モズの眼

動かなくなった「心とからだ」の復活の記録

秋、酒蔵にて 

2012-10-30 | 読書、芸術

28日、中之条町で開催されている展覧会「秋、酒蔵にて」を観てきた。

中之条町にある旧廣盛酒造の酒蔵で開催された。

木工や陶芸、漆芸等の作家16人による展覧会。

テーマは「銀河鉄道の夜」

各自が銀河鉄道の夜をモチーフとした作品を展示している。

感心する作品も多くあったが、何より酒蔵に感動した。

多分醸造用タンクが設置してあったスペースがメインの会場のようだった。

薄暗い照明に照らされた作品群以上に、蔵の剥げ落ちた漆喰、腐食した金属の扉の質感などに鳥肌がたった。

前日の木工展でも感じたのだが、作為が見えてしまっている作品は小さくてつまらない。

自然の偶然や、人間が作ったものでも上記の蔵のように経年変化にさらされたものが持つ力には遠く及ばない。

 

 

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