのを待っていると、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いた夫婦が数人
他は恐らく不妊治療を受けに来たであろう夫婦が待っていた。

赤ちゃんを抱く親子を横目で眺めながら、うちもあんな風になれるのだろうかと、不安になった。

妻はそんな周りの風景には目もくれず、問診表をひたすら記入していた。
かなり待つこと40分ぐらい。ようやく呼ばれた。

先生は男性。
「どうしましたか?」
と先生は問診表を見ながら聞いた。

うちの事情を話す。ちょっとびっくりした表情をしながら、先生は聞いていた。
そして、そう言うことならと、
「今日は女性の先生がいらっしゃるので、そちらに診てもらいましょう

男性の医師は気を使ったのか、検診をするのを、女性の医師にさせるようにした。
妻も初めてだったので、女性の医師で安心したようだ。

そして、また外で待たせられることに。

30分ばかり待って、呼ばれ診察室へ入ると年配の女性医師が待っていた。
そして先ほど男性の先生に話した内容をもう一度先生に話す。

それでは診察しますねと言うので、自分は別室で待機する。

「特に問題はありませんね」と先生。

一応、これからは基礎体温と生理の日を付けるようにしてください。
と指示される。

うちの不妊の問題は、特に問題なし。
そう、問題は別にあった。

コウノトリを待っていた頃 1

2016年02月22日 | コウノトリを待つ~4人目☆
我が家は子供が4人いる

結果的に子宝に恵まれた夫婦のように見えるけど、実際は長男を妊娠するまでに4年かかった。

不妊暦4年
これが長いのか、短いのかよく分らない。

1年もかからずに赤ちゃんを授かる夫婦もいれば、4年かかっても、10年かかってもコウノトリが赤ちゃんを運んできてくれない夫婦もいる。

こればかりは神さましかわからないと思っている。

不妊治療を続けている夫婦にとって、赤ちゃんが出来ないのは本当に辛い。
世の中では子供を捨てたり、虐待したりする親がいる中、切実に子供が欲しいと願っている夫婦もいる。

神様は本当にいるの?と思ってしまう。

結婚して1年も過ぎると、親は「まだ?」と聞いてくる。

幸いうちの親は、気にしてくれたのか、まったく聞いてこなかったが、妻の親、特にお母さんの方がしきりに赤ちゃんのことを気にした。

「もういい年なんだから、遊んでばかりいないで…」と。
会うたびに言われていた。

そして不妊治療中だと言えず、そのうちにとその場を濁して4年が過ぎていった。

後になって、義理の母はうちが不妊で悩んでいるとは全く考えもしなかったそうだ。
本当に遊んでいるものだと思っていたらしい。

うちの子に限ってとでも思っていたのかもしれない。

不妊で悩み治療する夫婦。
うちも1年ぐらい通院して治療を続けた。

たいていの場合、不妊治療は何らかの理由で妊娠できないカップルが通う。
女性に問題がある場合、男性に問題がある場合、はたまたその両方に問題がある場合、それぞれ個々によって事情は違う。

いづれにしても、出来るだけのことはして、後は妊娠を待ちわびている夫婦が多い。

うちの場合、ちょっと違った。
実は不妊治療する以前の問題があった

ベビー用品☆着々と準備をして

2014年05月30日 | コウノトリを待つ~4人目☆

うちの実家から赤ちゃん用の新しい肌着を送ってくれた。
取りあえず洗って干した。

まだ性別も確定していないのに、
おもいきっりピンクのベビー服も入っていた。

先週の検診、もう8ヶ月になろうと言うのに、
女の子かな~」と
相変わらずあいまいな返答

ただこれまでの経験から、男の子だと結構早い時期に、
分かってしまっていたので、
今回はやっぱり女の子かな。

今のとこ、名前、男の子しか考えてない。

そもそもうちにピンクの洋服が干してあるって事が、
とっても違和感


うちには男の子しか生まれないって思っている。

さて、ベビーベットも、ベビーシートも、ベビーカーも、
押入れからだして、埃を落としておかなきゃ。

着々とベビー準備の進む我が家。