迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[オキナワを歩く]その35・普通の海水浴場(c162)

2007年05月27日 | 旅する。
5月27日

与那原(よなばる)でバスを乗り換えて知念へ。

コザ十字路でバスを待っていたら、たまたま通りかかったキャサリンのママが「宜野湾に行くけど、車に乗りますか?」とわざわざ聞いてくれた。昨晩、食事を取っただけの客でしかないのに。

残念ながら、宜野湾まで送っていただいても、時間も手間もほとんど変わらないので辞退する。

コザに来なければいけない理由が、またひとつ増えた。

日頃の行いが悪いのか、まことに運悪くバスを30分、50分と待つ羽目になり、知念の宿に着いたのは午後1時を回っていた。

すぐに自転車を借りて東へ走る。

安座真ビーチは、久しぶりにみる、よく管理された海水浴場だった。

ライフガードがいて、「子どもだけで泳いではいけません」「シュノーケルは禁止です」「路上駐車はやめてください」などなど、アナウンスがしょっちゅう響く。

駐車場500円、シャワー5分200円、トイレの紙は販売機で……。

鼻白む思いばかり募り、客が密集するエリアを避けて「遊泳禁止」ゾーンで海に足を浸すだけにする。



[オキナワを歩く]その34・基地の隣で(c161)

2007年05月26日 | 旅する。
5月26日

ルートを普天間方向に取り、佐喜眞美術館に行く。

ここで丸木位里・俊夫妻の「沖縄戦の図」を観る。

観るのも辛いが、描くこと、語ることはもっとしんどかったはずだ。

屋上の6段と23段の階段を上がると、視界いっぱいに普天間基地がある。すぐ近くの沖縄国際大学構内にヘリが墜落しても、沖縄県警は現場検証すらできなかった。

この美術館は、基地のすぐ隣に存在することに、メッセージを託している。

さらに南へ。沖縄国際大学近くのキングタコス長田店にてタコライスチーズ野菜600円を食べる。噂に違わぬ豪快な盛りである。



[オキナワを歩く]その32・またまた自転車(c159)

2007年05月26日 | 旅する。
5月26日

ごーやー荘には、いいマウンテンバイクがある。昨年は海中道路を経て伊計島まで往復したが、今回は南へと向かう。

中村家住宅が最初の目的地なんだが、このあたりはグスクがあるだけあって、結構な上り坂がつづく。

着いた時には汗みどろで、まずは手と顔を洗い、汗を拭いて小休止。

本題の中村家住宅は古く、かなり大きい家で、地頭職も勤め、役人が泊まる離れもあるような格式を持ちつつ、農家の特徴も合わせもつ面白い建築構造だった。

帰るときにおみやげ売り場に立ち寄ると、冷たいさんぴん茶があったので、ひたすらお代わりしていたら、黒糖を出してくれた。

自転車なんで汗かいてしまいまして、と言い訳したら、クーラー入れますか? と尋ねられた。

クーラーは体が冷えるので遠慮したが、いろいろいい話も聞けたし、小1時間ほど休憩できたし、いいところだった。



[オキナワを歩く]その31・7番目の天国(c158)

2007年05月25日 | 旅する。
5月25日

コザでは昨年と同じごーやー荘に泊まる。今回はわざわざ週末に来てライブハウス巡りでもしようか、という魂胆である。

若者が入り口付近にたむろしていたので、〈7th Heaven〉に入ってみる。最近は何が人気なのか実地調査のつもりだったが。

中ではハードコアのバンドが次々とタテノリの曲を吐き出し続けていく。

いまいち乗り切れず、カウンターで飲んでいたら、イカレた米兵がジントニックを奢ってくれた。

店内はさまざまな人種がさまざまな楽しみ方をしている。ステージよりも客席の方がドラマチックな劇場のようだ。

そうしてみれば、チャージ800円、ドリンク600円でコザの夜を満喫とは安いものだ。



[オキナワを歩く]その30・じぇらーと(c157)

2007年05月25日 | 旅する。
5月25日

コザ在住のナオちゃんが運転し、知花まで送ってもらうなっちゃんとコザまで送ってもらう私と3人でドライブということになり、瀬底島に渡ってビーチから橋を眺めたり、許田の道の駅に立ち寄ったりする。

許田ではお目当ての「おっぱのおきなわンじぇらーと」のソフトクリームを食べて満足感に浸る。



[オキナワを歩く]その29・タイマーは5秒(c156)

2007年05月25日 | 旅する。
5月25日

偶然にもコザ在住のひとが泊まっていて、同じ日に帰るというので、便乗させてもらう。

こういうことがよくあるのも、結家マジックのひとつではある。

帰る前に記念撮影という段階で、私の携帯カメラのセルフタイマーが5秒であることが判明し、「大丈夫さあ」とタカをくくっていたら、2回続けて失敗した。

ということで、三度目の正直なんだが、被写体のやる気の無さが歴然だな。



[オキナワを歩く]その27・盛り沢山(c154)

2007年05月24日 | 旅する。
5月24日

結家の夕食は例によってひとり一品以上作れば参加できる方式で、時にテーブルに載りきらないのではないかと思うほどの品数が揃う。

今日は新鮮な山羊の刺身をはじめとして、アヤムゴレン沖縄風(私が作った。なぜか麩とゴーヤが入っている)など、とても食べきれないと思ったのだが、後半に参加した若者が見事にさらえてくれた。

合掌。



[オキナワを歩く]その26・さらば伊是名島(c153)

2007年05月24日 | 旅する。
5月24日

ふれあい民俗館まで、上り坂を自転車で頑張ったが、休館日だった。

「休館日 火・水・木」

って、そりゃないだろう。

しょうがないので東屋で昼寝。

この島で昼食を出す店は3軒あるらしいのだが、1軒はお休み。港のターミナルに行ってみればお昼は「バッフェ」(内地でいうバイキング、本来の英語buffetからすればバッフェの方が正しい発音に近い。ちなみにbuffetは元はフランス語で発音はビュッフェが近い)で750円だったので、迷わず決めた。

船が出るまで1時間。運天港では結家ヘルパーのいどちゃんが待っていてくれているはずなのだが。




[オキナワを歩く]その25・沖縄らしい家(c152)

2007年05月24日 | 旅する。
5月24日

伊是名島には銘苅家住宅というきちんと保存された旧家がある。

しかし、そこよりも普通に暮らしている家の方が魅力的に見えるのは何故だろう?

軒先では洗濯物が揺れ、来客に備えてか習慣なのか、お茶とお茶うけが載った盆が縁側に置かれている。

観光客に見せるためではなく、生活の場として赤瓦の古民家が昔ながらの石垣に囲まれて静かに息づいている。

伊是名集落はそんなところだった。




[オキナワを歩く]その22・尚円王金丸(c149)

2007年05月23日 | 旅する。
5月23日

伊是名島に着き、港からすぐの民宿に投宿。

「あー、ベッドメイクしてないかもしれない。もう夕食の準備に入ってるんで、お食事中にやりますから。いいですか?」

全然構いません。

荷物を置いて散歩に出かけ、さっそく尚円王金丸の像(名嘉睦念作)との対面を果たす。

尚円王金丸とは……自分で調べてね。琉球・沖縄史では徳川家康級の人物です。

その後、玉御殿・伊是名城跡まで歩いてみる。意外に近い。この島はその気になれば歩いて一周できるかも。