かみさんが作るお手製の肉巻き焼きおにぎり
おにぎりに豚肉を巻いて、焼肉のタレで炒めたもの。
普通のおにぎりより全然腹持ちが良いので、子供の部活やサッカーの時に持たせている。
二、三日前の長男の部活の遠征に、このおにぎりを持たせた。
昼になり、部活のみんなで弁当を食べていた。
ある一人の後輩の子が、長男のおにぎりを見て、
「メチャクチャ、美味しそう!」と覗き込んできた
仮にここでその後輩の子を、リョウタと書く。
「じゃ、一個あげるよ」とリョウタにおにぎりをあげた。
「ありがとう」と言ってリョウタは、美味しそうに、そのおにぎりを食べた
リョウタは、自分が買ってきたコンビニのおにぎりを一つ、
「交換ね」と言って長男にあげた。
長男は、「ありがとう」と言って、それを受取った。
部活から帰ってきた長男からその話を聞いて、自分はとっても切ない気持ちになった
二階から降りてきたかみさんにその話をすると、かみさんも黙ってしまった
かみさんが長男に、
「リョウタ君に今度また作ってあげようか」と言った。
長男は、「余計なことしないで」と言って断った。
「あいつ、メチャ元気だから、大丈夫」と付け加えた。
そして長男は貰ったコンビニのおにぎりを、二口、三口で平らげ、
「シャワー浴びてくる」と言って、風呂へ行ってしまった。
次の日、娘のお迎えで保育園まで行った帰り、たまたま中学校の横でリョウタとすれ違った。
「こんにちは!」とあいさつをしてきた。
「こんにちは」と返した。
確かに元気そうだった。
去年の暮れにガンでお母さんを亡くした時の、13歳の悲痛な面持ちはどこにもなかった。
強い子だなと思った。
夜分に失礼致します🙇
今回の記事を読ませて頂いて、途中までは
『リョウタくんのご両親は、忙しくてお弁当作れないのかな…?』
と、思っていましたが、最後の文を読んで…
胸にズシン!と衝撃が来てしまいました😢
私も、とても胸が切なくなりました😣
昨年末にそんな悲しい出来事があったんですね…
奥さまの肉巻き焼おにぎり、愛情いっぱいでリョウタ君の心もお腹も嬉しかったでしょうね。
きっと回りを心配させないように、元気に明るく頑張っているんでしょうね…
彼がこれからも強く生きていけるように、影ながら応援したいと思いました。
ややご無沙汰しています。
おにぎり🍙の件は、お互い深い意味もなく、ただ美味しそうと言う理由で交換したのだと思うのですが、それを聞いた親の立場からすると、ちょっと複雑な気持ちになってしまいました。
リョウタに同情するわけではありませんが、やっぱり”大丈夫かな”と気にかけてしまいます。
部活もさぼらずちゃんと来ています。もし自分が彼の状況だったら、ちょっとまだ立ち直れず、部活どころではないだろうなって思います。
しっかりした子ですよ。
さて、うちの長男は先輩ぶるのがとっても苦手で、後輩の子とも上下関係を作らずに普通に接しています。
(父の自分もそんなところがあり)
きっとそんな先輩だから、おにぎりの交換が自然に出来たのかなと思っています。
コメントありがとうございました