「桜舞う」あさのあつこ

今日も晴れていると思ったら　にわか雨。
連休中はずっとこういう不安定なお天気なのでしょうか。

さて　あさのあつこの「桜舞う」を読みました。

	桜舞う
	あさの あつこ
	PHP研究所

江戸で町医者をやっている松庵の一人娘　おいち。
「小峯屋」の娘　おふね。
貧しい町人の娘　お松。

3人は手習いを一緒に学んだ幼馴染で　今も友人である。

それぞれが　自分の生活を送っていたある日
おふねが大変だと聞いて　おいちは江戸の町を走るが・・・・



死者の声を聞き　姿を見ることがあるおいちが
おふねの死の真相を探り当てる　ミステリー仕立ての時代物です。

人の役に立とうとするためにいつも貧乏な父を支え　がんばるおいち。
借金を繰り返す父をもちながら　幼い妹二人を必死で守ろうとするお松。
中堅で安定した店に生まれ育ち　鷹揚でおっとりとしているおふね。

三者三様の描写。

あさのあつこの時代物は　とても臨場感があって魅力的です。
背後にうごめく不穏な気配とあいまって　どんどん引き込まれます。

お勧めです。
ぜひ　ご一読ください。

いがぐりおは　ゴールデンウィークどこかへ行く？
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。＾＾／