正月早々に竣工式を行うということは、新規開設の事業所である。
開設予定は昨年の秋が予定だったらしいので、実際はかなり遅れている。
助成金や開設申請の許可などの関係で、建設工事も遅れ、箱の見かけは立派だが、突貫工事で粗い仕事が目につく。
ともかく、大きな箱もの。手抜きの無いよう基礎重視で、内部の造作はそれなりでという、暗黙の了解があろうかと思う。
工賃も値切りに値切っていることだろうし。
内装は高級家具を配置し、調度品もそれなりに銭がかかっている。
玄関エントランスには、観葉植物に胡蝶蘭の鉢植え、カサブランカやのよくわからないが派手な切り花がてんこ盛りに盛られた花かごが次々と届き、所狭しと置かれている。
箱と家具とお飾りはそろった。
一番大切な人材は…。
昨年開業ということで、スタンバイしていたスタッフは、やっと仕事ができるということで、給料がまともに入ることを期待していた。
それまでは、開設に関わる人材育成のための研修などの参加にのみ日当が払われる状態だった。
12月31日ぎりぎりまで前の会社で働き、1月4日から新たな気持ちで入社した男性スタッフ。
11月から働けると思い、12月支給のボーナスをもらわずに10月に退社し転職してきた女性スタッフ。
長年勤めた会社より条件の良い給料を提示され、ヘッドハンティングされた中年男性スタッフ。
他にももろもろの事情を抱えた外国人スタッフや引き抜かれてやってきたベテランスタッフなどが全員集結したのが、1月4日でした。
12月の半ばの顔合わせで紹介し合った人の中からすでに消えた人もあり、「なんで?」「やっぱりな・・・」が入り混じる。
同僚となるべくスタッフではあったが、私が関知するところではなく潔い決断に、よい再就職が待っていることを願うばかりでした。
偉そうになぜそう思うのかは、実に単純に夢に見るほど、\\\ここはやばい!自分には合っていない…辞めたほうがいい…ダメダメ///
わたしの第6感が微妙に訴えかける。
なのになぜに出発しだしたのかは、単に銭に目がくらんでしまったからです。
ここからが、またまた、しょうもない話に突入です。
開設わずか数カ月でもう辞めた人がいるなんて。
辞めた人にもいろいろ事情があるんでしょうけど、ちょっと…な雰囲気を感じる職場ですね。
ただ、世の中的にも不況で厳しい再就職環境。
辞めるも地獄、残るも地獄…。
どこの会社もそんな感じなのかも知れませんね。
雇うほうも雇われるほうも、それなりに〝覚悟〟が必要なんですね。
できるものなら自分の好きなことをして…
才能さえあれば印税生活!!
運があれば、宝くじ億万長者!
どちらも無理そうなので、地獄生活継続中ですね