年末から正月にかけて、田舎で一人暮らしをしていた姑が我が家に来ていた。
前の会社は24時間シフト制で盆も正月もなく、何年ぶりかでゆっくりした正月を迎えることができると思ったら…。
大人5人が建売の一軒家に暮らしているのだから、当然姑の寝場所もなく。
トイレに近い息子の部屋を何とか整理して、寝場所を作り、23歳の息子は10何年かぶりで親子3人で寝ることに。
旦那と息子は無言。母は嬉しい。
なんだかんだで、慌ただしく正月が過ぎる。
初の出勤日はなんと、会社の竣工式。
神主に巫女は衣装でそれなりに察しはつくが、同じようなスーツをきたおっちゃんたちは、会社の関係者なのかそれとも招待客なのかよくわからない。
まして、チョットよそ行きの服のおばちゃんに関しては、何しに来ているのかさえ不明な人たちだ。
自分の置かれている立場も分からず、ただ目立たないように立っていること1時間。
整形顔の派手なおばちゃんが、作り笑顔で仕切りまくっていたのが、ただ印象的であった。
祭事は滞ることなく無事にすみ、特設の神棚や紅白の幕にいすなどの類の片づけも速やかに行われた。
と、次になんとなく高級そうなスーツを着たごく普通のおばちゃんと、シュッとしたおっちゃんの二人連れがやってきた。
「ここには “気” が送られました。 素晴らしい “気” がどんどん入って来ます。云々・・・」としばらく続く。
気功師? 占い師? どうにも――― 胡散臭い ---
こんなものに大枚をはたくなんて、お金持ちのすることはようわからん。
まさか、職員の生年月日なんか見てんじゃないだろうなあ。と勘繰ったりもした。
時間は勝手に経つもので、いよいよ昼食会。
手伝いは当然職員として行う気持ちはあるが、関係者の席と来賓席があるらしいが、とにかく段取りがわからない。
しかし、大勢人が集まるとなんとなく、形は整うもので、職員もご相伴にあずかることになる。
豪華な松花堂弁当…ごちそうがぎゅうぎゅうに詰まっており食べきれない。
残すにはモッタイナイ食材ばかり。(お持ち帰りしたいなあ・・・)
ちなみに、お刺身の盛り合わせ・大きなエビのてんぷらのもりあわせ・有頭エビと高野豆腐と根菜の炊き合わせ・酢の物・香の物・魚の焼き物・
ご飯・お吸い物・・・これでもか!というくらい、弁当箱に詰まっていた。
ごちそうにケチをつけるつもりはないが、できればもう少しお上品に盛り付けてほしかったなあ (罰当たり?・・・)
職員の自己紹介は割愛され、会社関係者と建設業者のえらいさん、近隣地区の招待客の紹介が済むとさっさとお食事。静かに終了。
あとで、「内覧会に来ただけのおばちゃん連中を来賓席に誘導したのは誰なん!」と、大お局(注:つくり笑顔の整形おばちゃん)が叫ぶ。
おまけに、大お局のスポンサーの元夫にだれも挨拶がなかったと、大激怒。
本日の予定も段取りもわからず、おまけに何の指示もない中で、初めてのおつとめは、午後2時ごろ退勤となりました。
初出勤が何も段取りの分からない「儀式」(笑)とは…お疲れ様でした。
何だかお局様が諸悪の根源のような印象を受けますね。
「挨拶が無い」とか言う人間って、本当に器が小さいなぁと思いますね。
こういう人間に限って自分は誰にも挨拶しなかったりするんですよね。
こんにちは
一応冷静に事実だけを書こうと思っていても、
あれやこれやと思いだすうちにだんだんと、
よろしくないですね。ただの悪口大会になってしまいました。反省。
いつもながら、読みの深さに感服いたします。
確かに、器は小さいと思いますが、ちやほやされているうちに、人間ってどんどんおかしな動物になっていくのかな。
上に立つ人間は、(実るほど頭を垂れる稲穂かな)であってほしいものです。